行きつけの店なので、追記追記で記事内容半角40000文字制限にひっかかるようになりました。

 18回目以降の内容は新規に記事を06年11月6日 (2) に立てました。

 それでも足りなくなり、 「トラットリア ルッチョラ」(3) も。


「Trattoria Lucciola(ルッチョラ)」(☆☆)

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 ほぼ地元といってよい港南台にも美味しいイタリアンの店があります。 
 駅から程近い場所なのに一方通行で車では行きにくい坂の途中。こじんまりとしていますが、気軽にも行ける本格イタリアンです。
 
住所:横浜市港南区港南台3-6-33
電話:045-835-1501
定休:水曜・土日ランチ
営業:12時半~13時半/18時~22時
 
 今までに何回か伺っておりますが、テニス終了後などの適当な服装でも入れます。
 一軒家のような外観で階段を少し上がりお店へ。カウンターが少しとテーブルいくつかという小ささ。地元でも人気です。
 このお店には飲み物とコースのメニューしかなく、アラカルト料理はすべて黒板に書かれている中から選ばなくてはなりません。照明が暗~~いお店なので離れた席からだと見るのが一苦労かも。

 お店の人やシェフに聞けばお勧めを教えてくれますし、黒板にないメニューも楽しむことができます。

 
 記録をつけているのはここまで17回ほど。
 

06年10月20日の来訪。

 この日は金崎シェフの誕生日だそうです。おめでとう! 気になる年齢は38歳…ということは、なんだ、同じ学年じゃないですか(^ε^)

 22時でしたので、目の前で一度引き返しましたが、まだ大丈夫と呼び止めてくれて助かりました。
 
かきのオーブン焼き焦がしバター風味 1365円

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 生牡蠣でもいける牡蠣をオーブンで軽く焼いた品。表には出していませんが、常連には生でも出してくれるそうです。焦がしバターを落とし、ケッパーとバターをたっぷり吸ったクルトンのようなサイコロ状の揚げたパンをのせています。磯の香りのする牡蠣はトロンとやわらかく美味。付け合せにトレビスの葉。

いかすみのパッパルデッレ 塩ダラのクリームソース 1365円

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 幅広の自家製パスタ。黒い板のようなパスタで、塩ダラを使った白いクリームソースと色合い的にも面白い。そして、もちろん美味しい。クリームソースにしてもこの店の味付けはなんとも口に合います。グリンピースの美味しさもかわらず、ハッとさせてくれます。

しかのステーキ マルサラワインソース 2300円

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 赤いレアに近いような鹿肉のステーキ。ステーキと言っても、表面の焼き具合はそれほどでもない。脂身のない赤身の鹿肉の独特の風味は甘いマルサラワインソースと良い相性。付け合せの野菜はスナップエンドウ、ヤングコーン、アスパラです。

 この日も満足させていただきました。子連れでまたきても良いといってくれているので、家内を説得しなければ! 昼のランチタイムでも、予約しておいて好きなメニューを言えば、作ってくれるそうです~。
 

 

06年9月17日日曜日昼の来訪。

 13時半過ぎで先客は3組6人。一人はぼくだけ。
 
Cセット 1890円
 
ズッキーニのトマト煮込みサラダ添え
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 定番のズッキーニのカポナータ。7月に食べたものと同じですね。作り置きがきくので、すぐに出てくるのがよい。
 
キノコのラグーソースのスパゲッティ

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 ミキサーにかけたような細かいキノコのラグーソースを絡めたスパゲティにたっぷりのパルミジャーノ。うーーん、美味しい♪
 
牛肉と2種の豆の田舎風煮込み

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 柔らかく煮込まれた牛肉。レンズ豆と大きな白いいんげん豆がトマトソースで濃厚になるまで煮込まれています。牛肉も脂身がとろけて繊維は箸でもほぐれる仕上がり。
 

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 デザートはガトーショコラとティラミスとパンナコッタ。ガトーショコラは珍しい。何かのタルトのことが多いように見えたから、ぼくははじめてかも。
 
 今回はシェフに二人で3万円のコースがあることを伺いました。毎週来るご夫婦が記念日にお願いするものだとか。8皿くらいからなるそうです。なるほど、普段使いの店という風に認識していたので、記念日に使うとどうなるのかは興味深いところです。

