「カルテット」第6話~夫の告白、妻の涙・・・迎える衝撃の結末 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

 

「カルテット」


第6話
第二章開幕!!
夫の告白、妻の涙・・・迎える衝撃の結末



別府) お義母さんに会うんですか?
真紀) はい。
別府) 大丈夫ですか?
真紀) それよりすずめちゃんが…。
別府) すずめちゃんは、ちゃんと返事も
   来たし、笑ってるし。




真紀) すずめちゃん、
   いつもスタンプとか使わないです。
   今日は私、晩ご飯作らせて下さい。
   あったかいものたくさん作って、
   待ってます。
別府) 僕も早く帰ってこれるようにします。
真紀) あとコーヒー牛乳買っとかなきゃ。
家森) 僕もそろそろ出ますね。楽に素早く
   10万円もらえる仕事あるらしいんで。
別府) えっ?
家森) 何ですか?
別府) 戸籍を…。
家森) 戸籍売りません。
真紀) シンジケート…。
家森) シンジケート入りません。
   変なもの運びません。バイトです。
別府) 行ってらっしゃ~い。


**********

家森) 猿ですか。
多可美) うん。北軽牧場のイベントのために
    いたらしいんだけど、何か勝手におで
    かけしちゃったらしくって。
谷村) 貴重なお猿さんなんでしょ?
多可美) 青い…ふぐりを持ってるんだって。
家森) ふぐり?
谷村) ふぐりって?
多可美) いや、ググって。
    青い、ふぐり、猿で。
    とにかく、そのお猿さんを捕獲してき
    てくれたら、10万円、お礼しますって。
家森) えっ? 青い、ふぐりの、ふぐりって。
谷村) ふぐりって、これのこと?
家森) え~っ?
谷村) どう、一緒?
家森) 一緒ですよ、ほら。




谷村) アハハッ。ふぐりが。
家森) アハハッ。青いふぐり。
   ふぐり…これがふぐり。
谷村) ママ見て、これ、ふぐり。
多可美) 玉のことでしょ!
    自分についてるもんで何で
    そんな興奮できんのよ!
谷村) ごめんなさい。
家森) すいません。


**********

(温かい飲み物を鏡子に渡そうとする真紀)
真紀) お義母さん、あったかいから…。
(いきなり真紀のほほを叩く鏡子)



真紀) お義母さん、ここ教会。
鏡子) いつまで猫かぶってんの?
   本音で話しましょ。
真紀) 私は…。
鏡子) あなた、幹生を殺したの?


**********

すずめ) 槇…村さんって、
    結婚してるんですね。
幹生) はい?
すずめ) 結婚指輪。
幹生) ああ、これは指輪っていうか。
すずめ) 違うんですか?
幹生) オブジェみたいなもんで。
すずめ) 指輪に見えますけど。
幹生) 指輪に見えるオブジェです。
すずめ) 指輪に見えるオブジェは指輪ですね。
幹生) はい。
すずめ) 何かそれと似たもの
    見た事あるんですよね。
    槇…村さんって、
    平熱何度ぐらいですか?
幹生) えっ?
すずめ) あっ…。

(ポケットから体温計を出すすずめ)
すずめ) 測ってもらえますか?
幹生) ここ病院ですか?
すずめ) 私の知り合いの夫さんは平熱が七度二
    分あって。ここから、いい匂いがするんです
    って。家森さん、連絡来ないですね。

(チャイム)
すずめ) 帰ってきたかな。
宅配業者) こんにちは。
すずめ) お疲れ様です。
宅配業者) サインお願いします。
    それ、大丈夫ですか?
すずめ) はい?
宅配業者) カラーボール投げられたみたい
    になってるじゃないすか。
すずめ) カラーボール…。
宅配業者) 銀行とかコンビニで見た事ないす
    か? あの、強盗に投げるやつ。こうや
    って足元に投げて、色付けるんですよ。
すずめ) へえ~。
宅配業者) あっ…。
すずめ) お疲れさまでした~。

