いっぱいになってしまったのでついに(3)になりました。

 「トラットリア ルッチョラ」(1)

 「トラットリア ルッチョラ」(2)


「Trattoria Lucciola(ルッチョラ)」(☆☆)

http://www6.plala.or.jp/lucciola/index.html

Lucciola01
 ほぼ地元といってよい港南台にも美味しいイタリアンの店があります。 
 駅から程近い場所なのに一方通行で車では行きにくい坂の途中。こじんまりとしていますが、気軽にも行ける本格イタリアンです。
 
住所:横浜市港南区港南台3-6-33
電話:045-835-1501
定休:水曜・土日ランチ
営業:12時~13時半/18時~22時

 
 記録をつけているのはここまで47回ほど? もうよくわかりません。

 

09年5月14日夜の来訪。

 本日夜はイレギュラーで食べに出ることになった。手近でパクッとと言われるとここしかない。
 今日は満席近い。カウンターに滑り込めてよかった。暖かくなって人も動き始めたようです。
 
パルマ産生ハムといちぢく 1400円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola180
 ついに時期が来たイチヂク。そのイチヂクが見えないほどたっぷりの生ハムです。イチヂクはやや苦味がありますが、独特のまろやかな甘みはさすがに美味しい。しっかりした生ハムもしばらく家で食べていないなぁを感じた。今度買いに行って家で食べないと。娘もハムが好きですし。
 
野生のアスパラのリゾット 1500円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola181

 刻んだアスパラソバージュは一見葱のようですが、食べるとしっかりしている上に山菜のようにとろりとした口当たり。ブロードで煮込みチーズをいれてとろりと仕上げたリゾットと相性がよい。
 
もち豚のオリーブオイルコンフィ 2000円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola182

 箸で崩れるほど柔らかなもち豚のコンフィ。たしかにオリーブオイルの香りが強い。
 一緒についているのはレンズ豆の煮込み、とルッコラにトレビス。

 

 良い山菜が手に入るので出すことができるといっていましたのでまた早いうちにこないと…。

 

 

09年4月24日夜の来訪。

 本日は一人でご飯に。
 考えれば「ジャルダン食堂」に行くべきだったのだろうが、家内に遅くなるとは言えない…のでここ。駅前の「タージ」にも行かなくちゃとは思うのですが、案内の葉書にあった桜海老が食べたくて行ってしまいました。
 
ホロホロ鳥のフォアグラ詰め ガランティーヌ 1300円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola176
 中にフォアグラとレーズンを詰め込んだホロホロ鳥。しっとりとした冷前菜で、ソースは甘いバルサミコのソースとオリーブオイル。したには刻んだルッコラとトレビスです。
 
桜エビのスパゲッティ 1500円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola177

 生でいただけるほど新鮮で美味しい桜海老。実際生でも出していただきました。
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola178

 たっぷりの桜海老にわずかに赤唐辛子が使われています。とろりとしたスープパスタに近い仕上げですが、桜海老の旨味たっぷりで飲み干さずに入られません。
 4月いっぱいで終了だそうですから早く家内を連れて再訪しないと!!
 
牛ハツのグリル ルコラ添え 1600円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola179

 滑らかな舌触りの牛ハツ。とってもレアなグリル具合。外側から中央に行くにつれて赤くなる。刺身で食べられるものなので実に美味しい。中央まで暖かさは感じますので、火は通っているようです。
 いただいたのは塩とオリーブオイルのいつもの仕上げで。ガランティーヌと同じバルサミコベースの甘いソースもよいといわれましたが、いつもどおりにしました。
 上にのっているのは刻んだルッコラで、細くて水菜みたいだと聞いてみたら、セルバチコ種だが、最近は香りが落ちてきてこのくらいになっているのだということ。これってちょうどよい感じです。柔らかさと苦味が。

 

 

09年3月10日夜の来訪。
 本日夜は家内と娘を連れて夕食へ。目的はもちろんアバッキオ。
 21時から貸切とのことでしたが、1時間で食べれば間に合うので入れていただきました。
 
ニジマスのオリーブオイルコンフィ 1300円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola172
 丸々1匹ニジマスをコンフィに。パリッとしてさくさくした口当たりのコンフィは美味しい!!
 頭まですべて食べられます。油っぽくもないし、家内にも好評でした。
 
サルディニア風からすみのスパゲッティ 1600円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola173

