けーほ365
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フランスパンは難しい

パンは根気さえ惜しまなければ、一応誰でも作れるシロモノだ。

イースト菌は湿度と温度さえあれば、がんばってくれる。
捏ね方や比率で味や質感、膨らみ方に差が出てくるが、
食べられないものができることはまずない。
とりあえず加熱された小麦粉に気泡が含まれていれば、なんとか食べられる。

酵母ってのは偉大なのだ。
生き物だから、自分でがんばってくれる。
しかし拗ねるたりもするから、
美味しいパンを作るために必要なのは、酵母の機嫌損ねない方法と、酵母の頑張りを見極めて褒めて、酵母の仕事を終わりにする(焼きあげる)タイミングを学びとることだ。
経験値として。

対してお菓子は物理的と化け学、あと美術の世界にある気がする。
育てる感覚はあまりない。


いろんなパン作ってきたが、
フランスパンだけは上手に焼けない。
他のパンとは比べ物にならないほど生地に含む水の量が多い。
そのなかでどこまで酵母に頑張ってもらうか。
そのタイミングがいまだ掴めない。

そもそも水分はどれくらいまで入れればよいのか。

水分の多いテロンテロンな生地をどう成型してやるか。

どうやって切れ目いれるか。


今でもフランスパン風のパンは焼けるけど
納得して「フランスパン」とよべないのだ…


さて今発酵している今日のフランスパンはどうなるやら。

未来をみない

日々苦悩の中にある。
この体になってしまった理由に悩み
なぜそれを与えられたのか、悩む。


何か私は罪をおかしたのだろうか。
生まれてからこれまでの過去に。
それとも生まれる前に。


もし罪に対する罰であったとしたなら
なぜ私はこんなに周囲に恵まれているのだろうか。
運に恵まれているのだろうか。


一番安らぐ布団の中でさえ
金縛りと悪夢が苦しめてくる。

それゆえ眠ることまで薬に頼り
起きることも薬に頼る。

なんと不自然な生だろう。

ぼんやりとした痛みの中で日々を生きることが
何か私の未来を変えるのだろうか。

私はどう生きたいのだろうか。
頭と体の痛みがなかったならば、「~をしたいから、これをやってみよう、がんばろう」と思えるのかもしれないが
いつまでも消えないかもしれない痛みの中では
なかなか未来が見えない。

だから私は未来をみない。
今日をどうにか過ごす。

未来を望んでがんばってしまった時、私は壊れてしまったのだから。
未来をみないほうが、うまくいくだろう。

数年前に比べれば
痛みとダルさは少しずつ減ってきた。
これからも減るのかどうかはわからない。

いつか痛みが軽い日が続くようになったら、
その時未来を探そうかと思う。


今みる未来は
今日こねたパンやお菓子が
明日うまく焼き上がるかどうか、という程度だ。

きっと、それだけでいい。

カヌレはよく眠る

金曜日、生まれて初めてカヌレを食べた。
ギザギザの釣り鐘みたいな形をしてるフランスのお菓子だ。

真っ黒で艶のあるパリッとした表面は蜂蜜の香り。
中はバニラとラム酒のきいたしっとりしたカスタード風の生地。

衝撃だ…

二個買って、一個は弟用だったのに
誘惑に負けた。

『マカロン2店舗で買っていっぱいあるから…許せ弟よ!!
 カヌレは次の機会だ!!』

うん。食べちゃった、二個めのカヌレ。
もちろんカヌレを買ってあったことは、弟には黙っておいた。


日曜夜に実家に帰ってきたのだが
やはりカヌレが忘れられない。

カヌレ型はないが深めのタルトレット型はあるので
作ってみることにした。

どうやら三日、最低でも二日はかかるらしい。
うーむ。

昨日バニラ風味をつけた牛乳を作って寝かせ、
今日は生地を作ってまた寝かせた。

過眠症のおかしだな。

明日やっと焼き上げ。


上手くいくかわからないがすっごくワクワクしている。
早く明日になーれ
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