FUJITA'S BAR



1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2016年09月29日(木) 12時09分37秒

9月の読書

テーマ:読書

9月は朱川湊人がメイン。

というか唐突にこの作者にハマりましたわ。

 

以前に「かたみ歌」を読んで、それは普通に面白かったのだけど、その続編的な「なごり歌」を読んでもしかしたらこの人の小説って結構ええんちゃうの?てなことになって売ってるものを片っ端から購入して読んだ次第です。

内容はノスタルジック・ファンタジック・ミステリーとでも言いましょうか、昭和が舞台の物語が多くてちょっぴり不思議でそしてミステリー的要素もあり、今回読んだ「なごり歌」「いっぺんさん」「わくらば日記」「花まんま」の四冊はいずれもそうしたもので、どれも短編集なのでいつでもどこでも気軽にシュッと読めます。

そしてどれもが面白かったです。

「わくらば日記」は続編もあるようなので、近いうちに読む予定です。

話の中に時折登場する流行歌も雰囲気があっていいです。

 

「赤々煉恋」は乱歩的フェティシズムホラーで、こちらは上述の四冊と雰囲気は全く異なるけれども、これこれで読み応えのある小説でした。

こんなのも書いているんやな、と。

 

高木彬光の「成吉思汗の秘密」ですが、こないだ島田荘司の「写楽」を読んで、歴史上の人物のミステリーもなかなかロマンがあってええな、などと思っているときに中古屋で新装版が売ってたので買いました。

これは過去に二度ほど読んでいるのですが、歴史ロマン溢れるミステリーというのはいいですな。

源義経と成吉思汗は同一人物だったのではないかという謎を解いていくのが物語の大筋で、この一見無謀な仮説をロジックを積み重ねていって検証していくところが醍醐味で、ワクワクしながら読めました。

 

その「成吉思汗の秘密」の解説を書いていたのが島田荘司で、その島田荘司の「星籠の海」は前から気になっていたものの、なんとなく面白そうな感じじゃないし、上下巻に分かれてページ数がそれなりにあるので敬遠していたのですが、これがなかなか面白かったです。

瀬戸内海に浮かぶ小島に流れ着く死体、怪しげな宗教、戦国時代の村上水軍の話など無関係に見えるいくつかの事項が徐々に繋がっていく展開は圧巻で、御手洗潔の天才ぶりも思う存分発揮されていてこれぞ正に島田荘司の真骨頂という感じでしょうか。

御手洗シリーズは映像化したら東野圭吾のガリレオシリーズと同じくらい見応えのあるものになるような気がするのですが、調べてみるとこの「星籠の海」は映画化されていたんですね。

 

「ビートルズを聴こう」は以前に記事にしています。

これを読んで、映画「エイト・デイズ・ア・ウィーク」を観て、CD「ハリウッド・ボウル」を購入と、9月の音楽はまさにビートルズ一色でした。

 

オマケ:今月のクソ小説(笑)

 

川口俊和 「コーヒーが冷めないうちに」

住野よる 「君の膵臓をたべたい」

 

どちらも地雷臭が漂っていて敬遠していたのですが、特に読みたい本も売っていなかったので冷やかしで買ってみたのですが、やっぱりダメでした(^^;

「コーヒーが冷めないうちに」は喫茶店が舞台のタイムスリップもので、文章もダメなら世界観もダメで、家族・恋人・夫婦といった人との繋がりの温かさなんかをタイムスリップを通して書いときゃ泣いて感動するやろ、的な安直さが透けてみえるようで全く感情移入出来ず。

オビには「4回泣けます」などと書かれていますが、あまりのクソさに泣きたくなったわw

 

「君の膵臓をたべたい」はインパクトのあるタイトルがいかにも狙ったふうだし、装丁から漂うラノベ臭、そしてオビには「読後、きっとこのタイトルに涙する」というお決まりのような台詞、オレの経験でいくとこういうのはだいたいダメ小説なんだけど、そうやって読む前から決め付けるのはよくないとも思ったので読んでみたらダメでしたw

