今回は,いよいよ来週の月曜日(日本時間)に発表を控えた

第86回アカデミー賞の予測をしたいと思います。

第7弾となる今回は,脚本・脚色・外国語映画・アニメーション映画賞です。

↓このような予想となりました↓

脚本賞

本命 アメリカン・ハッスル (エリック・ウォーレン・シンガー,デヴィッド・O・ラッセル)

対抗 her 世界でひとつの彼女(スパイク・ジョーンズ)

大穴 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(ボブ・ネルソン)

前哨戦快調だった「her 世界でひとつの彼女」を通常だったら本命にすべきなんですが,

作品のテーマ的に会員が受け入れるのかと考えると厳しいと思われます。

そこでスパイク・ジョーンズの親友デヴィッド・O・ラッセルがここは制すると思われます。

作品の勢いと下手すると最多ノミネートなのに無冠の危険性もあるので,

ここを制することが一番可能性が高いのではないかと考えられます。

脚色賞

本命 それでも夜は明ける(ジョン・リドリー)

対抗 ビフォア・ミッドナイト(ジュリー・デルピー,イーサン・ホーク,リチャード・リンクレイター)

大穴 キャプテン・フィリップス (ビリー・レイ)

というように前哨戦で最も強かった「それでも夜は明ける」が受賞すると考えます。

ただ,怖いのは「ビフォア・ミッドナイト」のシリーズファンと会話の強力性というところですね。

「それでも夜は明ける」がノミネート資格がまったく無かった組合賞では

「ビフォア・ミッドナイト」を抑えて「キャプテン・フィリップス 」が制しているので,

もしかしたら大逆転で受賞する可能性があるかもしれないですね。

外国語映画賞

本命 追憶のローマ(イタリア)

対抗 オーバー・ザ・ブルースカイ(ベルギー)

大穴 偽りなき者 (デンマーク)

本命視されていた「アデル、ブルーは熱い色」がノミネート資格を得ることができず,

「グロリアの青春」(チリ),「ある過去の行方」(イラン),

「少女は自転車にのって」(サウジアラビア)らが1次審査で落選してしまったので,

そうするとGGAを制覇した「追憶のローマ」が制するのではないかと思われます。

アニメーション映画賞

本命 アナと雪の女王

対抗 怪盗グルーのミニオン危機一発

大穴 風立ちぬ

前哨戦で圧倒的な強さを見せた「アナと雪の女王」が制すると考えられます。

もしかしたらこの作品はこの部門の制覇というよりも

主題歌賞とのダブル受賞の方を狙いにいっているのではないかと思われます。

対抗馬はGGAやBAFTAでノミネートされていた「怪盗グルーのミニオン危機一発 」ですが,

アニメーション部門の年間興行成績首位を譲っちゃったのが大きい…

大穴には宮崎駿監督の引退作「風立ちぬ 」としたのですが,

賞レース開幕直後は強かったのですが,勢いはあまり無いですね…