帯状疱疹 | アブエリータの備忘録

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Yesterday is history,
Tomorrow is a mystery,
Today is a gift.
That's why it is called "present".


6月の半ば頃、突然肩甲骨あたりに疼痛を感じた。


これは知っている種類の痛み。3年前のお正月に【帯状疱疹】で入院したのだが、退院してから9か月にわたって続いた痛みなのだ。


2,3日すると、左の肩甲骨あたりのみならず、左胸や左の腕まで「痛い・だるい」の痛みが広がってきた。心筋梗塞とか乳ガンとか妄想を膨らませてネットで調べる、調べる。


私は【帯状疱疹】の痛みだと確信していたが、
この病気は皮疹ができて初めて診断され、治療が開始される。この痛みを訴えて何科を受診したらいいのかわからない。


そのうちどんどん痛みが強くなり、シャワー中に左胸に刺すような痛みを感じた。鏡で見てみると、帯状疱疹らしき皮疹が!


発見したのが土曜日だったので、月曜日まで待つしかなく、前回のように即入院となってもあわてないように、日曜日に完璧に入院準備を整えた。


実は前回の入院時と同様、ストレスが限界点を越えていて、どう対処するかを考えていた時だったので、「入院できれば救われる」という思いもあった。


そして月曜日、リウマチ科の診察を受けたが、主治医は「ビミョーですね。たぶん大丈夫だと思いますが皮膚科へ行きますか?」と言われた。たしかにあの後、皮疹は広がらず、皮疹に特有のチクチクした痛みも無い。


「先生がそう言うなら…」と、その週の木曜日に予定していた点滴の日まで様子を見ることになった。


水曜日には採血や関節エコーやX線のいろいろな検査があり、木曜日には点滴を受けた。この週、大学病院へ3回も通院。


点滴前に診察を受けた時、痛みがひどくなっていることを伝えると主治医は「やはり皮膚科の診察を受けた方がいい」とのことで、翌週の月曜日の予約をしてくれた。皮疹が消えてしまわないようにこの日に写真を撮った
痛みが始まってすでに10日以上経過していた。


(皮疹が出て5日後の写真)



【帯状疱疹】は急性期(発症から7日以内)に治療しないと意味がないのに、この時点で、治療効果がある時期はとっくに過ぎていたのではないか。


次の月曜日、皮膚科を受診した。訴えた
症状から【帯状疱疹】と診断された。「皮疹が出ないタイプもある」ということだが、写真の皮疹が帯状疱疹によるものとは断定されなかった。


抗ウィルス薬を3日分処方されて、また木曜日に診察となった。「今さら…。」と思いながらきっちり3日分飲んだ。握られるような絞られるような疼痛の頻度は多少減ったように思うが、薬の効果があったとは言い難い。


そして3日間の薬の服用後、木曜日に皮膚科受診。「急性期は過ぎているので治療方法がない」「普通は1か月で痛みが治まるが、それ以上痛みが続くようなら痛み対策の薬を処方する」ということで、1か月間様子を見ることになった。


背中痛が始まって半月。2週間で隣県の大学病院へ5回も通院。入院することもできず、痛みは治まらず、集中力に欠け、相変わらず非生産的な毎日が続いている。