 

 

06年9月8日夜の来訪。

 英会話前にこの店へ。 先客二組。夜はすいていてうれしい。
 給仕の彼が頭を丸めていたのにはびっくり。
 
鯵のマリネ 1365円

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 メニューにはなかったもののシェフのお勧めで選択。
 新鮮な味を一晩漬け込んだマリネ。いや、鯵本来の甘みといい旨味といい言うことなし。合わせているのはトレビスやルッコラなどの苦味のある葉もの野菜。レモンを絞っていただく。量が多いが、一人でペロリといけてしまう。
 
塩ダラとトマトのスパゲッティ 1365円

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 トマトソースのスパゲッティ。小さなトマトと小振りで淡白な旨味が詰まった塩ダラに意外に強力な刻んだイタリアンパセリの香りとケッパーの味わい。作り立てを目の前で皿に盛ってすぐサーブされるので熱々で火傷しそうなパスタがまた好みです。出来たものをすぐ食べることに喜びを感じませんか?
 
鴨もも肉とポルチーニ茸の煮込み 2000円

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 基本は骨付きの鴨もも肉のコンフィみたいです。これをポルチーニ茸とともにソースで煮込んだ一皿。ポルチーニは大振りでそのままの姿ででてくる。しっとり柔らかで香りがあるが、やや中までソースの染み込みが甘いので味が薄く感じてしまった。たっぷりソースをつけて食べました。鴨肉は柔らかく美味。

 シェフがtamachi-5chさんらしき人は金曜日に多くいらっしゃると言われていました。英会話のスクールの帰り際22時過ぎに前を通ると前にも見た車が路駐している。これはもしかして??

 

 

06年8月7日夜の来訪。

 テニスの前に一人でこの店へ。20時過ぎで先客なしですが、食べている間に2人の女性が入っていらっしゃいました。
 
さんまの自家製スモーク 1365円

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 しっとりした冷製のさんまの切り身。香りよく、バルサミコの甘さも引き立つ味わい。
 トレビスなどの葉もの野菜にプチトマトと一緒にいただきました。
 
ムール貝とあさりのリングイネ 1470円
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 たっぷりのあさりとムール貝にトマトがのったリングイネ。
 リングイネは覗き見たところではぼくが使っているのと同じディ・チェコですね。
 トマトの酸味が小気味よく、ぷっくりしたムール貝が美味しい。刻んだニンニクとイタリアンパセリが混ぜられています。赤唐辛子も輪切りですね。
 
もち豚のグリル ルッコラ添え 2000円
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 モッチリした食感がまさにもち豚といった豚肉のグリル。上にはたっぷりの苦味あるルッコラ。
 肉の中は程よくロゼですが、外側はイベリコと違って白い。表面には網目の焼き目がついていますが、聞いてみるとグリルパンで焼いているとのこと。家でうまく行かないのだがと相談すると、やはり火力の問題だと教えてくれる。カロリーが違うのだそうで。
 
 ちなみに今回車を目の前に停めました。夜なら大丈夫そうです。

 

 

06年7月23日の来訪。

 午前中は家内の仕事のため動けず、13時過ぎになって昼飯に移動。
 みなとみらいへの買い物を希望していたが、日曜日で混むことを予想し、先に食べることを提案した。
 近場で好き嫌いの多い義母を連れて行けるところとなると、ここかな?
 案外路駐がいるなぁ。と思いつつも、ダイエーの駐車場に停めてきました。
 この時間で先客6人3組。

 ラストオーダーも近く、時間がないのでメインを食べないランチB 1575円を選択。そういえば、メインの肉か魚を食べても1890円にしかならない。その差300円か、そちらもメインつきで300円しか上がらないのであればすごいお得だなぁ。
 

ランチB(06年7月23日) 1575円

 
本日のサラダ)ズッキーニのトマト煮込みサラダ添
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 ズッキーニ中心のカポナータですね。味が染み込んでいて実に美味しい。下にトレビスなどの葉もの野菜。

本日のパスタ1)エビのクリームスパゲッティ
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 エビでややオレンジ色になったクリームスパゲッティ。細かなエビが具で、刻んだパセリが結構なアクセントになっていました。

