おおがき談義(第2話:私たちがドイツ語を選択した理由) | Prof_Hiroyukiの語学・検定・歴史談義

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<本記事を引用された場合、その旨を御連絡頂けると有り難いです。>

第1話http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10594521992.html の続きです。


(2)私たちはなぜドイツ語を選択したのか?

Y「ということは、私たち全員がドイツ語は学んで来た・・・ということですね。」


O「僕は第3外国語ですから本当にちょっだけなんですがねー。」


Y「どうしてOさんはわざわざ第3外国語にドイツ語を?」


O「『ドイツ語とフランス語はどっちが難しいか』が良く話題になっていたんで、自分で確かめたかったんですよー。」


Y「で、どうでしたか?」


O「僕の場合はフランス語は動詞の活用で苦労し、ドイツ語では名詞とかの格変化で苦労しました。まあそれはだいたいみんなの言いそうな事なんですがねー。でも慣れるとドイツ語の格変化というものも読解の手助けとなるものでした。フランス語も動詞の活用をだいたい記憶した後の文法はドイツ語に比べてシンプルみたいなんですが、発音は難しいし聞き取りにくそうですし。」


H「フランス語の動詞変化は不規則が多いものでして、その主要なものを何十も覚えて大体のパターンをつかまなくてはなりません。これが挫折の主因と言われていますからね。」

※詳しくは、本ブログの第2外国語への手引き(第28回:ロマンス語の規則動詞とは何か,フランス語第2群規則活用の怪)http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10605496381.html などを御覧下さい。


Y「ドイツ語の方も代名詞・冠詞・形容詞の格変化も最初に丸暗記しないと先に進めませんからね。まあ、どっちもどっちという事でしょうか?」


H「そうだと思います。私の経験としましては、ドイツ語とフランス語を同時に学んでいる時は、片方を覚えると片方を忘れてしまいそうで大変でした。」


O「僕も名詞の性別なんかはそうでしたねー。フランス語で男性名詞・女性名詞の区別が有るだけでも大変だったのにドイツ語では中性名詞もあります。しかもフランス語とドイツ語の間に性別の関連のないやつも多いですからねー。」

※このあたりの議論は、本ブログ第2外国語への手引き(第3回:名詞の性2)http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10511267416.html なども御覧ください。


H「では、Yさんはどうしてドイツ語を取られたのですか。」


Y「私は声楽に興味がありましてね。あれってドイツ語の教本が多いのでそれが取ろうと思ったきっかけでした。」


H「ああ。コールユーブンゲン(Chor Uebungen)とかでしたら私もやりました。音楽を選択していましたんで。」


Y「ではHさんが第2外国語にドイツ語を選択したのも音楽に興味があったからとか?」


H「いえいえ、とんでもないです。曲がりなりにも中学3年生の時からフランス語講座を聞いていた事も有って、私はぜひともフランス語を第2外国語にしたかったのです。それが・・・」(つづく)