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2009-11-23 01:18:59

■セミナーレビュー■チェンジザドリームシンポジウム■ワールドカフェウィーク最終イベント報告

テーマ:レビュー:セミナーレビュー

多読書評ブロガーの石井です。


ワールドカフェウィークのクロージングイベント、チェンジザドリームシンポジウムがありました。


ファシリテーターは、APPの仕掛け人の鈴木ありえる氏。

チェンジザドリームシンポジウムは、セブンジェネレーションズという団体が作った映像を使ったワークショップなのですが、今回は、ワールドカフェのテイストとの融合を図った変則的な構成で行なわれました。


■映像と内省と対話


以下の3つの映像を見て、自分で感じたことを考え、考えたことをシェアしていく形でワールドカフェ形式で対話していくという形で進んでいきます。


【社会公正】
・一日20万人の人が都市へ来てほとんどの人がスラムへ
・犠牲地域って何?社会公正ってそもそも何?
→「当人にとっては全てが当たりくじ」


【環境持続】
・人口爆発と資源・エネルギーの需給関係
・生命の絶滅種、絶滅危惧種について
→「感じるには心の器を大きくしなければいけない」


【精神充足】
・先進国は「現実世界の夢」を認識すること
・キーワード「共生」byティク・ナット・ハン
→「自分達が思っていた思い込みに気づくこと」


■間に挟まれた印象的な「歩き回りワーク」


1.早足で歩き回ってください
2.ゆっくり歩き回ってください
3.2人組になってうれしい気持ちを相手に伝えてください×3


「急いでいると周りが見えなくなってしまう」
「否定されないことが分かっていると『安心』して『期待』できる」


■第一の対話「自分達はどこにいるのか?」

・個人の「自立」を目指して活動することで、かえって、周りの大切さに気づく。
・そして自分の意識の境界を拡大していくことができれば、「共生」という価値観を実感知を持ってもてるようになるのではないだろうか?


■第二の対話「自分達の思い込みは何か?」

・映像がいかにもアメリカ的、結論ありきの議論が嫌。
・環境問題と言われてもある程度エコを意識した生活はするが、スケールが大きすぎると自分ごととして捉えられない。
・漠然とした不安はあるがそれをどうしたら良いか分からない。


何か流れに乗った話になっていない気もしたのですが、これはこれで自分の中でも共感できる問題意識で、そこから出発しなければいけないという気が強く持ちました。


■第三の対話「歩き回りワークとこれまでの対話の共通点を探す」


・不安を払拭する一つの感覚として「否定されない」という感覚を持つこと

・不安を起こす要員として「否定されるかもしれない」という感覚があり、それを払拭することができれば、安心することができる。

・そして「否定されるかもしれない」という感覚は、往々にして自分の中の思い込みであることが多く、「受け入れてくれる人はいる」という感覚を持てることが大切。


■第四の対話「これから自分達が出来ること」

「発信していくことが大切」
「自分の周りの人を幸せにしていきたい」


久しぶりに対話の輪に参加して、このワールドカフェのイベントを続けて行なっていることの意義を再確認できました。


ワールドカフェの場は、今までしがらみにしばられない「フラットな感覚」を取り戻す場だと思っていたのですが、そうなれる原因が「否定されない」というルールがあることだと感じました。


また、運営側にいると、「対話」が成立しているかということをつい気にしてしまいがちなのですが、今回のワールドカフェウィークの実行委員活動などを通じても感じたのですが、そこにある「不協和」を取り除こうとするのではなく、包み込んで場に取り入れることが大切なのだと強く感じました。


