レイノー症候群とは | レイノー病を治す(ETS手術)

レイノー症候群とは

冷たい水に触れたときなどに、指先の血行が悪くなり、
皮膚が白くなりしびれる病気で、
血管の異常な収縮が起こり、手足末端の血液循環障害が生じる。

四肢の虚血に伴う痛み、痺れ、冷感、倦怠感などの症状が出ます。


暖めてもなかなか元には戻りませんが、
時間が経つと血管が拡張してきて、
今度は逆に皮膚の色が赤くなり、
そのとき痛みやかゆみを伴うことがあります。

重症化すると、冬のみならず夏でも、
あたり前のように手足が痙攣を起こします。



レイノー症状は寒冷、精神的ストレスを誘因とし、
一過性動脈攣縮→皮膚蒼白→毛細管うっ血
→酸化ヘモグロビン減少→チアノーゼ→反応性動脈拡張
→皮膚紅潮を呈する状態です。

つまり、白→紫→赤
という皮膚の色の変化をすると言われています。


しかし、人によっては皮膚の色の変化と皮膚温度が
連動してなくて当てにならない人もいます。

皮膚の色が蒼白だけど、皮膚温度は30度以上あったり
皮膚の色が赤いのに、皮膚温度は25度ぐらいしかない
そういう例外パターンもあるので
皮膚の色にばかりこだわる医者には注意して下さい。


医学書にはそう書いてるだけで、一般的なパターンから逸れる
レイノーもあるという柔軟な考えの医者に診てもらうのが
よろしいかと思います。


指先だけでなく、重症だと手首・足首から症状が出る事もある。
レイノー病も進行すると指先に痛みを伴った潰瘍を形成し、
いくら暖めても元に戻らなくなることがあります。

最悪の場合、傷を作ってしまうと
血流障害から傷がいつまでも治らず
ばい菌が入って指を切断しなければいけなくなる人もいます。



原因としては、下記が考えられる。

膠原病・バージャー病・糖尿病・心臓病・循環器の病気・
甲状腺の病気・脳の病気・椎間板ヘルニア・筋肉の病気・
末梢神経の病気・胸郭出口症候群・振動症・
クリオグロブリン血症・クリオフィブリノーゲン血症・パラプロテイン血症・
真性赤血球増加症・寒冷凝集素症・血管中心性リンパ腫・カルチノイド症候群・
腫瘍随伴症候群・手根管症候群・アテローム塞栓症・
ヘリコバクター-ピロリ感染・パルボウイルスB19感染



原因が不明か、はっきりしているかで呼び方が変わります。

原因が不明 →原発性レイノー症候群 or レイノー病
原因が既知 →レイノー症候群 or レイノー現象


つまり、
原因が不明=原因がないので重症化する可能性は低い。
原因が既知=原因があるので重症化する可能性は高い。


そういうわけで、
原因がない=何もない、単なるレイノー病は
ほっといても死んだりしないという扱いで、
医者に相当軽んじられる傾向があります。

特に膠原病ではないとわかった時など。
↑参考 レイノー病の原因不明には2種類ある



これがレイノー病の辛いところではありますね(T_T)

実際、私が過去に受診した医者ですが
どんなに症状を訴えても、取り合ってもらえませんでした。

手足の状態での判断ではなく、
ろくに診察せずに、病名での適当な判断をされ

医者「レイノー病だから、腐ったりしないから大丈夫だ」
と放置された事もありました。


手とか傷だらけで血まみれにも関わらずです。
大丈夫じゃないから病院に来てるんだけど・・・
↑参考 病名だけで判断する医者



他にも循環器科から紹介状を持って
脳・脊髄・筋肉・末梢神経の検査を受ける為
神経内科にも行ったのですが、

初診の時、紹介状の「痺れ・冷感を訴えており」の
最初の数行しか読まずにおいて、全てを理解したかのごとく

医者「全て気のせい。そんな病気は存在しない」
と言ったアホ医者もいました\(*`∧´)/


その当時、私の手の血流状態は非常に悪く、
傷だらけで血まみれだったにも関わらず、
状態のチェックすらしないで、
そういう手抜きと言ってもいいような診察を受けた事があります。


なので私は、自分の手を医者の目の前に出し
私「これが気のせいだとでも言うのか( ̄∩ ̄#」
と言ってやりました。


そうしたら医者が、しまった!もう後には引けないみたいな顔をして
「なんで神経内科来たの?これ間違いなく循環器に問題あるやろ」
と言って、検査もしてもらえずに追い返された事もありました。

とりあえず先ほどの発言を謝れとは思いましたが・・・



ですので、レイノー病をわかってる医者は少ないと思います。

レイノー病の専門家と呼ばれる医者の所にも行きましたが

その医者も
「レイノーの専門家と言われているが、そんなに詳しいわけじゃない。
他の医者よりも少しだけ詳しいというレベルでしかない」

と言ってたので、
普通の医者はレイノー病の患者を診た事すらないのが多いようです。



レイノー症状が出た場合、
まず膠原病などの原因がないかを調べて
問題がないようなら単なるレイノー病(原発性レイノー症候群)として
投薬・点滴・神経ブロックなどの治療を行ないます。

原因となる病気があった場合は、
レイノー症候群(レイノー現象)として扱い
原因となる病気の治療を優先します。


それでも、どうにもならなかった場合に、
手術も視野に入ってきます。


参考
レイノー病治療の経緯
レイノー病の投薬治療
レイノー病の原因不明には2種類ある
レイノー病に治療方法はないのか?
レイノー病の治る・良くなるの違い
神経ブロックとは
胸腔鏡下胸部交感神経節切除術(ETS)
ETS手術を怖がる理由


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