 家内の好きな定番のスパゲッティ。今日は珍しくカラスミの臭みが強く、しょっぱかった。珍しいなぁ。
 
ヴェネツィア風フレッシュグリンピースとパンチェッタのリゾット 1500円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola174

 チーズベースのリゾットで、細かなパンチェッタに、しっかりした歯ごたえを残すグリンピースがたっぷりです。
 
ベビーラムのローストローマ風 2600円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola175

 本日のメインはこれ。骨付きのお肉と、ロースの2種類で出してくださいました。
 やわらかくやさしい味わいの肉はやはり美味♪ 貸切のための準備していたのでしょうブラウンソースがロースにはかけられています。骨付きは塩胡椒でグリル。娘がいつものことながら骨にかぶりつきました(笑)。

 

 

09年2月17日夜の来訪。

 家内に電話すると夕食食べてきてよいとのお達しがある。
 最近一人で出歩いていないのでこれ幸いとここへ。
 先客2組。カウンターはあいていたのでいつもの場所に収まる。
 
小アワビのグリル フレッシュトマトのソース 1400円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola166
 小生貝というらしいのですが、正真正銘のアワビ。ただし、養殖ものらしいです。高級品の蝦夷アワビをイメージしているのだろうということで、この次期味が落ちているとこぶしとは違って面白いものが手に入ったからつくったそうです。
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola167  ハーブ入りの湯でアワビを先に湯がいてからグリルするのだそうで、一気に火を通さず柔らかな仕上がりに。緑色の肝まで小さくともすべてを食べることができるのでうれしい。
 上には刻んだフレッシュトマトとたまねぎのさわやかなソース。
 

横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola168

 ところで、今年もンドゥヤという辛いサラミが。ちょっと食べたいといったら分けてくれました。

 以前よりも食べやすい。肉的でもありました。

 
天使の海老と空豆のフェットチーネ 1600円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola169

 ニューカレドニア産の天使の海老t空豆がたっぷりの幅広パスタであるフェットチーネ。海老としては臭みが少ない分、海老らしい旨味はやや弱い感じがします。トマトとたっぷりのパルミジャーノ。
 
塩ダラのオーブン焼 アンコーナ風 1800円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola170

 アンコーナという街ではよく塩ダラを食べるのだそうで。そのときには生ハムを巻いてパン粉を振りオーブンで焼いて、塩ダラで塩分があるのにあわせてジャガイモを下に敷くとのこと。
 下にはジャガイモのグリル。もう新ジャガで皮付きが実に美味しい。塩ダラはボリュームがあり、セージをはさんだ生ハムとともにいただく。
 
パンナコッタ 600円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola171

 珍しく切り取った感じで皿で出されました。
 
 さて、もう半月もすると乳飲み仔羊(アバッキオ)がでるそうです。家内を説得して食べに来なくては!!

 

 

08年12月15日の来訪。
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola160

 クリスマスシーズンであるため、この店の前にも電飾が光り始めました。これも奥様が頑張っていることの一端ですね。
 先客は一組のみ。カウンターでいただけました。
 
砂肝のコンフィ サラダ添え 1300円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola161

 ボウとフランべしてから供される砂肝。
 コンフィにしてあるので食べると砂肝らしいコリッとした固さはなく、コンフィらしい柔らかな食感に。
 ソースはバルサミコの甘いソースで。
 エンダイブとトレビスとサニーレタス。

下仁田ネねぎとアンチョビのスパゲッティ 1400円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola162

 まずは香りがよい。葱らしい香りがたっぷりです。
 スパゲティはシンプルに具は千切りにした葱だけに見えます。このソースがとても美味しい。アンチョビはブランデーでフランベすると甘みが残るのだそうで、これにバターでソースを。トロリと乳化したソースはバターなのですね。
 シンプルな作り方ほど素材が複雑に感じさせてくれるのだとシェフの言葉。金言です。
 
猪のグリル ルコラ添え 3000円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola163

 肉を食ってる!という気になるのがこの店のグリル。とくに猪とあれば食べないわけには行きません。
 「元湯旅館」の猪とどうしてここまで違うのかと不思議なほど美味しい。

デリツィア リモーネ 600円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola164

 リモンチェッロをしみこませたスポンジケーキにたっぷりのカスタードクリームを使ったレモン味のムース。アルコールが結構効いています。独特の深みはすごいですね。アルコールを飲めない性質だからよけい強く感じるのかも。