ワールドカフェウィーク、1週間で17団体22開催のべ800名の方に参加頂くことができたようです。

今後もAPPや色々なところでのワールドカフェの輪が広がっていけば良いなと思います。


同時に、5月にもまたワールドカフェウィークを行なう予定ですのでよろしくお願いいたします。


【参考エントリー】

■セミナーレビュー■「さらさらの組織」ワールドカフェ読書会

■セミナーレビュー■「決めない会議」ワールドカフェ読書会

■セミナーレビュー■「カヤック会社案内」ワールドカフェ読書会


■書評■再読「ワールドカフェ」アニータ・ブラウン

■書評■生きる勇気をもらえる話「懸命に生きる子どもたち」池間 哲郎


【編集後記】

体調のこともあり、打ち上げは1次会だけで帰ったのですが、帰りの道すがら一緒に帰った方とU理論の話題で盛り上がり、聞くとあのクオンタムチェンジワークショップへの参加者の人がいました。


家庭内稟議進行中なのですが、やはりこれは参加しなくてはいけないということかと感じています。


2泊3日の研修への参加を目指す多読書評ブロガー石井より


本日も有難うございました。

2009-11-21 08:00:01

■「大前研一通信」雑誌レビュー

テーマ:書評:その他

多読書評ブロガーの石井です。


R+さんに献本頂いたレビュー本日締めのため3本連続レビューです。病気明けのタイミングだてらにきついです・・・


とはいえ本書はずっと気になっている雑誌で、今回改めて拝見して面白く読ませてもらいました。


記事の感想もさておき、この大前研一通信の構成としては、オリジナルの記事を構成するというよりは、ほとんどの記事は、大前研一氏や一新塾の方が、他の媒体各紙に寄稿した記事を集めて構成されています。


=行動読書=多読書評ブロガー石井による月間読書量101冊中のおすすめ本 書評ブログ ~リード&アクションで人生を変えよう!!~-大前研一通信

本号では、Voice、日経BP、夕刊フジ、ベルダ、プレジデント、NSジャーナル等の記事があげられています。

これらのすべての媒体をカバーすることは、通常難しいでしょうから、それらの記事をまとめて読む価値があるとすれば、本誌は非常に有用です。


■情報が集まり対話が行なわれる環境


依然大前研一氏の本を紹介した時にも同様のことを書きましたが、国家レベルのコンサルティング等もされているという見識の広さと反骨心あふれる大前研一氏の気質的なところだけでなく、各種のビジネススクールや政治経済を論じる団体を率いることによって、その中での行われている議論等も含めて表現・対話を繰り返す環境があるという点があります。


一部のエグゼクティブ集団や既に何事かを達成したというネットワークだけでなく、学生やこれから何かを始めようと考えている人も含めたネットワークとも、濃くつながっている接点を持っているという部分を私は評価しています。


■今こそ海外へ


円高の今こそ海外へというのが大前研一氏の主張です。

私の行なっているAPPの活動の関連でもメンバーの一人がベトナムへ単身飛んでいたりしますが、最近回りでもコンサルタント関係の人がアジアをターゲットに活動している人が多い気がしています。

(参考)http://viet-wakazo.jugem.jp/


■高速無料化について


本誌によると、「高速道路無料化」の最初の提唱者は、大前研一氏だとのこと。ただし、その計算根拠には、10年間の期間限定という形で、ナンバープレートに課税するという案が前提にあってのものだとのこと。


民主党から「使わせてもらってよいか?」という打診を受けてたにも関わらず、この課税部分を抜いて政策として打ち出しているところに問題があると指摘されています。


ちなみにこのナンバープレート課金制度は、自家用車で1万円、営業車で10万円、貨物車両で、自家用車で20万円、営業車で30万円の負担とのこと。結構な課税額ですが、これで現役世代で道路についての借金の先送りをしなくても良いとのこと。


高速道路を使いまくる車に対して課税処置があるので、大前研一氏の原案の方が、一方的に利益を得るという形でない点が評価できます。


■EUについて


鳩山首相が唱えている東アジア共同体を考える上でということでEUについての考察が述べられています。


武力なしに、人々の合意だけで、超国家を創ったというEUの成立過程を大前氏は高く評価しています。


マレーシアのマハティール首相のアドバイザーを18年つとめ、欧州のトップ企業32社とのEU単一市場を創るための合宿を行っていたという経験を元にした一意見としてみるべきものがあります。


