御堂筋本町の四季 | スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

画家ゴッホではありません、画家ごっこです。

浮世絵名所の再発見をコンセプトに自分の気に入った名所を探して油絵を描いています。

そんなリタイア後の画家ごっこライフや、美術についての受け売り雑話をアップしているブログです。


しぶりに”ごっこスーラ”の関西名所図絵を掲載させていただきます。



モチーフは<御堂筋本町の四季>


(陰の声:なんだ単なるシリーズものか、それに四季といっても3点しかないよ(;^_^A  )


陰の声は無視して・・・


大阪市を北から南に縦断するメイン道路に”御堂筋(みどうすじ)”があります。


(大阪市は南北の道は「筋(すじ)」、東西の道は「通(とおり)」と言うんだよ。)


まずは、モチーフの御堂筋本町の季節の風景を写真でご紹介。


秋の御堂筋
秋の御堂筋本町

御堂筋は梅田から難波まで約4km、道幅約50mの南行き一方通行
の道路だ。
この間には官庁、金融機関、企業のビルが建ち並ぶ大阪
の心臓部なのだ。
また、約1000本の銀杏並木でも知られている。


冬の御堂筋
冬の御堂筋本町

戦後の復興計画でビルの高さが原則50m、最高60mに制限されていた
ので、街並が揃っていますね。でも、最近は高さ200mまで許可され
るようになったそうです。
(陰の声:撮影日が日曜日なのでビジネス街は静かなもんだね。
でも、これはこれで、風情があるでしょ。)


春の御堂筋
春の御堂筋本町

ここ本町は、御堂筋の真ん中、大阪の心臓部と言ってもいい場所です。
正面のビルは大阪瓦斯ビルヂングだよ。



大阪ガスビル全景
大阪瓦斯ビルヂング

大阪ガスビル、またはガスビルと呼ばれ、大阪ガスの本社がある。
安井武男の設計で1933年(昭和8年)竣工の地上8階地下2階の
モダンな建築物。戦災もまぬがれて、現在は国の登録有形文化財。



御堂筋本町ブロンズ像
御堂筋ブロンズ像「ジル」 朝倉響子 作
御堂筋にはこのようなブロンズ像が数十作品も飾られているよ。


印象派 のモネ先生は、移りゆく光のドラマとして、

「積み藁」や
「ルーアン大聖堂」などの連作を描かれました。


ごっこスーラもこれに習い、この「御堂筋本町」の季節の移り変わり

を描いてみました。


(陰の声:光のドラマなんぞ望むべくもなく、単なる風景だけどね。)


またまた、影の声は無視して、


ごっこスーラの作品をご覧くださいませ・・・




御堂筋本町2月
私撰:関西名所図絵之内
御堂筋本町2月 (油彩・P8号)

冬、御堂筋名物の銀杏並木もすっかり葉を落として、戦前から残る
名建築大阪ガスビルも厳しいビジネスシティの顔をしているよ。
(陰の声:大阪も不景気だからね。Y(>_<、)



御堂筋本町5月
私撰:関西名所図絵之内
御堂筋本町5月 (油彩・P8号)

春になり、御堂筋にも緑の季節が巡ってきました。若々しい
銀杏の新芽は大阪のビジネスマンの活力の象徴です。
(陰の声:夏は緑が濃くなるだけだから描いてません。(>_<



御堂筋本町11月
私撰:関西名所図絵之内
御堂筋本町11月 (油彩・P8号)

錦秋に包まれる御堂筋。大阪第一のメイン道路の華やかさを
演出し、道行く人々の心もウキウキですね。
(陰の声:早朝にはギンナン拾いのおばちゃんもウキウキして
出かけてくるよ・・・大阪だね (^_^)v )


モネ先生には遠く及びませんが、1年かけて楽しく(?)描きました。


(陰の声:モネを出すのが間違いだよ、素人は楽しく描くのが一番
だからね。

皆さん、すみません。よく言い聞かせておきます。)




  <御堂筋本町の四季・了>




スーラ・ウタガワの
私撰:関西名所図絵・美術館のご案内


このブログの各ページで個別に発表した、スーラ・ウタガワ作品の
名所絵を場所別に集め「美術館」と称して再度アップロードしています。


第1室:大阪南部の名所図絵   開館中
第2室:大阪北部の名所図絵   開館中
第3室:大阪湾岸部の名所図絵  開館中
第4室:神戸地区の名所図絵   開館中
第5室:京都地区の名所図絵   工事中

*各展示室へのご入場(アクセス)はサイドバーのブックマークをご利用ください。

以上、ご案内申し上げます。     館長:スーラ・ウタガワ