本日のパスタ2)ジェノバ風バジルのスパゲッティ
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 スナップエンドウを具にした緑色のスパゲッティ。バジルペーストのクリームが混ぜ合わされていて爽やかに美味しい。

デザート)自家製デザート
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 定番のパンナコッタとティラミス、そしてリンゴのタルトみたいです。食後にはエスプレッソをいただく。
 

 肉嫌いの義母でも美味しくいただけるイタリアンは良いですね。

 

 

06年7月9日の来訪。

 夜、仕事後に娘のための買い物に走り、終わってから3人でこの店へ。
 先客2組のみ。そちらも常連さんらしくカウンターでいただいてシェフと話しをされていました。
 
 注文はテーブルまで来てくれたシェフのお勧めに従いました。
 
ムール貝の冷製 フレッシュトマトソース 1365円

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 たっぷり12個のムール貝。上にはトマトやネギの酸味も素晴らしいソース。早く出てきたし、パクパク食べられるさっぱりさ。ソースはトマトの旨味もよく絶妙だなぁ。
 
空豆のニョッキ ペコリーノのクリームソース 1470円

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 ゴロリゴロリとたっぷりの空豆のニョッキ。もっちりしていて、中まで熱が通されています。ペコリーノのクリームソースは癖が少なく優しい味で上にたっぷりかけられたパルミジャーノと違和感なし。ニョッキは口にすると、驚くほど空豆らしい香りが口に広がります。。
  
マダイのソテー アーティチョークのソース 2000円

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 ソテーされた真鯛が見えなくなるほどたっぷりとアーティチョークにトマトのソースが盛られた一皿。柔らかな食感のアーティチョークは美味で、表面を少しカリッと焼いた真鯛とあわせても美味しい。
 
猪のペルージャ風トマト煮込み 2000円

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 じっくり煮込まれた猪のばら肉。トマト煮込みですが、黒オリーブとグリーンオリーブも柔らかく煮込まれて入っています。猪のばら肉は脂身がとろりとしていて、豚と比べても遜色ないけど、風味に猪らしい野趣感が。家内はやはり苦手だと言っていました。
 
 デザートには定番のパンナコッタを。
 飲み物はぼくがカプチーノで家内が紅茶を。
 港南台にあるのがもったいない店ですが、近所で気軽に本格的なものを食べるがこの店の基本だと思っておりますので、ぼくにはうれしいところ。家内もここに出るのであれば満足です。

 ところで、本日感心したのはホール係の彼が、ぼくがちらりと落としてすぐに拾い上げてそのまま使おうとした箸を取替えに来たこと。見てないと思っていました。実はよく見ています。

 

 

06年7月3日の来訪。

 夜に一人で伺いました

 シェフがブログの存在を知ったようです。カウンター右側にいつも座る一人の客ときいて、正体がばれたらしい(笑)。

 本日のパンはなかなか美味しい。気のせいかな?オリーブオイルの青さも心地よく感じます。
 
トビウオのタルタル 1365円

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 以前、まぐろのタルタルを食べたことがありましたが、本日はトビウオ。きらきら光るトビウオを細かく刻んで甘いシャクシャクした食感の皮の赤い玉ねぎと混ぜ合わせてあるようです。酸味が爽やかで繊細に美味しい。上には西洋野菜の葉っぱ。イタリアンパセリを添え、今回はバゲットではなく、トマトとバジルのこれも酸味のよいソースを添えてありました。
 
空豆と海老のフェットチーネ 1365円
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 茹でた黄緑色の空豆に赤と白の大正海老に黄色い幅広のフェットチーネが美しい一皿。刻んだ緑色のイタリアンパセリ、つぶしてソースに混ぜ込んだプチトマトが混ざり、トマトの味もする乳化したソースは甘みがあり非常に美味しい。ソースに砂糖を使っているのかな?それほど甘い。フェットチーネはやや固めの茹で具合。すべての素材の旨味がきっちり絡んでたいへん美味しい。
 