今日の報道で、EUの初代大統領はベルギーの首相に決まったようで、本記事の中で議論されていたイギリスか、ドイツかみたいな議論とは違うところに決着したりもしていますが、一見の価値はあると思います。


【本日の紹介雑誌】


=行動読書=多読書評ブロガー石井による月間読書量101冊中のおすすめ本 書評ブログ ~リード&アクションで人生を変えよう!!~-大前研一通信


【テーマ別バックナンバー】

大前研一通信(ビジネス・サバイバルセット)
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【編集後記】


ワールド・カフェ・ウィーク、最終日になって初めて対話に参戦できそうです。


チェンジ・ザ・ドリームシンポジウムという映像ファシリテーションを使ったワールドカフェで溜め込んでいたパワーを発散してきたいと思います。


対話に飢えた多読書評ブロガー石井より


本日も有難うございました。

2009-11-20 23:59:59

■あなたはクーリエ・ジャポンのことどれ位知っていますか?「クーリエ・ジャポン12月号」雑誌レビュ

テーマ:書評:歴史・社会分析

多読書評ブロガーの石井です。


昼間に引き続きR+さんからの献本についてのレビュー記事になります。


先日、インフルエンザと診断される前日、クーリエ・ジャポン編集部訪問イベントに参加してきました。


そこで、クーリエ・ジャポン編集部にお邪魔して知った衝撃の事実の数々を踏まえて「あなたはクーリエ・ジャポンのことどれ位知っていますか?」という観点から紹介していきたいと思います。(どれだけ石井自身知らなかったんだということです・・・)


COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 12月号 [雑誌]

■クーリエ・ジャポンはどこまで日本の編集か?


クーリエ・ジャポンは、クーリエというフランスの雑誌と提携して発行している雑誌になります。


そうすると、クーリエという本国の雑誌の焼き直し部分が多いのか?と思われてる人も多いかと思います。


かくいう私も、ある程度本国の「クーリエ」の元ネタがあって、そのうえで日本版用にアレンジしているのかと心のどこかで思っていました。


結論から言うと、ほとんど焼き直しはなく、日本の独自編集で作られています。


編集していくための「媒体の入手ルートや入手条件」を共有している部分はあるものの、ほとんど全て日本における独自編集で作られています。



■クーリエ・ジャポンはどうやってできているか?



では、そもそもクーリエ・ジャポンはどうやって作られているのでしょうか。


これは良く見ると本誌にも書いてあるのですが、編集部へ乗り込んでよりイメージが沸きました。


こちらも結論から言うと海外の各種の媒体の記事を参考にして作られています。


各地域毎に担当の編集者さんがいて、主に月の前半を記事の探索に当てて、月の後半にかけて編集作業を中心に月刊誌を動かしているとこのこと。



■雑誌に埋め尽くされた編集室


編集室は、世界から届く媒体のコピーや、雑誌そのもので埋め尽くされていました。


いわゆるライターさんという人を使うことはほとんどなくて、編集者・翻訳者・デザイナーさんのスタッフの方の連携で作られているとのことです。


ようするにクーリエ・ジャポンという雑誌は、講談社という風土で育てられた編集者の方の目効きで、世界中のものすごい量の記事の中から、日本人にとって面白くて役に立つ記事を厳選しているという雑誌になります。


こうした編集方法で作られている雑誌は日本で唯一とのことです。なんとなくそんなかなあと思っていた方もいるかもしれませんが、こう表現されると見てみたくなってしまいませんか?



■創設者で編集長の古賀義章さんてどんな人?



