あなたから見たら、彼があなたを好きだと明らかなのに、

彼自身がそれに気づくのは

もっとずっとあとになることが多々あります。


男性は、自分が

「この人を好きだ」「この人がいなくなったらいやだ」

などと思っていることに、

なにかのきっかけがないと気づけないことが多いのです。


女性は恋愛について、自分の心を分析したり、

彼の心や二人の状況について考えたり、

相談したり話し合ったりするのが好きですが、

男性は自分の心をあまり分析する習慣がありません。


また、自分が彼女を好きだとうすうすは気づいていても、

どこかで「気付いたらダメだ」というような気持ちが働いて、

一生懸命彼女への気持ちから目をそらすことも多いです。


以前、私はただ、

「男性は自分の気持ちに気づかない生き物だなあ」

「自分の気持ちから目をそらすよなあ」

「否定するよなあ」「単に鈍いのだろうか」

「気づいたら負け、とか、くやしい、って思ってるのか?」

などと思っていました。


あるとき、人間心理にくわしい男性に聞いてみたところ、


「負けとかくやしい、とはちょっと違うんだよな。

男だって、会いたいなーと思ってたりとか、会えたときにうれしい、

ってのは、けっこうわかってるんだよ。

でも、『おれはこの人を好きなんだ』ってちゃんと認めたら

ゴールに向けて一直線に答えを出さないといけなくなる、と思っているから、

なるべくそこから目をそらして、認めないように頑張るんだと思うよ」


と言われ、

「その発想はなかった!」と目からうろこが落ちたいきさつがあります。


つまり、はっきりと「彼女を好きだ」と自覚してしまっては、

白黒はっきりしなくてはならなくなる、と

どこかで恐れているらしいのです。


白黒というのはつまり、

「彼女はおれのことを好きなのか」「両想いになれるのか」「付き合えるのか」

というような「結果」「勝ち負け」をはっきりさせるということです。


そして、自分の思いにはっきり気づいてしまったら、

結果を出さないといけないという一直線のレールに

乗ってしまうような気がするのだと。


だから男性は、本当はあなたと会いたいし、話せたらうれしいと思っていても、

無意識でわざとその思いをつきつめないようにして、モヤモヤさせておくことで、

今のどっちつかずのままでいられる、

と思っていることがあるというのです。


これは、男性ならではの直線思考だと思います。


そして、プライドに生きる男性ならではの思考、とも言えると思います。

白黒はっきりさせて、だめだったときに、

自分の自信が打ち砕かれるのが怖いのです。


このことを、例によっていろいろな男性に確認してみたところ、

「あー!言われてみれば、そうだ!」「たしかにそれはある」と同意をもらい、

私に想像のつかなかった心理を知ることになりました。


女性は、好きだということを自覚しても、それが即座に

「彼と両想いになれるのかなれないのか?」とか

「付き合えるのか付き合えないのか?」など、

一直線に白黒つけなくてはならないことだ、とは考えません。


「○○さんのこと好きなのー。キュン♪」

「明日も会えるかなー。ドキドキ☆」

「飲みに行こうって言われちゃったー♪社交辞令かなー…」

みたいに、いつまでもとは言いませんが、

ある程度はそのままの状態をドキドキしながら楽しめます。


また、似たような性質で、

女性は好きな男性のことを、いつも大事で一緒にいたいと思っていて、

男性はなにかきっかけがあったときに、

大事だとか一緒にいたいと自覚するという傾向があります。


たとえば男性どうしで旅行に行って素晴らしい景色を見たときに

「彼女と一緒に来たかったなあ」「これを彼女に見せたいなあ」と思ったり、

会社でトラブルがありすごいストレスを感じたときに

無性に彼女に会いたくなったりし、

そのときに自分が彼女を必要としていることに気づくことが多いのです。


逆にいえば、普段は彼女のことを忘れている時間が多いともいえます。


女性は自分が彼を大事だと思っていることに普段から自覚できていますが、

男性は重い恋の病にかかるまではぼんやりとしか気づいていません。


そして、恋の病の重さも、

彼に感情を自覚させ、思いをつのらせたりすることで、

ある程度女性側でコントロールできます。


でなかったら、水商売の女性が、男性たちを手玉に取る、

ということはありえませんよね。


「ああ、会いたい!」「抱きしめたい!」「いつ会えるんだろう…」

「顔が見たいよ…」「なにしてるんだろう」などと

彼が自分の気持ちをきちんと自覚する機会を作らないと、

彼はなんの危機感も、

あなたを思い通りにしたいのに

なかなか思い通りにできない切なさも自覚できず、

なんとなくこいつといるなあ、となってしまいます。


そうするとあなたは、たとえ彼とつきあったり、結婚したとしても、

彼に愛されていないような不安を感じ続けることになるかもしれません。


男性は、自分で自分の本心や感情をわかっていない、気づこうとしない、

という性質をしっかりと覚えておき、気づく機会を奪わずに与えてあげることで、

彼のあなたに対する情熱を保つことができ、

あなたの不安やモヤモヤは減ることでしょう。


このためにも…!


恋愛方程式の解である、


「私はあなたが好き。私は一人でも楽しくて幸せ。」


(参考:1-1.恋愛方程式の解 <1> <2> <3>


を体現できていると、自然と彼に自覚させやすいので、いいんですよね♪


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