ホロホロ鳥のオリーブオイルコンフィ 2000円
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 肉料理を追加しようか迷っていたら遅くなった。シェフが本日の肉はこれだとお勧めしてくれる。滅多にやらないホロホロ鳥のコンフィです。じっくり火の通ったホロホロ鳥の肉は表面が焼かれて良い味わい。その下にはニンニクと混ぜ込んだトロリとしたブロッコリ。ここにもイタリアンパセリとトレビスなどの葉。粒マスタードもたっぷりで、これをつけて食べるのも酸味と辛味で味がかわり好ましいですね。

 かわらず上質なものを出してくれます。
 そういえば、シェフはピサにあるお店で修行していたと話してくれました。名前は忘れましたが。

 

 

06年6月4日夜の来訪。

 この日は19時20分で珍しくカウンターが埋まっているので、テーブル席に着く。そういえば、日曜日にはあまり来ませんからね。
 
花ズッキーニのモツァレラ詰めフリット 1470円
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 大好きな花ズッキーニをさっくりとフリットにした一皿。モツァレラチーズがトロリと中に仕込まれていて、さっぱり美味しい小振りのズッキーニのような花ズッキーニに程よいコクを与えてくれています。下には新鮮なトマトのソース、上には素揚げしたバジルの葉です。
 
トリッパとトマトのリングイネ 1365円

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 トマトソースのリングイネです。ここにたっぷりのトリッパ。クニュクニュと小気味良い食感のトリッパ。削られたパミジャーノもたっぷり。リングイネはつるつると
 
うさぎの生ハム巻 オーブン焼 2000円

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 中央に脂身のないウサギの肉を置いて生ハムで巻いたオーブン焼き。バジルの葉も一緒に巻いてあり、ウサギの肉の臭みが気になることはまったくありませんでした。むしろ淡白なウサギの肉は巻かれた生ハムの脂と香りと良いコントラストに。付け合せは皮付きのじゃがいも、プチトマト、ヤングコーンです。

 

 

06年5月2日の来訪。
 20時に娘を連れて飯に出ようと計画。折りしも雨が降っていたのですが、雨の日にお出かけする練習に良いかと。
 電話で予約して伺う。
 天気も悪いし、この店は夜空いているので先客なし。

 
パルマ産生ハムといちじく 1470円

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 生ハム美味い! イチジクも柔らかく甘く、生ハムとあわせて食べると塩気と甘みが競演しうれしくなる美味しさ。これは家でもまねできそう!

サルディニア風からすみのスパゲティ 1470円

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 家内の好きなカラスミのスパ。香りの強いからすみが心地よい。

あさりのリングイネ 1470円

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 たっぷりの殻つきアサリの入ったリングイネ。つるつるのリングイネはアーリオ・オーリオに。浅利の出汁がたっぷり出ていて非常に美味しい。

赤座エビのグリル 2000円

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 焼き目も美しい半分に切った赤座エビが3匹も。レモンを絞って香ばしいところをいただく。赤座海老は濃縮された海老の風味が美味い。もともと煮込みよりグリル系のほうがぼくは好きですし。

リコッタチーズのタルト 525円

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 フルーツとチーズの入ったタルトです。
 これに定番のパンナコッタを食べました。

 シェフからは「ぜんぜん大丈夫じゃないですか」と赤ん坊連れOKのお言葉をいただきました。暴れまわる歳になるまではなんとかいけそうですね。

 

 

06年3月10日の来訪。

 本日はジオス前にこの店で夕食。
 先客一組。寒い日の夜は一人ですぐに入れるのでうれしい。
 
穴子のヴェネツィア風マリネ 1365円

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 さっぱり酸味のマリネです。驚きなのは白い穴子。皮際がねっちりと弾力に富み、あっさりの白身とあいまって旨いですよ。上には玉葱とニンジンのマリネに干し葡萄と彩りのイタリアンパセリ。
 
フェットチーネ ペルージャ風 鶏もつのソース 1365円

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 自家製の幅広パスタです。トマトベースでパルミジャーノもたっぷり。牛肉の代わりに鶏もつを使ったボロネーゼといった感じですね。鶏もつは牛肉と違って比較的あっさり目でありながらもつが持つ独特の食感と味わいでした。
 