(傘を手に持つすずめ)
すずめ) 巻さん。
幹生) はい。
すずめ) えっと…。それ。
幹生) あっ…。

(ズボンの裾にカラーボールの染料)
すずめ) 銀行ですか?
幹生) コンビニです。




すずめ) ああ~コンビニで何したんですか?
幹生) お金がなくて…。
すずめ) 強盗的な。
幹生) いや、強盗っていうか。
   店の人いなくて。レジ、開いてて。
   ちょっと入ったら…。
すずめ) いくら盗ったんですか? 3万。
幹生) 3万9000円です。
すずめ) 手…それどうしたんですか?
幹生) 店の人が出てきて、ビックリして、
   あの、あれ、あの…肉まんのあれ…。
すずめ) ああ~大きいやつ。
幹生) 倒しちゃって、ガ~ッて。
すずめ) ハハハ。あれ高そうですよね。
幹生) そう、倒しちゃって。
   えっ、何してるんですか?
すずめ) 警察来てもらいます。
幹生) ちょっ…。
すずめ) 警察嫌だったら、何でコンビニ
    強盗なんかしたんですか?
幹生) すいません。
すずめ) あっ…どうしよう。
幹生) えっ?
すずめ) 巻さんに
    どうやって言えばいいですか?
幹生) いや…。
すずめ) まいったな。


**********

真紀) どうしてこうなったのか、
   私にも分からないんです。
鏡子) 分からないってことはないでしょ。
   結婚して2年も一緒に暮らして。
   ケンカもしたでしょ?
   出てったなら、出ていくなりの
   理由があるはずでしょ。
真紀) ケンカはしてません。
   気付いた時にはなくなっていたから。
鏡子) 何が?
真紀) 彼の…私への恋愛感情。


**********

すずめ) 巻さんね、お帰りになるの、
    ずっと待ってたんですよ。
    その結果がコンビニ強盗って、
    まあまあすごいですよね。
幹生) 彼女のことはいつも考えてました。
すずめ) 失踪した人って、残してきた人の
    こと考えて楽しむらしいですね。
幹生) いつも申し訳ないなって。
すずめ) 思ってるなら、
    どうして、何でそんな…。
幹生) あっ…
すずめ) うん?
幹生) あっ…好きじゃなくなったからです。


**********

(2013年12月)

幹生) その時、もう一目惚れに近い感じ、
   あったっていうか…。

真紀) その時は、
   仕事先の人としか考えてなくて。

真紀) 何度か食事するうちに、今度いつ電話
   あるのかなって考えるようになって。で、
   気付いたんです。ああ、私あの人のこと
   好きかもしれないなって。




幹生) 彼女は、知り合ったことがないタイプで。
   品があって、音楽やってて、ちょっと、何
   考えてるか分かんない、そういう、ミステリ
   アス?…なところが、やっぱり魅力で。

真紀) 彼と一緒にいると、
   飾らなくていい気がして。

幹生) 彼女と一緒にいると、
   な~んか、ドキドキして。




**********

(回想)
幹生) あっ、あの…これ、
   詩集的な、あれなんですけど。




真紀) えっ、巻さんが書いたんですか?
幹生) あ、いやいや、そうじゃなくて、
   俺の、好きな作家のやつで。
   大したあれじゃないんだけど。
真紀) じゃ代わりにマスカーニの…
幹生) あっ、CD?
真紀) 今…
幹生) あっ…ああ。


**********





**********



幹生) 巻真紀になっちゃうけどいいかな、って。

真紀) そんなプロポーズないでしょ。
   ちゃんと言って、って。


(回想)
幹生) 結婚しよ。
真紀) うん。


幹生) 人生を、一緒に歩もう、って。

真紀) 二人で決めたんです。




**********

(2014年8月)

真紀) 結婚して、
   彼と家族になりたかった。

幹生) 結婚しても、
   恋人同士のようでいたかった。


(回想)
幹生) バイオリン続けなよ。
真紀) 帰ってきて誰もいないと寂しいでしょ?
幹生) 真紀ちゃんの好きにしたほうがいいよ。
   真紀ちゃんは真紀ちゃんらしく…。
真紀) じゃあ、家にいる。


**********



**********

(回想)
真紀) 唐揚げにしてみた。
幹生) おお~っ。
真紀) 好きだっけ?
幹生) 子供が好きなものは全部好きだよ。
   これ絶対最高でしょ。
真紀) どうでしょう。
(唐揚げにレモンをかける真紀)
真紀) どうぞ。
幹生) いただきます。
   地球イチうまいでしょ。
真紀) また~。
幹生) おいしいおいしい。


