若者に広がる大麻、そして大学付属校
ここ最近、大麻での逮捕が相次いでいる。夏の大麻キャンプ、大相撲ロシア人力士の騒動 が大きくなり、俳優の加勢大周、法政大学生、花屋に栽培を依頼した男、そして昨日、慶應義塾大学の学生2人が逮捕された。
今、こんなに大麻が広がっているのかと思うと、驚きとショックである(>_<)
今回の慶應、少し前の法政に加え、昨年は関東学院大が印象に残ったり、その他にも複数の大学の学生が逮捕されているようだ。(11/1追記:同志社大学4年生女子も逮捕 されましたね!)
学年と年齢から、2人とも浪人して入ったのかと最初は思ったら、付属高校出身との事!高校で留年しているそうだそのため記事に対する意見では、大学付属校へも厳しい目が向けられている。
私自身も、卒業した大学入学までは挫折や苦労が多く、もともと(付属でなくても)推薦などで苦なく入った人達への反発みたいのものを持ってきた。
おまけに、母校の大学にも付属や系属校が複数あり
、ヤバい学生は皆この系列の学校出身だったので、その気持ちは学生時代に余計に強まった。そういえば後輩にも、付属校で留年したという子がいたなあ。。(ある同期の高校時代の友人。でも、この同期よりまともな奴でしたよ)
だから、記事へのコメントでも見られる「推薦制度をなくせ」の気持はよく分かります。
しかし、教員として複数の学校で教えてきた体験では、大学付属高校の生徒の方が、全体的により授業を聞く耳を持ってくれているように感じるのです。なぜなら付属高では、日頃の授業態度や学校の成績がそのまま進学に影響してくるから。
新任校も大学付属 ですが、その点はなかなか徹底している印象を受けます(今後お互い慣れてくると、どうなるか分かりませんが)。
「付属高校の生徒」と言っても、私の知る学校は1学年あたり10~十数クラスあります。慶応高の場合、1学年700人で18クラスと聞きますから、その中にも真面目な生徒もいれば、お坊ちゃんや少々ワルもいるでしょう。実際、ここで勤務経験のある知人によると、生徒達は結構しっかりやるとの事です。
出身大学の同期や上級生・後輩でも、付属出身は変な奴が多かったとはいえ、きちんとやる人はやりますし、そういう人の場合、受験で入ってきた学生に比べ入学時は理数系の力は劣れども、レポートなどを書く力は結構あるなど、私達とは違った能力を発揮し、次第に伸びていったりもします。
なので、「付属校出身」を一括りにして「だからダメなんだ」というのも、そういうルートで真面目にやっている学生に失礼だなと思うようになりました。
でもやはり、他の進学校の生徒が大学受験で必死になっている時期に、付属高校の生徒はそれに費やさずに済むとなると、時間的・精神的なゆとりは大きいと思います。
横浜・有○堂の参考書コーナーにて先日、色々な学校の高校生達が勉強の本を探したり立ち読みしたりしていた時、上述の現任校の生徒達の集団がそこを横切り、すぐ隣りの漫画コーナーに向かいマンガ本を買って行ったという対照的な様子を間の当たりにし
、「受験が無いっていいよなあ
」と思ってしまったものです(^^;
付属高校生の皆さんは(他大を受験する人は別ですが)受験がない分、その時間とエネルギーをどのように利用するかで、今後の人生への影響も違ってくるのではないでしょうか?もちろん遊ぶのも結構だけれど、悪い遊びは覚えないで欲しい。受験とは離れた立場から真の意味で「勉強」したり、部活に力を入れたり、趣味を持ったりなど、どうか有意義に過ごしてもらいたいと願ってやみません。
慶大生が学内で大麻売買 2人を逮捕
10月31日8時3分配信 産経新聞
慶応大の学生2人が学内で大麻を売買したなどとして、大麻取締法違反(譲渡など)容疑で、神奈川県警中原署に今月上旬、逮捕されていたことが30日、分かった。2人は容疑を認め、「興味半分だった」「大学近くのカラオケ店などで吸った」などと供述しているという。
逮捕されたのは、慶大商学部2年の内田浩太郎容疑者(21)=横浜市青葉区=と、経済学部1年の中村友士郎被告(20)=東京都台東区、起訴後に釈放。横浜地検川崎支部は30日、内田容疑者を起訴した。
2人は横浜市の慶応高校出身で、先輩と後輩。内田被告は夏ごろまで、同大のアメリカンフットボール部に所属していた。県警は2人の自宅を捜索し、乾燥大麻や吸引具などを押収。入手ルートや販売先などを調べている。
調べに対し、2人は「同じ大学の何人かと一緒に吸ったことがある」と供述したことから、同署は慶大の学生3人から任意で事情聴取。いずれも使用を否定したという。
同署の調べなどによると、内田被告は7月、横浜市港北区の慶大日吉キャンパスで、中村被告に乾燥大麻約1グラムを約7000円で売った疑い。
中村被告は、今月1日に自宅で大麻を所持していたとして、同法違反(所持)容疑で、現行犯逮捕された。中村被告は、今年6月下旬から7月に複数回、港北区のカラオケ店や自宅などで大麻を吸ったと供述しているという。
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■過去にも学生ら4人起訴 慶大常任理事が会見「対応遅れた」
慶大生2人が大麻取締法違反容疑で逮捕された事件で、同大の森征一常任理事らが30日、東京都港区の三田キャンパスで記者会見し、「学生の良識を信じていたが、大変残念で痛恨の極み。お騒がせして本当に申し訳ない」と謝罪した。また、同大の学生や大学院生4人が平成16年から昨年の間、大麻に絡んで起訴され、退学や無期停学処分としたことも明らかにした。
今後は、2人の事件を解明するとともに、ほかに大麻を吸った学生がいないか確認するため、独自の調査をすることも発表した。これまでは2人以外に、大麻を吸った学生を確認していないという。
大麻売買が学生の間でうわさになっていたことについて、大学側は「把握していなかった」という。
慶大では再発防止策は取られておらず、「対応が遅れてしまった。今後は対応策を考えないといけない」と述べた。
2人の処分については、神奈川県警の調べが終わった時点で決めるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081031-00000116-san-soci