ミルク仔羊のソテー ローマ風 2000円

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 この時期しか食べられないというミルク仔羊。ほぼ生に近いような骨付きの仔羊はなんと肋骨どころか脊柱付(笑)。ローズマリーで香り付けされていますが、元から臭みなどほぼ感じさせないとろけるような味わいです。エンダイブ、トレビス、ルッコラのサラダが添えられています。

 この後はいつも通りのパンナコッタとカプチーノをいただく。

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 最期にシェフにお礼。しばらく来れないというと赤ん坊連れも半個室が開いていればいつでもと言ってくれる。もっとも、泣いた場合は外であやしてくれること前提だそうです~。まあ、車を止めているからいいか。
 近々来れるといいな♪

 

 

06年3月3日の来訪。

 先客二組でしたが、カウンター一番右奥の定位置は空いていました。

カニと菜の花のゼリー寄せ 1260円

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 前菜はシェフが普段はやらないといったこれ。
 コンソメのジュレで固めたゼリー寄せ。赤パプリカ、カニの身、ゼリー、菜の花、ゼリー、カニの身、ゼリーの重ね技です。菜の花は旬で癖がなく柔らか。カニの身はカニ独自の旨味。ゼリーはただのコンソメではなく、カニと海老の殻から旨味を加えているそうです。道理で旨味の濃いゼリーです。
 つけあわせの野菜はエンダイブ、トレビス、レタスみたいですね。
 
リ・ド・ボーとアスパラのリゾット 1470円

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 贅沢にリ・ド・ボーをたっぷり入れたチーズのリゾット。リ・ド・ボーはカリッと表面を焼いたものが多いのですが、これは柔らかく煮込んだもの弾力が楽しめます。この弾力と好対照なのがシャクシャクとした歯ざわりの細かく切ったグリーンアスパラ。最後に混ぜ合わせているのか、それぞれの最高の食感が十分引き出されています。
 
イベリコ豚のグリル ルコラ添え 2900円

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 赤身の素晴らしいイベリコ豚のグリル。赤い身が美しいだけでなく、十分な肉汁を保ち、臭みどころかイベリコ独自の香り高さを感じられます。この焼き方は絶妙です。上にはたっぷりのザク切りに刻まれたルッコラ。胡麻と評される香りの強さはイベリコにぴったりですね。味付けは塩胡椒にオリーブオイルとシンプル。当然僅かにある脂身も甘く力強い!!
 
パンナコッタ 525円
 この店のデザートで一番好きなパンナコッタ。苦味のきいた水飴のようなカラメルをかけたパンナコッタは心地よい重さでクリーミー。
 

 

06年2月13日の来訪の記録です。

 月曜日夜は先客なしで後客もなし。空いています。
 ですから、シェフがぼくだけのために淀みなく料理を作ってくれるという幸せ。
 
モツァレラとナス、トマトのカプリ風 1365円
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 グリルした厚切りの茄子、モッツァレラチーズ、トマトスライスを3重に重ねた冷前菜。オリーブオイルにバジルペーストのソースでいただきます。上には飾りにイタリアンパセリ。ササッと出てくるし良い前菜でした。
 
ウンブリア風トリュフのリゾット 1680円

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 細かな黒トリュフがたっぷり加えられたパルミジャーノのリゾット。パスタも出来ると聞いたのですが、昨日パスタを食べているのでリゾットにしました。チーズの香りよくトリュフはこれだけ入っているのにやや陰に隠れているよう。リゾット自体はさすがに日本のやわいリゾットとは異なる硬質な仕上がり。
 
牛バラ肉とレンズ豆の煮込み 1890円
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 トマトとレンズ豆で煮込んだソースにオリーブオイル。牛バラ肉も塊で4個。しっとりとほぐれる良い煮込み方で脂身がとろけて美味い。グリルばかり食べていますが、煮込みも良いなと口がほころぶ一皿。
 
 ところで、今日は子供について聞いてみました。やはりうるさい場合は外でおとなしくさせるなどの対応を取ってくれるのであればOKだそうです。連れてくるタイミングを計るとしましょう。

 

 