**********

(2014年12月)

(回想)
真紀) 異動。
幹生) 本社の人事部。制作は離れる。
真紀) そうなんだ。
幹生) 給料はちょっと上がるらしいよ。
真紀) 戻れることって…。
幹生) 社員でいるかぎりは…。
真紀) 会社辞めたら? 現場好きじゃない。
幹生) 真紀ちゃん。俺、フリーで食って
   いく実力なんかないよ。


幹生) これからは早く帰れるし。

真紀) 一緒に映画見たり、
   温泉行ったりしようねって。

幹生) 病院で診てもらったら、
   子供は、まあ難しいらしくて。

真紀) ちょっと残念だったけど。

幹生) いつまでも恋人同士で
   いたいって思ってたし。

真紀) 二人でも、家族は家族だからって。


**********

真紀) 一緒にいるうちに、
   無理しないでいられる関係になって。
   嘘もない。隠し事もない。
   素直な自分でいられて。

幹生) 一緒にいて分かってきたのは、
   当り前だけど、あっ、
   彼女も普通の人だったんだなって。

真紀) 私、家族を手に入れたんだ、
   って思えたの。




幹生) 恋をしてる頃は、
   特別な人だって思えたけど。
   最初の頃の、どっか秘密めいた感じ
   の彼女は、もうどこにもいなくて。




**********

(2015年4月)

(回想)
幹生) ねえ、真紀ちゃん。
   何でバイオリン弾かないの?
真紀) バイオリンは、もうやめたから。
幹生) 家のことはいいからさ。
   自分の好きなことやりなよ。
真紀) 今のこれが、私のやりたいことだよ。
幹生) うん。
真紀) 私今、すごく幸せだよ。


幹生) そんなふうに言う彼女を、
   どっか退屈に感じて。

真紀) 嬉しかった。
   この人を支えようって思って。


(回想)
真紀) 自治会で言ってたんだけど。
幹生) うん。
真紀) 配管に問題があるんだって。
幹生) そうなんだ。
真紀) でも、吉田さんと石川さんって
   仲悪いじゃない。
幹生) ああ…。
   俺ちょっと吉田さんと話してみるよ。
真紀) 助かる。ありがとう。
幹生) おやすみ。




幹生) こんなんじゃダメだ。
   この子は俺の妻だし。
   恋に落ちて、結婚したんだから。
   頑張らなきゃって。

真紀) いつも明るくしてようって思って。
   テレビで見た面白い話をしたり。

幹生) 彼女が生活している場所は狭い
   から、話題は大抵テレビの話で。
   でも、俺が聞いてあげなきゃって。


**********



(回想)
幹生) でもさ、結局何で別れたんだろうね。
玲音) 人って、
   価値観が合うか、器がおっきいか、
   どっちかないとキツイでしょ。
幹生) おっ、猫。ギロチン元気?
玲音) 元気だよ。
   私まだあのマンション住んでてさ。
幹生) 明大前?
玲音) うん。今から来る? ギロチンも喜ぶよ。
幹生) どうかな。覚えてるかなあ。
玲音) 話したいことあるし。
幹生) …明日早いし、帰るわ。


**********

(回想)
真紀) 吉田さんは、「何でそこに傘立て
   置くんですか?」って言うの。
幹生) ああ~。
真紀) 石川さんに説明しようってなって。
   石川さんイチゴ大福好きじゃない。
幹生) ああ…。
真紀) で、持っていこうと思うんだけどさ。
   8個入りと、12個入りがあって、
   どっちがいいと思う?




幹生) う~ん、12個入りかな。
真紀) う~ん、そっか。400円違うんだよね。


**********

幹生) 好きなものを見て、
   隣を見たら彼女も同じように感じてる。
   そんなことは些細なこと。
   自分にそう言って。


**********

幹生) ある時、彼女と温泉に行って。

真紀) そこで、
   すごく仲のいいご夫婦にお会いして。

幹生) 聞いたら、「結婚して40年です」って。

真紀) 40年かあって。




幹生) 40年かあって…。



**********

(2015年7月)

幹生) 彼女は何も変わってなくて。初めから、
   ずっと俺を好きでいてくれて。なのに…。


**********

(2016年1月)

真紀) 彼が会社を辞めてたのを知ったのは、彼
   がいなくなったあとからで。転勤の辞令が出
   てたことも、辞表を出したことも、何も言わな
   いで、いつもどおり出勤するふりしてた。


**********



**********

幹生) あっ、ごめん真紀ちゃん、鍋敷き、
   鍋敷き、ごめん。熱い熱い、ごめん!
真紀) 待って。はいはい。はい!

