近年、小麦アレルギーの人が増えています。「グルテン・アレルギー」とも呼ばれています。戦前などは日本人は大麦なども食べていましたが、アメリカ産の小麦を食べていなかったので小麦アレルギーなどはありませんでした。
 
 
あのディーン・フジオカさんも、小麦アレルギーのため、グルテン・フリーの食べ物でなくてはいけないそうです。そもそも、日本にいるより海外の方がアレルギーが良くなるので留学したとも述べています。
 
 
戦争に負けて飢餓状態の日本に対して、何年かはGHQが無料でアメリカ国内で余った小麦を送りこみました。給食にはパンが導入されました。いやあ、アメリカさんありがとう。日本人はそう思って、その後もアメリカから小麦を大量に買うことになりました。
 
 
美智子皇后の実家は戦後にアメリカからの輸入小麦を扱うようになった「日清製粉」です。不思議なことに、美智子皇后のご実家の正田家にGHQの幹部が訪問したという写真も残っています。今上天皇陛下と美智子皇后のご婚約は、アメリカの新聞が発表しましたが、この小麦ビジネスを背負った家から皇室への嫁入りはアメリカが推した縁組であったことが分かるのです。
 
 
それから、70年以上経ちましたが、アメリカ産の小麦を食べ始めてから3世代目に入ったところで小麦アレルギーの子どもが激増しました。しかし、「小麦アレルギー」というのは、長い目で見ると悪いことばかりではないような気がします。それは、「小麦が食べられない」という意味ですから、アレルギーのために有害な遺伝子組換えされた食べ物を体が受け付けない、ということです。
 
ある意味、体が知恵をつけて、自分の遺伝子を傷つけるものを全力で拒否しているのです。
 
そうなると、ディーン・フジオカさんのように、米や米粉の麺類を食べるとか、グルテンフリーの食生活をすればいいわけです。
 
 
日本人は、古来は二毛作の裏作として小麦を栽培していましたが、アメリカから大量に小麦を輸入するようになって、国産の小麦は劇的に減りました。日本人の小麦アレルギーの増加は、輸入小麦依存への警告であり、自己防衛反応ではないでしょうか。
 
日本人は、一万年以上前の縄文時代から続いてきた稲作と米を大切にして米食文化を取り戻さないと、健康も国力も増進できません。