 一人で美味しいものを食べるとなると、足がどうしてもここに向きます。

 06年1月27日にまた一人で再訪しました。

 イベリコを一人で食べて行ったのでシェフもぼくを覚えているらしい(笑)。
 アラカルトにすると量がちと一人では多いんだよね~。とは思いながらも、この店のポーションはもともと少なめだし…でここ。
 
 この日は子供連れの家族が二組。一組は誕生日のお祝いらしい。ふふふ…おとなしければ子供OKなのだな。思っていたよりも使い勝手がいいのかもしれない。
 
 黒板のメニューを見ると2週間でだいぶラインナップが変わっていますね。
 こりゃ、飽きないなぁ。一人でいけるメリットを考えると、やはりうまく常連になっておかないと(笑)。何せ、近いのがいい。本格的にうまい飯を食べれるのはここだけだから。
 
まぐろのタルタル 1365円
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 円筒型にまとめた鮪のタルタル。ねっとりした感じにもかかわらず口に入れるとほろりとほぐれる。鮪の赤身中心でやや火が加えられ、シャクシャクとした野菜の感触も美味。酸味が感じられますが、それが良くまとめてくれています。量が多いなぁと思いながらも、一人でペロリと平らげてしまった。
 
パッパルデッレ木の子のラグーソース 1365円
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 恐ろしいほどの幅のパスタ。2、3cmはありますね。不揃いだしシェフに聞いてみたらやはり手打ち。細かく刻んだキノコのラグーのソース、たっぷりのパルメザンチーズが絡み、満足いく一皿。

 

うずらのリゾット詰めロースト 2000円
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 なんと、うずら丸々一羽をしよう。腕と脚以外の骨はきれいに取り除かれ、ローストされています。鶏よりも極めの細かなうずらの淡白な味わいを塩とオリーブオイルのシンプルな味付けでいただく。この下にチーズたっぷりの焼きリゾットが。黒オリーブは香りが強いけど、あっさりめのうずらの肉とは合っているなぁ。ジャガイモのグリルも外側はカリッとしていてかじると湯気が立つ熱々さで美味しいです。
 
パンナコッタ 525円

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 ねっとりとした水飴のような苦味立つキャラメルソースをかけられたパンナコッタ。パンナコッタもクリーミーでありながら舌に絡みつくようなネットリさが良い。大人のデザートだなぁ。相変わらず美味い。正直、この店でパンナコッタは好きになったから。

 食後にエスプレッソをいただいてこの日は終了。
 帰り際にお店のカード置きをしていたガラスの器を上着に引っ掛けて落としてしまう粗相を…すみません~。平謝りです。
 
 しかし、このレベルの店が家の近くにあるのは幸せだなぁ。るしぇるしぇくんが行きつけのビストロに通うのに似ているかも。

 総評は☆☆(二つ星)としました。

 

 06年1月中旬の夜です。

 一人で。仕事が遅くなり、なんだかんだで20時まで仕事場にいると大学の抄読会に間に合うはずもなし。仕方なく一人で飯にでかけたのはこの店。寒いし他のお客はなし。シェフも奥に引っ込んでしまっていたようです。

 もっとも、その1週間後の夜に再訪すると満席でしたので、たまたまだったみたいですね。
 
フィットチーネ ボローニャ風ミートソース 1365円

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 自家製と思われるフィットチーネ。ピロピロした食感で茹で具合は良好。ここにトマトベースで牛肉と玉葱のミートソースが。最初からパスタにも絡んでいます。最後にたっぷりのパルミジャーノの摩り下ろし。これがうまい。味のバランスも良いがパスタも食感が良いね。なによりも失っていた味覚が取り戻されているのが実感できた一皿でした。

イベリコ豚のグリル 2900円

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 豪快にも塊でイベリコ豚をグリルし、ジューシーに仕上げた一皿。この近辺の平均からすると高いが、高いなりにしっかり美味しい。中の身は赤く、かといって生ではないという、火のとおりは絶妙。味付けは塩とオリーブオイルのみのよう。レモンを絞って食べるのもよし。シェフいわく猪に近いというその肉質は豚とは思えない力強さで美味さがあふれる。付け合せとして肉の下に敷かれているのはスナックエンドウとメークインと思われるきめ細やかな小粒のジャガイモ。網状の焼き目がついています。

 