横浜発 驢馬人の美食な日々-Lucciola165

 最後はコーヒーで締め。

 年末は30日までは確実で、予約の入り次第で31日まで。年始は4日からやっているそうです♪

 

 

08年10月18日の来訪。

 本日は11月から始まる新しいシステムの準備で遅くまでかかる。
 
自家製前菜の盛り合わせ 1400円
Lucciola155
 酸味が寿司を髣髴とさせるカマスと玉葱のマリネ、グリルした米茄子のマリネ、ズッキーニのトマト煮、絶品ともいえる赤と黄のパプリカのマリネ、きのこのマリネ、そして豚頬肉のコンフィです。
 
馬肉のカルパッチョ 1600円
Lucciola156

 これがとても美味しい。
 薄切りの赤身の馬肉に刻んだルッコラとスライスしたペコリーノチーズ。塩にオリーブオイルと味付けはとてもシンプル。
 
かきのオーブン焼 黒バター風味 1400円
Lucciola157

 大きな牡蠣の殻に2~3個の牡蠣をゴロゴロと。
 
スズキのスパゲッティ 1400円
Lucciola158

 黒板にはないのですが、娘のためにトマト抜きのスパゲッティをお願いしたらこれになりました。
 イタリアの修行先ではブラックバスを使って作られていたそうです。
 細かくほぐされた魚の身が混ざるアーリオオーリオです。
 
ペルージャ風黒トリュフのリゾット 1600円
Lucciola159

 たっぷりの黒トリュフにパルミジャーノを使ったリゾット。

 

08年9月1日の来訪。

Lucciola149

 本日夜は家内が仕事で残っていたので、スパゲッティーでいいよという控えめな推薦によりルッチョラへ。19時過ぎで先客なし。娘は18時半より爆睡中でベビーカーに乗せて同行させる。
 
パルマ産生ハムといちぢく 1400円
Lucciola150
 定番の前菜を注文。今年もいちぢくだなぁ。
  
カルボナーラ 1500円
Lucciola152

 黒板メニューにはないのですが、いつでも作れるというので本日注文。
 チーズが多めで卵黄もばっちり。トロリよりもやや重めですが、濃厚で美味い。この香りを織り成しているのがパンチェッタの脂であることは間違いなく、家で作るベーコンとはまったく違う風味と旨みを演出しています。たっぷりのパルミジャーノに黒胡椒も良い感じに。
 
からすみのスパゲッティー
Lucciola151

 黒板にはないメニューでいつものこれも家内の注文で。本日は酸味が強かった。

ポルチーニ茸のリゾット 1500円
Lucciola153

 ゴロゴロ香りの良いポルチーニがたっぷりのリゾット。
 
スズキのソテー アーティチョークのソース 1800円
Lucciola154

 皮目をパリッと焼いたスズキのソテーに削ぎ切りにしたアーティチョークとトマトを使ったソース。

 

 

08年8月28日の来訪。

 仕事上のIT化の準備を夏休みの宿題よろしくやっていました。21時になったのでさすがにやめて出る。
 夕食は食べてきて良いと言われているのでここに。
 おりしも雨の上に稲妻がひどい。21時過ぎで他のお客はなし。世の中全般冷え込んでいるようです。
 
ブリのタルタル 1400円
Lucciola145
 ブリの刺身を刻んでタルタルに。刻んだ赤い皮のたまねぎのシャクシャクした食感にディルの香りとニンニクの旨みがたまりません。レシピを教えてほしいなぁ~。添えてあるのはトレビスにエンダイブなどの葉野菜。イタリアンパセリは大き目の葉。
 
冷製娼婦風トマトのカッペリーニ 1300円
Lucciola146

 北海道から良いトマトが入ったし、暑い夏だからとはじめたトマトの冷製カッペリーニです。
 辛みのあるソースは唐辛子を入れたオイルを使っているからとのこと。美味い。トマトの酸味とケッパーの塩味にイタリアの赤いオリーブが激ウマ。モッツァレラチーズとバジルの葉とくればカプレーゼの組み合わせですがここにも。細いカッペリーニはやや柔らかめの仕上がり。
 塩気をつけるのが難しいそうで、トマトには最初から塩をしてあり、ソースにはアンチョビを加えているとのことでした。
 これは家内に食べさせたいパスタです。
 例年暑いからと冷製をやると寒くなってしまうジンクスがあるとのことですが、8月だというのにもう夏も終わっているなぁ…この店のせいでしたか(笑)。
 
