「ヨーガ・スートラ」の第2章が 

サーダナ(実践)の章だということは、

「ヨーガ・スートラ」って何?  のエントリーでご紹介しました。



次に3回に分けて、

その冒頭の1~2節に述べられている

行為のヨーガ (クリヤー・ヨーガ) 

について書いていきます。




苦行、

自身の学習、

「イーシュヴァラ」への祈念が、

行為のヨーガである。



 【YS 2:1】




サマーディを確かにすることが目的であり、

また苦悩を小さくすることが目的である。



 【YS 2:2】



まず概要を見ていきましょう。


行為のヨーガ (クリヤー・ヨーガ)とは、

具体的にいうと、


1) 苦行 tapas

2) 自身の学習 svadhyaya

3) 「イーシュヴァラ」への祈念 Ishvara pranidhana


となり、

ヨーガの道を究めるための、やり方を示したものです。



1)は 練習・実践という身体的な分野

2)は 勉強・理論という言語的な分野

3)は ”畏敬の念”ともいえる、精神的な分野に関連します。



別の表現をすれば、


1)は 身体と感覚の静けさのため

2)は 成就のための下地をつくるため

3)は 心・精神の静穏のため


の方法であるともいえます。



こちらもどうぞ

【YS 2:1】行為のヨーガ②-自身の学習  

【YS 2:1】行為のヨーガ③-「イーシュヴァラ」への祈念  

そのほか詳しくは → 【ヨーガ・スートラ】 INDEX




★翻訳は、私がいつも参照させていただいているメルマガによります。


実用サンスクリット学習講座! 

ヨーガ・スートラ読解のススメ

http://sanskrit.rakurakuhp.net/i_164529,si_37673.htm