いつもチェックしているサイトに“キューバ映画の人間国宝” (と私が勝手に思っている)ネルソン・ロドリゲスの動画が出ているので、紹介します。
http://www.cubaencuentro.com/es/multimedia/videos/mas-alla-de-la-tecnica
(話の内容は気にせず、姿だけぜひ見ておいて下さい。)
ネルソン・ロドリゲス(1938年生まれ)は映画の編集者。
もし彼がいなかったら、果たしてキューバ映画の傑作は存在し得ただろうか?と思われるほど、偉大な功労者!
(2007年に「キューバ映画賞」を受賞)
彼が編集を手がけた映画で代表的なものを幾つか挙げると、キューバ映画黄金期の傑作『低開発の記憶』
(ラスト近くの印象的なシーンは彼の功績!)、『ルシア』、 『La primera carga al machete』
を始め、『Nosotros, la musica』
、『Los dias del agua』、『Cecilia』、日本でも映画祭で上映された『ダビドの恋人』や『成功した男』など。
また、アレア監督とコンビを組んだ作品には『低開発の記憶』のほか『Una pelea cubana contra los demonios(キューバ人と悪魔の闘い)』『最後の晩餐』『天国の晩餐』があります。
「ティトン(アレア監督の愛称)は私の師だった。もっと一緒に仕事をしたかった…」とはネルソン・ロドリゲスの弁。
これまでに彼が編集を手がけた映画はざっと100本。
その名声はキューバを超え、ラテンアメリカ各国の監督からも引っ張りだこ。
動画を見ると、まだまだ元気で良い仕事が出来そうで、良かった!
ネルソン・ロドリゲス参考記事:http://ameblo.jp/rincon-del-cine-cubano/entry-10036755306.html