ホロホロ鳥のソテー ポルチーニのソース 2000円
Lucciola147

 前にも食べましたっけ? ポルチーニたっぷりのバターソースが美味いホロホロ取りのソテー。固めのささみみたいな感じ。ここにもトマトと刻んだパセリとジャガイモが。
 
カンパリオレンジのグラニテ 600円
Lucciola148

 最後に珍しいので注文したグラニテ。ザクザクした食感に削りおろされています。ブラッドオレンジかというオレンジの甘みと酸味にカンパリの苦味が利いているし美味しい。家内にもぜひ食べさせたい。
 
 そういえば、冷え込んでいるといえば、「アンサンセ」 @横浜のオーナー夫妻が最近こちらのお店にいらっしゃるのだそうで。シェフが辞めて今料理が出せないためもありお客が少なくなっているようです。tamachi-5chさん にまた行ってもらって新しいシェフが来ないか聞いていただかないと(笑)。

 

 

08年7月28日の来訪。

 本日は一人でご飯へ。
 先客は男の子連れのご家族と南部病院の看護婦さんらしい一団の二組。
 カウンターでいただきました。
 
空豆のニョッキ もち豚とマッシュルームのラグーソース 1400円
Lucciola143

 ニュッとした食感のニョッキ。噛んでみると、中はほんのり緑色をしています。これに絡めているのはひき肉のようにミンチにしたもち豚と細かく刻んだマッシュルームのラグーソース。おなかが空いているためもあるのでしょうが、安心して食べられるおいしさがここにあります。

仔羊のグリル 2000円
Lucciola144

 これがまた激美味いグリルでした。
 ラムチョップの焼き方は絶妙。赤身のレアさに脂身の甘みが素晴らしい。脂身に仔羊らしい香りが出ているなぁと改めて認識できた。
 付け合せの野菜はトレビスの上に黄色と緑のズッキーニにジャガイモのグリル。

 ところで、ルッチョラの公式ホームページができております。
http://www6.plala.or.jp/lucciola/index.html
 奥様の手作りだそうです。

 

 

08年5月8日夜の来訪

 本日は朝から家内の夕食食べてきて良い指令が出ていたが、日中の鬼のような忙しさの挙句、藤が丘へ相談に行かねばならないことになった。ということで行ってみる。夕食もそちらで…と思ったが、意外にも下調べしていなかったので行くところが決まらない。「レ・アルカエーテ」に行ったが休みでした。ということで彷徨った結果港南台のこの店へ。
 21時前でテーブル席は満席と盛況です。
 
ムール貝のワイン煮レモン風味 1300円
Lucciola140
 ぷっくりした大振りのムール貝をたっぷり盛り付けたワイン煮。白ワインで似てそのスープもオリーブオイルとともにそのまま。だから出汁がたっぷり出ていて飲むのをやめられないほど美味しい。もちろん、ムール貝の実もとろけるようで中もとろりと美味い。イタリアで食べたものよりもずっと美味しいなぁ。
 
桜海老のスパゲッティ 1500円
Lucciola141

 駿河湾のフレッシュな生桜海老をたっぷり使ったスパゲッティ。とろりとしたアーリオオーリオのソースはかわらないが、その色は見事に桜色に。海老の出汁も十分に出ています。
 
イベリコ豚のグリル 3300円
Lucciola142

 身が真っ赤だったというイベリコ豚のグリル。ぼくの好きなメニューなので、メインは即決まりました。その独特の風味は変わらず美味しい。今日のは特に赤身とのバランスもよく脂身の甘さも美味しかった。
 
 というところで帰る。
 ムール貝はこれからもっと美味しくなるそうです。7月が良いらしい。楽しみですね。

 

 

08年4月5日の来訪。

 本日は娘と家内の風が治っていないとのことで一人で夕食をとることに。
 ルッチョラに電話して一人で向かう。
 18時でちょうど1組の方々と同じになるくらいのタイミング。
 
空豆とペコリーノチーズのブルスケッタ 1300円
Lucciola139
 焼いたバゲットの上に茹でてつぶした空豆とペコリーノチーズを混ぜてのせたシンプルな前菜。上にはスライスしたレッドオニオンと削りかけたパルミジャーノ。少し辛味があって、空豆がとても香りよく美味しい!! ペコリーノチーズの塩辛さかレッドオニオンの辛味かはよくわかりません。
 イタリアでは生の空豆とペコリーノチーズをこうして食べるそうです。トスカーナの春の料理だと。日本では空豆の品種が違うのか生はあまり食べないそうです。
 