タイトルが内容とあまり関係ないし、ぼっちの主人公がいちいち気の利いたような会話をするのも無理があるし、素人の考え付くようなテンプレ&ご都合主義のカタマリでした。

若くて可愛い女子高生が実は不治の病で寿命はあと一年くらいなんだけど医学の進歩で普段は普通に生活できてて、周囲にはそんな病気のことなど一切言わずに元気に前向きに生きていて、ふとしたきっかけでクラスで友達もいない冴えない男子に不治の病のことを知られて云々、てな内容はあらすじだけでおなかいっぱいですよ。

だったら読むなよ、てなことになるのかも知れませんが、そうやって読む前から決め付けるのも(以下省略)。

主人公の名前が最後の最後まで明かされないのも特に意味はなし。

ちなみに来年映画化されるそうです。感涙必至。

 

時間を無駄にしたい方にはオススメです。

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
同じテーマ 「読書」 の記事
2016年09月27日(火) 23時29分05秒

ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years

テーマ:ビートルズ

目下のところ絶賛上映中のビートルズの映画「ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years」を観てきました。

ビートルズの新作映画をリアルタイムで観るなんてのは後にも先にもないだろうし、ビートルズの曲を映画館で大音量で聴くなんてこともおそらくは今後もないと思われますから、ファンとしてはこれは見逃すわけにはいかんだろうと。

 

で、てっきりその辺で上映されているだろうとネットで調べてみると、なんと神戸市内では上映しておらず、西宮か宝塚か姫路かもしくは梅田までわざわざ観に行かなければならず、しかも夕方から用事があるので午前中の上映となると梅田か姫路かの二択で迷った末に姫路でみることにしました。

ま、そこらへんの個人的な細かいくだりはどうでもいいですね(^^;

でも、自分が今からビートルズの新作映画を観るのだと思うだけでもう胸アツですよ。

 

 

 

平日月曜の午前中、しかも雨が降ってたので数人しか観に来ないんちゃうか?と思ってましたが50人くらい来てました。

見たところほとんどが50代・60代の人でした。

 

内容はというと、副題にツアーリング・イヤーズとあるようにビートルズのライヴ活動を映像とインタビューでほぼ時系列順にまとめたもの。

ビートルズの人気がいかに凄まじいものだったかが再確認できます。

再確認ってオレも生まれてなかったんですけどねw

インタビューはポールとリンゴの他にエルヴィス・コステロやシガニー・ウィーバーやウーピー・ゴールドバーグや、あとツアーに同行した新聞記者とか。

 

ビートルズのエネルギッシュなライヴ映像も見応えがありましたが、同時に熱狂的なファンの女の子たちも見ていて楽しかったです。

彼女たちの嬌声がとにかくうるさかったのですがw、改めて映像で観ると冷静に見ている娘たちも何人かいたりして、その温度差も面白かったです。

 

一番の見所はアメリカ南部ツアーの人種隔離問題のシーンでしょうか。

オレは映画で初めて知ったのですが客席を白人と黒人とを分けることをビートルズ自身がはっきりと拒絶したことで、ウーピー・ゴールドバーグも「ビートルズのライヴに行けたということと同じくらいに白人の女の子たちと同じところにいることに感動した」というようなことを言っていて、ちょっと胸アツでしたわ。

 

エンディングはルーフトップコンサートからの抜粋。

本編終了後にオマケでシェイ・スタジアムでのライヴのデジタルリマスター4k版がありました。

「アイム・ダウン」でジョンが肘でエレピを弾いたり、コーラスを間違えたりしている例のアレね。

 

オマケを含めるとトータル上映時間は二時間半くらいでしょうか。

これから観るという方は、トイレ対策のために観る前は水分補給は控えておきましょう(^^;

 

あと、日本公演もそれなりに時間が割かれていたのが嬉しかったです。

でも「ミスター・ムーンライト」は流れませんでした(^^;

当時のカメラマンだった浅井慎平のインタビューがカツゼツが悪く非常に聞き取りにくかったですw

 

 

 

映画を観た勢いで帰りにハリウッド・ボウルのCDも買いました。

日本盤は映画の割引券(200円)が付いてくるので、どうせCDも買うし、という方は先にCD買ってから映画を観るほうがオトクです(^^;

 

ところで映画「レット・イット・ビー」のソフト化はいつになるんや?(笑)

 

AD
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)
2016年09月20日(火) 01時08分04秒

ヒトデと珈琲

テーマ:プリンス

みんなとは違った風変わりな女の子のことを歌ったプリンスの1987年の「スターフィッシュ・アンド・コーヒー」。

プリンスファンの間でも人気のある曲です。

ちょっぴりサイケな雰囲気があり、個人的にはプリンス版「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」てな感じですかね。

