近くのショッピングセンターに入っているビレッジバンガードに家族で買い物のついでに行くのが大好きな多読書評ブロガーの石井です。
今回のエントリーはそんな私の書店巡りの様子を実況中継風にお伝えしたいと思います。
先週もさっくんと奥さんが風船がいっぱいあるプレイランドで30分遊んでいる合間に、ももちゃんのベビーカーを引いて、ビレッジバンガードに潜入してきました。
■１冊目「婚活本」
まず店内入って、ベビーカーが進入できる道を探しながら進むと、料理本コーナーのところの婚活コーナーになんとなく目が止まりました。
実は次の日にシングルの人向けのセミナーの打ち合わせをスカイプですることになるのですが、そんなことはつゆ知らず、男心が分かる本みたいな類の本を手に取ります。あまり面白くありません。
どうも巷の婚活本はこれだあという本にあまり出会いません。
私は結婚してから人生がんばり始めた性質で、シゴタノの大橋さんと会うと毎回結婚ハックスの話になるのですが、どうも一家言ある分野の本というのは、素直になれない自分がいることに改めて気づかされます。
ちなみに婚活本でオススメは、シティウェディングの「ウェディング大作戦」です。私はここに書いてある通りの道筋で結婚しました。
■２冊目：手塚治虫の本「ガラスの地球を救え」
次に手に取った本は棚を移り、手塚治虫の本です。
手塚治虫が漫画以外に本を自分で書いていたことを初めて知りました。
自分の生い立ちのこと、いじめられっこだったこと、戦争体験、漫画に救われたことや社会問題に対する認識など、手塚治虫の根っこにある問題意識は、今の時代も全く変わっていないと感じました。
■３冊目：写真集「１３年間の家族のアルバム」
私は本を読むという行為は、自分の感覚に当てて本と対話することだと思っているのですが、写真集や芸術の本は、直接感性に訴えてくるものがあるので好きです。
以前やはりビレッジバンガードで見つけた「スモールプラネット」という写真集を紹介したことがありますが、今回は２冊紹介します。
「１３年間の家族のアルバム」川内倫子
この本を紹介するPOPの文言がすごくて、心を打ち抜かれました。
「死ぬということは、生きていたことなんだと思う」
写真集自体は、おばあちゃんとおじいちゃんが亡くなるまでの日常をたんたんと写したものなのですが、このキャッチフレーズを頭に残してみると、心に打たれるものがありました。
死ぬって怖いとも思うし、やっぱり死んだ後どうなるんだろうとかその先が分からないことに目が行ってしまいがちです。
ただ死ぬ直前まで「生きてきた」ということは少なくともその人の中では事実であり、その死ぬときに生きてきたことに思いを馳せて幸せだったなあと思えればそれでいいのかなと・・・そんな風に思わせてくれる本でした。
■４冊目：芸術「石田徹也遺作集」
そして最後に偶然手に取ったのが、「石田徹也遺作集」という本。
求龍堂
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もう吉野家がガソリンスタンドにしか見えない(笑) ！！！！！……ナマで見てきました 何事もまっすぐということだけが他人の心を動かす 生きる悲しみに満ちた画集 妥協なき意思今原稿を書いていて、この写真集と美術書が、「死」と「個人」という観点で繋がっていることに気がつきました。
石田徹也さんは、おそらくご自身なのだと思うのですが、全ての絵に同じ少年らしき人物がその風景に埋め込まれるように入りこんでいます。
ストーブから頭と手足が生えているみたいな感じです・・・
どうにも独特なレトロタッチの絵が印象に残るのですが、考えてみると芸術って風景の中に人を埋め込んでいくパターンて多くて、絵の中に「目」だけがあったりするだけで、気になってしまって何かメッセージを読み取ろうとしてしまったりします。
今回、音声セミナーのコンテンツを試行錯誤していく中で、結局伝わるのはノウハウの内容ではなく、自分のことをいかに伝えていくという他に手段はないなと感じました。
そして、先日お伝えしたクオンタムチェンジワークショップに行って改めて感じたことは、誰にでもその人のストーリーを持っていて、人の涙を誘えるだけものを皆抱えて持っているということ。
改めてその思いを確認させてくれたビレッジバンガード巡りでした。
【関連エントリー】
■妄想書評■現実と虚構の間「スモールプラネット」
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10288993829.html
■妄想書評■「３６５日たまごかけごはんの本」
■イベントレポート■クオンタムチェンジワークショップに参加してきました
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10433115116.html
【編集後記】
ちょっとほろにがな感じで終わった今日のエントリーでしたが、あっちこっちにいたずらしようとするももちゃんをあやしながら本を読むのは大変です。
多読書評ブロガー石井でした。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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