クーリエ・ジャポンは、週刊文春、フライデー等の記者を歴任し、オームの信者と仲良くなる、普賢岳の立ち入り禁止区域を7年間撮影し続けた記録を出版するなどの枠にはまらない活動をずっと行ってきたという数々の武勇伝を持つ古賀義章さんという方が創刊した本です。


単に現在編集長という肩書きでいるというだけでなく、発刊のための社会の企画会議にかける段階からの、自身の1年のフランス留学時の人脈を生かしての水面下での動きから含めてのクーリエ・ジャポンの「生みの親」です。


ちょっと古い表現かもしれませんが、典型的なちょい悪おやじ風の渋いルックスと数々の面白くてスゴい伝説(編集部訪問後の懇親会で色々聞かせてもらいました・・・)を持って、おそらく今後色んなメディアでもどんどん取り上げられていく人なんだろうなと思います。


実は、インターナショナルな雑誌なので、結構固めのイメージを持つ人も多いかも知れませんが、良く見てみると結構やわらか系だったりフライデー系記事も多いことに気づきます。



■本号の特集「外国から見た日本」



人知れず5周年記念号ということで、今回の特集は、「外国の視点から見て、日本はどう報道されているのか」というテーマは、クーリエ・ジャポンの発刊の原点でもあるとのことです。



■まだまだこんな側面がある、クーリエ・ジャポン



以下のように、オンラインや携帯でもクーリエ・ジャポンの記事を購読することが出来たりもします。


□I-PHONEアプリでクーリエ・ジャポンが読める

http://courrier.jp/iphone/index.html

 無料版と有料版があります。


□ヤフー内でクーリエ・ジャポンが読める

http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/courrierjapon/

 XーBRANDという雑誌情報サイトで、クーリエ・ジャポンの記事を無料で閲覧することができます。


□ツイッターで編集X氏がつぶやいています

http://twitter.com/CourrierJapon

 結構編集裏話が「つぶやかれて」います。最近は編集長自らの実況中継式「つぶやき」も入っている模様です。


□ネットで目次の詳細が読める

http://courrier.jp/contents/index.html

 表示されている最新号の目次の各項目をクリックすると、更に+αの情報が見れちゃったりもします。


このレビュー記事コンテストという試みも実は業界初の取り組みだということで、色々と実験的な試みが行われているようです。


■フランスでの「クーリエ」購読者数は数十万部


なんとこのクーリエ・ジャポンのフランスでの購読者数は、数十万部もあるとのことです。これは人口比にして、週刊文春位の発行部数に匹敵するとのことです。


EUだとか植民政策を行ってきたお国柄という手前もあるのでしょうが、編集部訪問時にいたドイツ人の人が言っていたのですが、ドイツやフランスでは、家族で政治の話をするのが普通らしいです。国際感覚や政治に対する意識の低さということに対する危機感がやはり日本には少ないのではと改めて感じました。


ということで、クーリエ・ジャポン、どちらかというとマイナー雑誌であるから、購読の価値があるとも言える面もありますが、個人的思惑を超えて、日本にもっと普及してもらいたい雑誌だと心から思います。


【本日の紹介書籍】


COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 12月号 [雑誌]

講談社
おすすめ度の平均: 5.0
5 Nippon特集がすごい
5 「観念上のコミュニティも、大きくなりすぎると機能不全が始まる」

【定期購読はこちらから】


雑誌のオンライン書店Fujisan.co.jp

【R+企画関連エントリー】

■書評■:人と違った情報源を持つ「クーリエ・ジャポン11月号」雑誌レビュー

■書評■:「ツイッター 140文字で世界を変える」



【お知らせ】


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ツイッター 本ブログの元ネタの読書メモなどを公開中
 http://www.twitter/tadoku


【編集後記】

この編集部訪問の次の日にインフルエンザにかかりました。


同席頂いた方々は、私の勤務先の方針でいうと濃厚接触者となってしまいます。


今のところ同日接触した職場の同僚には感染していないので大丈夫だと思うのですが、インフルエンザ感染のなかったことをお祈り申し上げます。


その前の日雨にずぶぬれになって発症した多読書評ブロガー石井より


本日も最後までお読み頂きありがとうございました。


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