 05年11月3日のランチの記録です。

Lucciola01

 13時で先客2組4人。
Aランチ 1050円
 前菜、パスタのコース
Cランチ 1890円
 前菜、パスタ、肉または魚料理、デザートのコース
 
前菜)シチリア風カポナータ


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 カポナータはシチリア風野菜の煮込み。赤パプリカや茄子にトマトなどをニンニクとともに炒めて煮詰め冷やした前菜。この店定番のメニューですが、野菜が苦手だった自分にもやはり美味しい。トレビスなどの葉もの野菜の上にのっています。本日のサラダですから。
 
パスタ1)白身魚とトマトのスパゲティ

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 ホールトマトを使ったスパゲティ。白身魚の出汁がしっかりソースに渡り、パセリの香りがふんわりと舌に伝わる。奥さんが感激していました。
 
パスタ2)ボローニャ風ミートソースのスパゲティ

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 こちらもトマトベースです。ここに牛肉のミートソースがたっぷり。上にはパルミジャーノもたっぷり。
 
肉料理)赤鶏のグリル

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 グリルした柔らかく弾力ある鶏肉。表面の皮はパリッとしていて、焦げ目がついて香ばしい。塩コショウがしっかり効いている上にエキストラバージンオイルのオリーブ油。付け合せも茄子とプチトマトのグリル。イタリアンパセリ付です。
 
デザート)盛り合わせ

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 ティラミス、リンゴのタルト、パンナコッタのキャラメルソースがけ
 
 これにコーヒーかエスプレッソか紅茶がつきます。
 
 昼はお得ですね~。

 04年2月と5月の食事内容は以下の通り。

5月のメニューより
1)生ハムといちじく1365円
 生ハムと甘いイチジクの組み合わせの冷前菜。メロンをイチジクに置き換えたと考えるとよいでしょう。
2)からすみのサラダ風1260円
 スライスしたからすみのサラダです。からすみは独特の風味と歯に詰まる食感で面白い。パスタといい、このお店はからすみが好きなようです。野生のアスパラも添えられていて面白い。
3)フェットチーネ 鶏の白いミートソース1365円
 白い粉チーズをたっぷりかけた鶏肉のミートソース。ミートソース自体はトマトソースです。フェットチーネは幅広のパスタですが、ちょっと食感がぼそぼそしていました。
4)野生のアスパラのリゾット1365円
 チーズがたっぷりと絡められたとろりとしたリゾット。細かくされた野生のアスパラはその食感がアクセントになっています。
 さらにデザートを2品。
5)パンナコッタ525円
6)洋ナシのタルト525円
 パンナコッタは滑らかな口当たりでまったりしています。これは美味しい!! 洋ナシのタルトも良い味わい。


2月のメニューより
 

1)お勧め前菜の盛り合わせ 1300円

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 7品からなるお皿です。どれもマリネや煮物の冷菜でした。イタリアの野菜などもあって正体不明の品で面白いですね。
 

2)からすみのスパゲティ 1300円

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 前回に引き続いて頼んだ品。
 固めに茹で具合のパスタは美味しく、からすみが粉末状になってたっぷりとかけられています。ソースはバターや粉微塵にしたにんにくで塩味がきついが美味しい。ただし、からすみは非常に魚の燻製のような風味が強いので好みが分かれるかもしれません。
 

3)グリンピースのリゾット ヴェネチア風 1300円

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 チーズの具合もよい固めのリゾットです。ベーコンとコリッとした上質の食感のグリンピースがたっぷり入っています。グリンピースの価値を見直すほどの上出来の一品でした。

 
4)仔牛と生ハムの重ね焼 1600円

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 仔牛と生ハムを重ねて焼いた上にバターのソースをかけた皿です。これも柔らかなお肉で非常に美味しい。…が、熱さには欠ける。生ハムの臭みもやはり気になるところ。
 

 各品ごとに臭みが気になりますが、素材の旨みは十分に引き出していて、濃い口の好きな方には喜ばれると思います。それがこの値段のわりに繁盛している理由でしょう。

 

トラットリア・ルッチョラ イタリアン / 港南台駅
夜総合点★★★★ 4.0
昼総合点★★★★ 4.0