(幹生がプレゼントした詩集を置く真紀)
(仕方なくパエリアの鍋を置く幹生)
真紀) おいしくできたんじゃない?
幹生) できたね。




**********



幹生) 次の日、気が付いたら、
   ベランダの柵に足をかけてて。


(回想)
真紀) ベランダで脚立使っちゃ
   ダメって言ったのに。
幹生) 3階から落ちたぐらいじゃ死なないよ。
真紀) 2階から落ちて亡くなる人だっているの。
幹生) はいはい。お隣の方。
家森) こんにちは。
真紀) こんにちは。お世話になってます。


**********

(回想)
家森) バナナ食べます?
   昼間いらしたの奥さんですか?
幹生) はい。
家森) きれいな人だったな。羨ましいな。
幹生) ご結婚は?
家森) 僕の結婚は地獄です。
幹生) そうですか。
家森) いいなあ。幸せそうだなあ。
幹生) 別によくはないけど。




家森) あんないい妻がいて文句言ってたら、
   怒られますよ。優しそうで、品があって、
   完璧な…。1億点の妻じゃないですか?
   寝てて掃除機で顔吸われたことないでしょ?
   「何で一日に3回もご飯食べるの?」って
   言われたことないでしょ?
幹生) 唐揚げにレモンかけられます。
家森) はい?
幹生) レモン。好きじゃなくて。
家森) それぐらいで。
幹生) 入院したのも、妻が原因なんですよ。
家森) えっ?
幹生) 俺、妻に背中押されて、
   ベランダから落ちたんですよね。




家森) へえ…。
幹生) 完璧とか、1億点って言われたって。
   悔しくて、言い返したかったから。


**********

(回想)
西村) 何で巻さんうち辞めちゃったんすか?
幹生) 何でだろうね。
西村) 大村部長になってから結構大変で。
幹生) 大村はダメだよ。あいつが赤出す度に
   俺が尻拭いしてきたんだから。大体何で
   大村は転勤なんねえんだよ。
西村) そうっすよね。
(唐揚げが運ばれてくる)
西村) レモンかけますか?
幹生) いらない。俺レモン嫌いだから。
西村) かけたほうがおいしいですよ。
幹生) 外で食べるときぐらい
   好きに食べさせてくれよ。




西村) 結婚したの最近じゃないすか。
幹生) 2年? まだ2年か。
西村) まだまだ全然奥さんのこと
   愛してる時期でしょ?
幹生) お前何も分かってないね。
   愛してるよ。
西村) じゃあ…。
幹生) 愛してるけど、好きじゃないんだよ。
   それが結婚。


**********

真紀) 私は、家族が欲しくて結婚して。

幹生) 結婚しても、
   恋人のように思っていたくて。

真紀) 気が付いたら、彼は家族じゃなくて。
   片思いの相手になってて。

幹生) 彼女は恋人じゃなくて、
   家族の一人になってて。

真紀) 何でこんなことになったんだろ。

幹生) 欲しかったものが、
   お互い逆さんなってて。
   でもこんなんじゃダメだ。
   ちゃんと話そうって。

真紀) ちゃんと話そうって。


**********

(回想)
真紀) ご飯、すぐできるから、
   ビール飲んでて。
幹生) ありがとう。

真紀) ………。
幹生) ………。






(靴下を脱ぎ、テレビを見る幹生)
(台所で泣いている真紀)
真紀) ごめん。ラー油忘れちゃった。
   ちょっとコンビニ行ってくるね。
(部屋を出ていく真紀)
幹生) うん。

(部屋を出てく幹生)



**********











**********



真紀) 夫婦って何だろ。
   ずっと考えてたけど分からなかった。
   もっと違うのだったら変わってたりしてたの
   かなって思ったり。全然知らない、遠くの小
   さい島かどっかの、幼なじみみたいにして
   知り合って。凄く仲はいいけど、別に、こう
   なりたいとか、こうしなきゃいけないとかな
   くて。毎日顔を合わせるけど、男でも、女で
   も、家族でもない。そんなんだったら、一生
   ずっと仲よくできたのかな。そのほうがよか
   ったかなって。もう分かんないけど。
鏡子) 私が捜します。
   必ずあなたのもとに連れ戻して…。
真紀) ごめんなさい、お義母さん。
   離婚届、出したいと思ってます。
鏡子) 待って…。
真紀) お世話になりました。


