未来をみない | けーほ365

未来をみない

日々苦悩の中にある。
この体になってしまった理由に悩み
なぜそれを与えられたのか、悩む。


何か私は罪をおかしたのだろうか。
生まれてからこれまでの過去に。
それとも生まれる前に。


もし罪に対する罰であったとしたなら
なぜ私はこんなに周囲に恵まれているのだろうか。
運に恵まれているのだろうか。


一番安らぐ布団の中でさえ
金縛りと悪夢が苦しめてくる。

それゆえ眠ることまで薬に頼り
起きることも薬に頼る。

なんと不自然な生だろう。

ぼんやりとした痛みの中で日々を生きることが
何か私の未来を変えるのだろうか。

私はどう生きたいのだろうか。
頭と体の痛みがなかったならば、「~をしたいから、これをやってみよう、がんばろう」と思えるのかもしれないが
いつまでも消えないかもしれない痛みの中では
なかなか未来が見えない。

だから私は未来をみない。
今日をどうにか過ごす。

未来を望んでがんばってしまった時、私は壊れてしまったのだから。
未来をみないほうが、うまくいくだろう。

数年前に比べれば
痛みとダルさは少しずつ減ってきた。
これからも減るのかどうかはわからない。

いつか痛みが軽い日が続くようになったら、
その時未来を探そうかと思う。


今みる未来は
今日こねたパンやお菓子が
明日うまく焼き上がるかどうか、という程度だ。

きっと、それだけでいい。