病名だけで判断する医者 | レイノー病を治す(ETS手術)

病名だけで判断する医者

私が過去に診てもらった医者に
患者の状態を確認しないで、
全く診ずに病名だけで判断する医者がいましたね。


私がレイノー病で紹介状をもらって、
大きな病院に行った時です。

その時はETS手術をやってくれないか?
との内容で診察を受けました。

普通、紹介状と共に患者が診察に来たら
視診・触診などして、
本当に症状があるかを確認しますよね。

しかし、一切状態をチェックしない医者でした。
前医が誤診している可能性もあるわけで
確認を怠るのはダメだと思います。

ただ、医者と喋っただけ!
みたいな感じでした。

こっちは、医者と喋る為に病院に来たわけではなく
ちゃんとした診察と判断を期待してるわけです。

診察せずに、喋るだけなら素人でもできます。


血管造影の写真だけをみて

「バージャー病と比べたら、大した事はない」
と言い出し、
ETS手術やっても構わんけど、どうなっても知らん」
という感じの返事でしたね。

どうなっても知らんというのは、
まあ、当然の答えであり、
ETS手術をやれば、元には戻せない。
それを覚悟の上で来てるので、いいんですが…

しかし、
「バージャー病と比べたら、大した事はない」
というのは、明らかにおかしいです。

なぜならば、手足が腐ってバージャー病で
通院しているわけではないですから。

比較対象がおかしいです。
普通の健常者と比べて
手足の状態がどうかで判断しないと駄目でしょう。

手足が腐ってきてる病気と比べられて、
大した事ないのは当たり前です。
バージャー病ではなく、レイノー病で通院しているのだから。

バージャー病に肩を並べるほど重症ならば
それは、もはやレイノー病ではなくバージャー病です(笑)

この医者は何を寝言を言ってるんだろうと思いましたよ。


手足が腐るから、ETS手術を希望してるのではなく、
レイノー病で手足が痺れて、どうしようもないので
ETS手術でどうにかならないかという事で
病院に来たわけです。

しかも、状態を確認せずに大した事ないと言うとは
どういう事だと思います。

状態をチェックしたら、
実は、大した事があるかもしれないでしょ?


今は、レイノー病でも
将来的には、バージャー病に移行する可能性が
存分にあり、バージャー病予備軍の状態ですから。


今まで、病名で適当に判断されるパターンが結構ありました。

・レイノー病だから、大した事ない。
・レイノー病で、腐ってないなら問題ない。
・どんなに重症でもレイノー病は所詮、レイノー病だ。

いろんな医者に、こんな事を言われてきました。
↑参考 レイノー病の原因不明には2種類ある

手は傷だらけで、血管にも形成不全がある状態を
大した事がないというのは、
どんなに状態が悪かろうと、死んだりしない以上は
大丈夫という理屈なのか?

痛み・痺れ・冷感・倦怠感は全て無視なのか?
どういう強弱のレベルで症状が出てるか考慮してない。

そんな理屈ならば、ほとんどの病気が「大丈夫」という
医者の一言で診察が終了しますよ。

まあ、レイノー病ならば、
確かに死んだりはしないから
適当に診察しても
後で大問題に発展する可能性は低いですからね…


しかし、病名=状態と判断するのが
正しいとは思えません。
重要なのは、本当の状態(病態)だと思います。

椎間板ヘルニアという病名でも、
日常生活には影響ないレベルから
歩く事も出来なくて日常生活に支障をきたすレベルがあります。

椎間板ヘルニアという病名だけで判断はしないでしょう?


しかし、レイノー病だと命に関わらない
軽い病気と認識されてしまい、
病名での判断のみで、視診・触診などの
適切な診察をする医者は少ない。

膠原病かと疑われた時は、命に関わるからと
医者も相当やる気をみせたが、
膠原病ではなく、レイノー病とわかった時点から
医者がまともに診ようとしなくなった。

そういう経験あるでしょう?
命に関わらないとわかった時点から
医者の態度がコロッと変わって
余裕をかましだしたという経験。


レイノー病自体、ほとんど解明されてない病気ですし、
症状の裏側にはどんな病気が隠れているか定かではない。
原因不明だから暫定的にレイノー病と名前がついてるだけです。

レイノー病にも軽症~重症のレベルがあるわけです。
↑参考 医者の生活指導に疑問
今までの治療経緯を考慮しない医者


レイノー病なら、
・手足の皮膚の色
・手足の皮膚温度
・手足の痙攣の起きる頻度
・手足の痙攣が回復するのにかかる時間
・回復状態から手足が痙攣を起こすのにかかる時間
・手足の痙攣の起き方
・痛み、痺れ、冷感、倦怠感の度合い
・どういう状況で生活に差し支えが出るか

などの複合要素で、重症か軽症かの判断ができます。
しかし、ほとんどの医者がその判断する作業をしません。

レイノー病はレイノー病という重症・軽症をひっくるめて
病名での短絡的な判断しかしないのです。


病名での判断ではなく、状態での判断が非常に重要で
必ず必要になります。

病名のみで状態を判断して
患者の本当の状態を把握しない医者には
注意が必要です。

病名だけで、状態を正確に把握するのは不可能です。


参考
こんな医者には気をつけよう
今までの治療経緯を考慮しない医者
不衛生な医者
雑で適当な医者
カルテを読まない医者
病名だけで判断する医者
神錯覚の医者
プライドを優先する医者
名医の条件