2013年4月以降、円安は更に加速 | pink's blog - 学校じゃ教えてくれない経済学

pink's blog - 学校じゃ教えてくれない経済学

経済や政治について時事ネタを交えながら考え、今後の展開を考えるブログです。

四月後日幣更便宜

今回は、2013年4月以降、更なる円安が進むだろうという話です。



2012年10月後半ぐらいから急速に進み始めた円安は本日3月19日時点で1ドル95.5円。昨年10月時点で70円台を付けていた頃からすると既に20%程度の円安が進んでいます。

昨年10月以降の動きからすると、円安は2月以降は一服しているわけですが、その理由として決算が上げられます。

多くの日本企業は3月決算です。日本に本社があり海外支社を置くような多くの企業が、日本国内本社の決算内容を良くするために、海外支社の資金を日本本社に送る。すなわち、ドル売り円安という動きが、2月以降に起きていただろうことは想像に難くありません。

となると、3月決算以降、4月以降の流れはどうなるのか?

決算対策のための送金は終わる。海外進出をしている日系企業が新しい予算編成の中で海外投資を更に行う。当然それらはドル買い円売り。すなわち円安の加速要因となります。

近く新しい日銀総裁が決まり、リップサービスが報じられ、4月以降に始まる円安について、アベノミクス効果云々、金融緩和云々と、色々な表向きの報道がなされると思います。しかしながら、それらは全てカモフラージュ。既に起き始めている破綻を誤魔化すための茶番報道に過ぎません。

シリーズ【日本国家破綻】はコチラから
1. 民主円高対応研究会:物価目標は2%超に設定を-提言
2. 日本は資産があるから破綻しないのウソ
3. 国の借金1000兆円、政府の借金1000兆円
4. 国家破綻いよいよ迫る、2012年12月、破綻症状は表面化へ
5. 国債暴落時、ペイオフは実施されるのか?
6. 円安、アベノミクス
7. 2013年4月以降、円安は更に加速