シチリア風生うにのリングイネ 1900円
Lucciola136
 甘い生うにを絡めたリングイネ。邪魔な味付けはせずシンプルに塩ベースでトロリとしたソースにイタリアンパセリが入っているだけです。リングイネを食べていると不思議と酸味が感じられたが、生うにに酸味などない。風邪でもひいて舌がおかしくなっているだろうか。
 
仔牛のモッツァレラのせソテーヴェスビオ火山風 2500円
Lucciola137

 厚くとも柔らかな仔牛の肉を中央がロゼになるようにソテーし、上にとろけてかかるモッツァレラをのせたメインディッシュ。肉汁を使ったソースは風味よく美味しい。その下の薄切りのズッキーニがざくざくよい食感だし、グリルした皮付きの新じゃがもほくほく美味しい。スナップエンドウはパリッとしていて皮に甘い

牛トリッパのトマト煮込み 1600円
Lucciola138

 柔らかで弾力があるトリッパにたっぷりのトマトソースとパルミジャーノ。下には新じゃが。
 ちょっとよくばりすぎでした。

 

 

08年2月22日の来訪。

 今年初めての「ルッチョラ」。1月に来たときは満席では入れませんでしたので。来るチャンスは月1回に減っているということですね。
 先客なし。やはりこの時期は例年暇なのだそうです。イタリアに行くならこの時期なのだそうですが、今年は見送ったとのこと。日本の美味しい食材に興味が向いているのでそちらを探しにいきたいのだとか。このお店も徐々に方向性を変えていきそうです。
 
ホワイトアスパラのグリルと生ハム 1400円
Lucciola132
 極太のホワイトアスパラのグリル。香ばしいそれは噛むとしゃっきりした歯ざわりでジューシー。その上に薄切りのパルマ産生ハム。オリーブオイルをかけています。
 
塩ダラとトマトのリングイネ 1470円
Lucciola133

 塩ダラに大振りの干しブドウが入ったリングイネ。フレッシュトマトを使ったソースが非常に美味しい。
 
猪のグリル 2600円
Lucciola134

 上にたっぷりの刻んだルッコラをのせてオリーブオイルを振り掛けるグリルのスタイルは一緒。
 ルッコラをどけるとレアに仕上がったジューシーな猪肉が。最初に選んだ一切れはゴリッとした食感の部位があり、力強く美味い。これが好きなのは変でしょうか。柔らかな部位も多く赤身が美味いのは豚のグリルと同様。ややオリーブオイルがきつく感じたときはレモンを絞るとさっぱりに。
 猪も養殖するのだそうで、これは野生ではなくカナダでの養殖ものとのこと。
 
プルーンのタルト 550円
Lucciola135

 さっくりとした食感で中はしっとりのタルト。埋め込まれているのは煮込んだプルーン丸ごとです。いつもは食べないタルトですが、意外に食べるのに時間がかかるのでポチポチするのにちょうどよかった。
 一緒にエスプレッソを注文。

 

 

07年11月29日ディナーの来訪。

 予約しておきました。仕事が終わってからで19時半からです。
 
特別おまかせコース 10000円
 通常10000円ですと7~8皿出すと言われましたが、子連れで長くは時間がかけられないので3皿でやって欲しいと伝えました。通常の10000円のコースとは違いますのでご注意ください。
 
Lucciola126
 前菜は盛り合わせで。
 牡蠣のオーブン焼き黒バター風味。牡蠣が2個乗っています。
 もずく蟹のサラダ。セロリとニンジンのせん切りに茹でてから穿り出したもずく蟹の身を絡めたものが、殻に詰められていました。。新潟県産で川で取れるというもずく蟹は淡白でありながら旨味が濃厚。上海蟹の仲間なのだそうです。
 オマール海老の爪の身には赤ピーマンのソース。
 ダルマイカのタルタルはいつものタルタルよりもイカの甘さとねっとりした舌触りがとてもよい一品に。
 
Lucciola127

 パスタは自家製ポルチーニのラビオリ。バターソースとジェノベーゼソースで。刻んだポルチーニの香りも良いラビオリでバターのソースもよく美味しい。のですが、不思議と娘は食べませんでした。なんでだろう?

