風評被害という言葉の乱用 | 日々のアレコレ

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読んでも何の特にもならない個人的な心の内であります!







この記事を載せる事には少々抵抗があった。



だが、このブログには綺麗事を書く気は無いし、何かの利権絡みに自分の主張を歪めるようなこともする気は全く無い。



思った事をそのままストレートに書くと決めている。



時々、見ず知らずの福島県在住の方のブログ記事を何かの拍子に偶々読んだりすることがある。



オイラがよく訪れるブロガーさんの記事にも読んでいると似たようなフレーズが出てくる時がある。

$たかが電気の為に。



「福島は頑張ってます!福島の野菜や果物(桃)は安全です!」


「風評被害なんかに負けず頑張ろう!」





という言葉が見受けられるからである。




そういう記事を見る度に複雑な気持ちでいっぱいになる。




誤解をされたくないので記しておくが、オイラは自らの貴重な時間を使ってまで悪戯に風評被害煽るような事をするほど物好きでは無い。



自身がボランティアに参加した南三陸町に限らず、被災地の一日も早い完全復興を心から望んでいる者の一人である。



では、




『風評被害』




その言葉の意味とはどういったものか?




以下は、ウィキペディアで言葉の意味を調べてみた物である。


風評被害(ふうひょうひがい)とは、
風評によって、経済的な被害を受けること。事実を伝えない・正確な情報を提供しない事が原因ともなっている。
風評被害は実際に存在するが、風評被害ではない事を風評被害と称するケースも見られる。(WIKI)




2011年05月25日の現代ビジネスにおいて、
「消費者が買わないのは風評被害ではない」
「健康被害よりパニックが怖い」という政府が信用できないからだ
と述べている。





山田チャソが『風評被害』として解釈しているのはこのような事例である。

1996年 堺市で学校給食による学童のO157集団感染により死者3名が発生した事件で、「原因食材としてカイワレ大根が疑われる」という厚生省(現・厚生労働省)の中間発表(疫学調査によりカイワレが有意となった)により、カイワレ業界が壊滅的な打撃を受け、中には自殺する農家もいた。この事件以降、カイワレ大根の保管には新たに規定が設けられた。




実際はこのO157集団感染の原因食品はカイワレ大根では無かった。




全く白だったカイワレ大根が汚染源として疑われてしまい大打撃を受けてしまった。




この事案は明らかに




「風評被害である」




では、福島の土壌汚染マップを見てみよう。

$たかが電気の為に。

$たかが電気の為に。
(文部科学省発表土壌汚染マップ)
$たかが電気の為に。


すぐ上の画像は、昨年四月の福島県の深刻な土壌汚染を示した汚染マップである。




通常の100倍~300倍の放射性セシウム137検出が検出されている。




以下は、平成24年4月から新たな基準値に改定された、放射性セシウムの新基準値である。

$たかが電気の為に。

もう既に一年以上経っており除染等が行われているだろうから、汚染状況がそのままって事もないだろうが、ここまで深刻な土壌汚染をしてしまった大地で育った作物に放射性物質が全く含まれていないとしたら、正しく神がかり的な奇跡である。



一般食品を例にとれば、100ベクレル/1Kg以下なら安全?



汚染している食品をできるだけ国内へ流通させる為に、安全の確たる根拠も無く、国が勝手に線引きした基準値である。



例えば桃にしたら、99ベクレル/1Kgならば、




測定基準値以下という事で、安全食品として、出荷されてしまうと言う事になってしまう。




検出限界値=0では無い。




0でない以上は含まれていない訳ではない・




やはり、小出先生が仰っていたこと・・・




『避難して苦しんでいる人や生活を壊された人たち全てに本当に賠償をするとなると日本の国家は倒産します』
『(日本って国は)今までの法令も何も取っ払って、(安全だとか言って)汚染を承知で其処に住め!と言っている』
『東電や政府は(まともな)賠償もしないまま逃げようとしているんです』




まともな賠償もしないで、残された人たちは生活が掛かっているだけにその場所で獲れた作物を安全であると言って販売・流通させるしかない。




風評被害で物が売れず自殺した人もいっぱいいる』とか、根拠の無い事をネット上でデマとして流す輩もいる。




それは、『風評被害』では無く『放射性物質による実害』では無いのか?




このブログでオイラは何度も何度も言ってきた。




人の放射線被曝(内部被曝)はリスクの問題である。




だからこそハイリスクな事は極力やってはいけない!




福島では、原発という物にたいして怒りをもって反対している人が殆どだ。




しかし、そこで採れた(栽培された)作物に関しては





『安全ですよ』




と言い、福島食べて応援キャンペーンを支持している人が多い。




オイラは本心が知りたい。





本当に安全だと思っているのだろうか?




あんな子供騙しなインチキくさい除染さえすれば、汚染物質は0になると思っているのか?



その作物を流通させ、不特定多数に食べさせる事が、結果として、嘘つきで無責任なこの政府の片棒を担いでいることになっていないだろうか?




勿論同じ福島県と言っても土壌汚染が比較的低い場所もある。




が!どう本心では思っているのかを知りたいです!




それと誤解を招かぬように言っておきたい。




福島を含め、原発の近隣で農業・畜産・漁業を営んでいる(いた)方々は最大の被害者でもある。




そして、本当の黒幕は国と福島の自治体と電力会社・・・である!



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