露鵬&白露山が解雇、北の湖理事長も辞任!!
今日、北の湖は理事長辞任、露鵬・白露山の両力士は解雇されました。
この兄弟は精密検査でも陽性となり、それでも本人達は否定し、親方達も「弟子を信じる」とか、理事長は「他の機関で検査してもらう」などと言っていたようなので、急展開した感じです。とても残念ですが、やむを得ない処分でしょう。むしろ理事長辞任は遅過ぎるくらいです。
露鵬が「やっていない」と真剣に会見していた時は、信じてあげたい気持ちも少しありましたが、検体から高濃度の成分が検出され、しかもロサンゼルス巡業で吸っていた事が判明、師匠を始め日本中に嘘をついていたのだから、もう同情の余地はないですね!
とはいえ、近日の間に3人の幕内経験者が解雇という前代未聞の事態になってしまいました。。今度の日曜が秋場所との事ですから、既に番付発表もあったはずで、関取3人が空白になってしまうわけですよね?
なお、先月に逮捕・解雇された若ノ鵬 は、故郷にいた14歳だか16歳から常用していたとの事!それに気付かず入門させていたというわけですね。。今後は、入門の際にもう少し厳しく調査する必要があるのかもしれません。そして、外国出身者に対しては、日本の法律や習慣をきちんと教えるべきなのだと。
新理事長は武蔵川親方。師匠としての指導力などからも、角界の立て直しを期待したいと思います。
それにしても、大麻を吸った力士が解雇されたのに、昨年の殺人を犯した力士の処分はどうなっているのでしょうか?
「薬物」といえば、北京オリンピックのハンマー投げで、2位と3位の選手が同時にドーピング陽性反応が出たそうで、室伏広治選手
が繰り上げ銅メダルになる可能性が高いとの事正式な発表はないようですが・・・室伏さんがメダルを貰えるなら喜ばしいですが、この人の場合、前回も同様に銀から金に繰り上がり「また
」という感じですし、両大会共に表彰台で堂々と(アテネでは君が代が流れるはずだったのに!)受けとってもらいたかったと思うと、これらドーピング選手達には本当に腹が立ちます!
話は変わりますが、大分の教員採用汚職 に関して、21人の教員が採用取り消しになり、この件について今夜のNHK「クローズアップ現代」でやっていました。これに関しても教育に携わる者として、いずれコメント出来ればと思っています。
ちなみに今、2時間サスペンスで、裏口入学の事件を扱ったドラマをやっています(主演:小林稔侍)。母がこういうサスペンスものが好きなのですが、有名小学校お受験・医学部受験など、自分も苦しんできた事柄ゆえ、お芝居とはいえ何だか胸が痛みます。。
大相撲大麻疑惑:北の湖理事長が辞任…露鵬、白露山は解雇
大相撲のロシア出身兄弟力士、幕内の露鵬(28)=大嶽部屋=と、十両の白露山(26)=北の湖部屋=の大麻使用疑惑で、日本相撲協会の北の湖理事長(55)=本名・小畑敏満=が理事長職を辞任することになった。北の湖理事長は8日、東京・両国国技館で開かれた理事会で「責任を取って辞任する」と話した。露鵬、白露山は解雇が決まった。北の湖理事長の後任には武蔵川理事(元横綱・三重ノ海)を決めた。
同日開かれた日本相撲協会の再発防止検討委員会(検討委)には伊勢ノ海生活指導部長ら相撲協会の8委員と、日本アンチ・ドーピング機構専門委員の大西祥平慶大教授ら外部委員4人が出席。外部委員のやくみつる氏は欠席した。
検討委では、関取69人を対象に抜き打ちで実施した尿検査で露鵬と白露山に陽性反応が出た経緯が報告された。さらに日本で唯一の世界反ドーピング機関(WADA)公認の検査機関の精密分析でも両力士に陽性反応が出たこと、検査機関の精密分析の意義が説明された。このあと別室で待っていた露鵬、白露山を1人ずつ委員会に呼び入れた。
検討委は午前11時4分に終了。露鵬、白露山は国技館を退館し、引き続き、緊急理事会が開かれた。
検討委に出席したNHK解説委員の山本浩委員は「露鵬、白露山には尿検査の2、3日前に何をしていたか聞いたが、2人とも混乱して覚えていないと話していた。吸引については2人とも否定した」と語った。また、日本相撲連盟副会長の塔尾武夫委員は「両力士とも否定しているが、(精密検査の数値が)かなり大きいからね」と話した。
北の湖理事長は02年に理事長就任。今年2月の理事長選挙で4選を果たしていた。理事長の不祥事による任期途中の辞任は、1957年5月に、協会の相撲茶屋(現国技館サービス)の不明朗な経理問題で割腹自殺を図った出羽海理事長(元横綱・常ノ花)以来51年ぶり。
北の湖理事長は北海道出身。現役時代、24回の優勝を飾り、70~80年代に一時代を築いた名横綱。85年初場所限りで引退。96年の理事選挙で初当選し、理事は現在7期目。指導普及部長や事業部長を経て、02年に時津風理事長(元大関・豊山)に代わり、9代目理事長に就任した。
しかし、昨年の時津風部屋力士暴行死事件、朝青龍のサッカー騒動による2場所連続出場停止処分など、協会の体質を問われる事件や騒動が噴出。今回も8月に若ノ鵬が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕され、今月に入っては露鵬と白露山の兄弟が、日本相撲協会の抜き打ち尿検査で陽性反応が出る事態に発展。これに対し、北の湖理事長は、あくまで両力士の言葉を信じる姿勢を崩さず、協会内で理事長の指導力や資質に疑問の声が上がっていた。【上鵜瀬浄】