**********

 

すずめ) ああ…もういいです。



幹生) 真紀ちゃんに迷惑かけるつもりはなくて。

すずめ) そうですね。
    真紀さん会えたら嬉しいでしょうね。
    嬉しくなっちゃうでしょうね。
幹生) あの、警察はちょっと…。
すずめ) そういうのぬか喜びって言うんだよ。


**********





**********

そりゃ、まずはググるよね~青い、ふぐり、猿w 
青いふぐりの猿は実在して、サバンナモンキーと
いうらしい。まとめ記事はこちらから↓
驚きの青さ!青すぎる''あれ''を持つ猿「サバンナモンキー」

映画の趣味が絶望的に合わない。
唐揚げにレモンはかけたくない。
コーヒーは豆から淹れたい。
柿ピーの食べ方とか、
好きな作家の本の扱いとか…。

真紀の夫さんの気持ちは分かる。もの凄~く分かる。
いろいろと、あれはないよな~とは思う。でも、同時
に、それぐらい言えばいいのにぃ~とも思う。好きな
映画は一人で見ればいいと思うし(感動を分かち合
いたい気持ちも分かるけど…)、レモンはその場で
は言えなくても、さっさとカミングアウトすればいいと
思うし、コーヒーも柿ピーも僕はこうなんだと言って
しまえば、ああそうなのかって認識することで、段々
折り合いがついてきたりするもの。価値観の違いは、
一応話し合ってみて、歩み寄れそうにない感じなら、
諦めるか、互いに不可侵領域とするか。とにかく、そ
れぞれの心の文化、習慣について情報を分かち合
うところから始めないと、対処しようがない。料理に
使う調味料も家庭によって違うし、自分の当たり前
は他人の当たり前ではなかったりする。だからこそ、
食の好みや笑いのツボが似てる人の方が、一緒に
いて楽だと思うし、長続きするとは思う。私の場合は、
好き嫌いが多い人や下戸の人との結婚は…無理!

 

人って、価値観が合うか、器がおっきいか、

どっちかないとキツイでしょ。

そう。ざっくり言っちゃうとそういうことかな~と思う。

真紀と幹生の出会いから結婚生活、失踪するまで
の映像が、まるで映画のようで。だんだんかみ合わ
なくなっていく二人が切なくて…。「40年かあって」と、
同じセリフを言う二人の表情の違い、気持ちの違い
がつらくって…。家族が欲しかった、家族になりたか
った真紀と、家族というより、恋人でいたかった幹生。
真紀さんはごく普通の女性で、幹生もまたある意味、
夢みがちな男性としては普通の男性で。異性にファ
ンタジーを求める時期は誰にだってあるし、生身の
相手を知るうちに、夢から醒めていくものだけど…。

幹生が自分が思っていることを真紀に言わなかった、
言えなかったのは、彼の真紀へのファンタジーが大
きすぎたせいのように、私には見えた。まあ、女性も
愛情があるうちは、出来る限り相手のファンタジーに
付き合うとするけれど。あくまでサービス。いい加減
大人になって。男性のファンタジーにいつまでも付き
合ってなんかいられないよっていうのが女性の本音。
(勝手にミステリアスな女性と決め込んで、勝手に普
通の女性だったとガッカリしないでほしい~と思うw)

映画のような男と女の時間に酔いしれてたら、突然
ドラマチックな展開、まさにラブ・サスペンスの様相。
みぞみぞするどころじゃない。ザワザワ、ゾクゾク…。
ヤバイ、見たい、ヤバイ、見るの怖い、でも見たい!
火曜日は、終日「おとなの掟」が頭の中でエンドレス。
 

♪幸福になって 不幸になって
 慌ただしい 胸の裡だけが騒ぐ
 おとなは秘密を守る
 

注)歌詞が判明したので、フルでアップしてあります↓
「カルテット」主題歌~『おとなの掟』 Doughnuts Hole

●「カルテット」HP

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