Lucciola129

 メインは家内にはオマール海老のメッシーナ風。
 メッシーナ風というのは魚にオリーブやケッパーの実、トマトなどが入った塩味のソースをかけてオーブンで焼く調理法。味わい的にはこの店で前に食べた記憶のある味。塩味にオリーブの風味がとても美味しい。家内のものでしたが、ほとんど娘が食べていたような(笑)
 
Lucciola128

 ぼくのメインは小鳩のロースト、マルサラワインソース。一羽丸まるです。小鳩の凝縮した繊細な肉質が良い。マルサラワインソースはいやみなく甘い。こんなに美味しかったのかと驚きました。ジャガイモにアスパラが添えられています。

Lucciola131

 デザートは盛り合わせで。パンナコッタ、ティラミス、洋梨のタルトです。
 
ポロネギのリゾット 1470円
Lucciola130

 娘用に頼んだのはこれ。でも食べませんでした。刻んだポロネギが入っていて、やや大人の味です。
 
 にしても、今日は娘が騒いだ。だんだん大変になっていくなぁ。

 

 

07年11月7日の来訪。
 家内の体調不良で夕飯は食ってきてよいと連絡もあるが、遠出するわけには行かないので、ここに。
 雨で空いているかと思いきや、2組のお客が先にいらしていました。
  
カラ付かきのオーブン焼 黒バター風味 1365円
Lucciola123
 うれしいほどに大きな牡蠣が3コ。身はそれほど大きくありませんが。上には刻んだパセリとケッパーにカリカリのクルトン。
 香ばしい黒バターの風味と牡蠣の持つ磯の香りが強烈。
 
パンとモッツァレラのオーブン焼 アンチョビソース 1470円
Lucciola124

 オーブン皿にジュワジュワと沸き立つバターとともに運ばれました。厚切りのパンにモッツラレラチーズをのせてパセリを振り、アンチョビのソースをかけています。熱々でとろとろのモッツァレラに好みが分かれそうなほど濃い風味のアンチョビ、焦げが出るくらいのバター。これで熱々のパンを頬張る…熱くて頬張れないッ!!(笑) ナイフで切って一口サイズにしていただきました。
 
4種のチーズのペンネ 1600円
Lucciola125

 ブルーチーズの香りも効いたとろとろクリームチーズソースを絡めたペンネ。黒胡椒を挽いていました。
 
 この日はこれで終了。早く帰りました。

 

 

07年10月21日の来訪。

 この日は一人でこちらに。
 日曜日夜は空いています。先客無し、後客2人。土日のランチ営業は体が持たないとシェフがおっしゃられる。仕込が大変なのだそうで。それでやっていけるならまあ良いのでしょうが。。。
 
豚足のゼリー寄せ生野菜のソース 1365円
Lucciola120
 プルプルしたゼラチン質の豚足のゼリー寄せ。ぼく好みの固めの仕上がりで旨味が十分! 豚の香りはよく味わうとようやく「あ」というくらいに。生野菜のソースは刻んだパプリカに胡瓜など。爽やかな香りがハッとさせられます。

カボチャのニョッキ 鶏もつのソース 1365円
Lucciola121

 黒板ではパッパルデッレのところ、メニューにはないものを出してくださいました。いつものたっぷりのトマトベースの鶏もつソースにカボチャを練りこんだニョッキとたっぷりのパルミジャーノ。ニョッキは実は好きなほうではないのですがたまにはよいかも。娘にはつかんで食べられるからちょうど良いのだろうなぁ。
 
若鶏と木の子のローマ風煮込み 2000円
Lucciola122

 じっくり煮込まれた骨付きの若鶏の煮込み。これもトマトベースのソースにしめじや椎茸などのキノコ。煮込み系統はやはり好みではないなぁ。香ばしく焼いてガッツリ食べられる方が好みです。この日は肉が食べたことのあるメニューばかりでしたから、前菜を3皿にパスタを注文すれば良かったか。殻つきカキのオーブン焼き黒バター風味やカマスのマリネペルージャ風なんかも食べたかったんですよね~。
 
 食後にはエスプレッソをいただき、コースメニューの話を聞く。ぼくの誕生日に行く店を選んでいたが、木曜日だしここにしようと。ジビエも得意だと言っていたシェフにお願いしたのは以下の条件で。
1)子連れなので、早く食べたいから前菜、パスタ、メインの3皿程度で良い。
2)メインは家内が魚、ぼくがジビエの肉で。
3)可能であればブラッドオレンジを冷蔵物と冷凍物で飲み比べしてみたい。
 「ルッチョラ」のブラッドオレンジは当然冷凍物だそうです。オレンジ自体をヨーロッパから輸入することは法律で禁止されているらしい。そうなんだ~。残念~!!