 

プリンスの歌詞は考えさせられるものが多いのですがこれもそうしたうちのひとつではないかと思います。

 

歌詞はこんな感じ↓

7時45分
全員整列してキャサリン先生にご挨拶
先頭はケビン、次がルーシー、三番目がボク
ボクたちとは違う場所にシンシア・ローズ
彼女はいつもボクたちの後ろの列に鼻の下に笑いを浮かべて立ってた
彼女の好きな番号は”20”
そして毎日毎日
彼女に朝食は何食べたってきくと
こう彼女はいうんだ

 

スターフィッシュとコーヒー
メイプルシロップにジャム
バタースコッチの雲、タンジェリン
そしてサイドオーダーのハム
もっと気楽にしてごらん、ベイビー
たぶん君も理解できると思うよ
スターフィッシュとコーヒー
メイプルシロップにジャム

シンシアはとってもかわいいドレスに左右色違いの靴下を履いていた
ときどき彼女のランチボックスの中身はなんだろうって気になってた
ボクとルーシーはシンシアがいないとき、ランチボックスを開けてみたんだ
ルーシーは絶叫、ボクはほとんど死にかけたさ
ねぇ、何入ってたと思う?

スターフィッシュとコーヒー
メイプルシロップにジャム
バタースコッチの雲、タンジェリン
そしてサイドオーダーのハム
もっと気楽にしてごらん、ベイビー
たぶん君も理解できると思うよ
スターフィッシュとコーヒー
メイプルシロップにジャム
 

歌詞をよく読むと、シンシア・ローズは風変わりな女の子というよりも知的障害を持った少女というふうにも読み取ることが出来ます。

他人の弁当箱を開けてヒトデが入ってたらそらビックリするやろ。

 

調べてみるとシンシア・ローズは実在の人物だったようです。

プリンスのバンドメンバーだったウェンディ・メルヴォワンの双子の姉妹であるスザンナ(当時プリンスと付き合っていたらしい)の想い出を歌にしたものらしいです。

 

以下引用↓

シンシアは「変わった」子だった。

世の中が普通の子とはぜんぜん違って見えているみたい。

独特なこだわりもあった。

例えば、好きな数字は絶対12で、ずっと変わらない。

朝、教室のドアの前に一列に並んでみんなが担任の先生へ挨拶するときは、いつでも一番最後。朝ご飯のメニューだっていつも同じ。

 

毎朝、スクールバスのいつもの席でご機嫌で体を揺すっているシンシアにみんながおきまりの質問をする。

「今朝は何を食べたの?」「ヒトデとナントカカントカ!」

シンシアもいつもの質問をする。

「今日の「私の好きな数字」はなーんだ?」

「12!」

見事言い当てられてびっくりしながらも、うれしくなったシンシアは、曇った窓ガラスに指で大きなスマイルマークを描いてくれる。

いつもニコニコしているシンシアのことをみんなが普通に好きだった―毎朝ヒトデとナントカカントカを食べ12という数字を好むハッピーな人々の住む惑星から地球に落っこちてきたみたいな、そんなシンシアのことが。

 

ある秋の午後、プリンスの家のキッチンでくつろいでいると、プリンスが言った。

シンシア・ローズのこと、詞にしてみてくれる?書き上がったものを手にして、プリンスは地下のスタジオへ直行した。

しばらくして、戻ってきたプリンスは“ナントカカントカ”を“コーヒー”に変えていいかたずねた。「ええ、どうぞどうぞ!」。

10時間後、レコーディングエンジニアに呼ばれて、スタジオの中に入ると、疲れてはいるものの、やさしい微笑みをうかべたプリンスが待っていた。「ほら、出来たよ!」

 

引用ここまで

引用サイトhttp://www.frenchbloom.net/type/music/4365/

 

また、インタビューではプリンスはシンシアのことを「神様から特別な才能を贈られた女の子」と言ったそうです。

変わっているから排除するというのではなく、シンシアの世界を理解する人もいる、ということなのでしょうか。

 

If you set your mind free baby maybe you'll understand

(心を自由にすれば理解できるかも)

 

 

ところでヒトデって食えるんですかね。

 

 

 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。