MS: Oculus Riftとの提携を電撃発表。しかし実現したのはなんと… | みらいマニアックス !

MS: Oculus Riftとの提携を電撃発表。しかし実現したのはなんと…

本日Phil Spencer氏は、Oculus Riftとの提携を発表した。




Windows10(のPC)と組み合わせることで、Oculus Riftのユーザは、Xbox OneのタイトルをOculus Riftにストリーミングを通じて表示することができる。Oculus RiftはWindows 10に完全対応しており、DX12による処理速度向上のメリットを受けることができる。またOculus RiftはXbox Oneコントローラ同梱で出荷されるとのこと。これは発表において明らかにされたものだ。

半年前の時点では、Oculus RiftチームはソニーともMSとも提携するつもりはないと明言していたことからして、大変興味深い発表だ。もしもOculus Riftのサポートが単なるストリーミングに終わるのではなく、完全なXbox Oneのタイトルにまで広がるのであれば、MSはライバルのProject Morpheusへの対抗手段を手に入れられるのかもしれない。


NS: mp1st  Microsoft Announces VR Parnership With Oculus Rift


みらい的コメント:


XB1とO/Rをくっつけて何をしたいのかが理解できず、思わず繰り返し読んでしまった記事。O/Rは単なるストリーミング先でしかもWin10PCを使わないとダメ、とはちょっと想定外だったので…

だがMSはSidenoteで、VR機能は全く使えず単なるストリーミングのみ、VR対応については未定と明言していることから、まあ間違ではいなさそうだ。

提携として理解できなくはない。現時点ではMSはOculus Riftとのパートナーシップという売り文句を、Oculus Riftは専用のコントローラを手に入れた。メリットは双方にある。


とはいえ将来的にはあまり実を結ばなそうな提携に思える。

そもそもMS本体は明らかにVRではなくARに力を入れている(当然だ)ので、箱部門もOculus Riftのサポートには及び腰になる(に違いない)のが非常に手痛い。

フレーム間補完等への対応にはハードの性能の限界が厳しく、ドライバを作りSDKに組み込みといった作業にも多くの費用が必要だが、そんなカネがあれば時限独占の一本でも手に入れたほうがセールスにはずっと貢献する。



動画のようなコンセプトを考えたヤツは、まあなんだ……田舎に帰るんだな。お前にも家族がいるだろう。