最高の離婚 Special 2014 【後半】 | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

最高の離婚 Special 2014



離婚の原因が何かわかりますか?結婚です。
結婚するから離婚するんです。 つらいです

【後半】


諒) 灯里さん、何でここに、いるのかな?
灯里) 私が自分の説明する方が先なのかなあ?
諒) いいえ。
光生) それね。上原さんがまず、いつなぜどうして…。
灯里) 私は別に、諒さんがどこ行こうともうどっちでも
    いいんだけど。
諒) えっ?
薫) あっ、そうですか。あっ、じゃあ行こうか。上原君。
灯里) はい?
薫) だって今どっちでもいいって言いましたよね?
灯里) どっちでもいいけど。
薫) 負けるの認めたくない人は
  どっちでもいいってよく言うけど。
灯里) はい?

**********

灯里) あっ、潮見薫です。
諒) とりあえず、どっか座りましょうか? はい。
灯里) あなた、薫っていうの?
薫) そうですけど。
灯里) へえ~。
諒) へえ~。
結夏) あっ、娘と同じ名前だ。
諒) あっ、いや、それは違います。たまたまだよ…。
灯里) (諒をぶって) 死ねばっ!

**********

灯里) ちょっと質問してもいいですか?
光生) はい。
灯里) 自分の娘に、昔の恋人の名前を付けるって、
    どうかしてると思いませんか?
光生) 思います。
結夏) 思います。
薫) 思います。
諒) 娘の名前は僕が決めたわけじゃ…。
灯里) 私が薫にしようって言った時
    どうして反対しなかったの?
諒) 反対したら逆に意識してるような気がして。
灯里) それが意識してるの。おかしいでしょう?
諒) はい。今思えば。ごめんなさい。
灯里) 謝らなくていいの。その、謝れとかじゃないの。
    怒ってるんじゃないの。あなたが、そういう人だっ
    てことは知ってたから。
諒) いや…。
灯里) 私は、子供のために結婚をしたの。あなたがそ
    の内浮気をすることぐらいわかっていたし。あら
    かじめ予定していた日が、来た。だけのこと。
    私は別に、何の感想も。
諒) 僕はこんなこと予定してなかったよ。
灯里) じゃ何で2人で会ってたの? あわよくばチュー
    チュートレインって思ってたんでしょ?
    どうして裏切ったの!?
薫) 決まってるじゃないですか。
  あなたがお母さんになったからですよね。
結夏) それはダメでしょ。子供のせいにするのは。
薫) 違います。あなたが、子供の母親だけじゃなくて、
  彼の母親になったからですよ。男の浮気1回許した
  ら、男は女のこと母親だと思うようになるんです。
  許しちゃダメだよ。1回でも裏切られたら捨てなきゃ
  ダメなんだよ。じゃないとずっと甘えてくるんだもん。
  男は励まして、やさしくして、我慢して、許した分だ
  け女じゃなくなる。母親にされちゃうんだよ。
灯里) やっぱり?
薫) うん。
灯里) だよね。
薫) バカな男選んだ自分が1番バカ。
(ハイタッチする灯里と薫)
諒) いや、僕はそんな風には思ってない。
灯里) 思ってるの! 何しても許されると思ってるの!
諒) 思ってないよ。
薫) 思ってるの!
諒) 思ってないです。
結夏) 絶対思ってるよ。
諒) ええ~っ?
結夏) 僕は船、君は港って思ってるんだよ。結婚して
    るのに他の人と旅行の約束するなんて、最低。
光生) えっ? 何で君がそれ言うの?
結夏) うちとは違うでしょ。離婚してるし。
黒部) すいません。
結夏) 謝らなくていいの。
光生) あなた黙って。あなたもさ、散々上まで登らせ
    といて、今さらハシゴおろすことないでしょ?
諒) 灯里さん、僕はそんな風に思ってないよ?
灯里) 私が思ってたの。
諒) え?
灯里) 傷つかないって思ってた? 何されても平気だ
    と思ってた? もう追いかけない。嫉妬なんかし
    ない。よかった。もう楽になれる。そう思ってた。
    まさかこんなとこ、来るつもりなかった。バカだ
    よね…。最低だよ。ずるいよ諒さん、私があなた
    のこと、嫌いにならないって知ってるんだもん。
    何されても…。結局許しちゃうってこと知ってる
    んだもん。離れられない事知ってるんだもん。
    よそに行くなら…。
嫌われてからにしてよ。ねえ。
    諒さん。ねえ…。嫌いにしてよ!
薫) 私、降ります。
光生) 僕は降りませんよ。話まだ済んでないんで。
薫) 上原君にもらった留守電、聞きます?
光生) ちょっとあなた。
    最後に爆弾落としていくみたいなこと。

諒・留守電) あっ、もしもし。上原です。あの、えっと…
    今土曜日なんですけど、潮見さん、お昼はもう食
    べましたか?僕はもう食べました。天津甘栗です
    けど。えっと…潮見さん。僕、今日は行けないで
    す。ごめんなさい。一緒に行けません。僕、この
    10年ずっと思ってたことあって、あのとき、潮見さ
    んに言われた事、上原君じゃ足りないのって。そ
    れ、僕に何が足りないのか、ずっと考えてました。
    で、さっき、今日甘栗食べてる時に、思いました。
    僕に足りないのは、ちゃんと選ぶことなのかなっ
    て。自分の人生選んで、自分で道を決めること
    なのかなって。で、選んだあとは、全部捨てるん
    だって。僕が今、大事なのは、家に帰ることです。
    帰って、妻と娘と一緒にご飯を食べることです。
    潮見さん、もう1つの人生は、今日で捨てます。
    僕、行けません。えっと…あっ、さようなら…。

薫) 上原君勘違いしてます。私ずるいんですよ。だっ
  て、別に、上原君に興味あったわけじゃないんで。
光生) そうだったんですか?
薫) 演技、上手なんです。小学校の時、仮病が上手
  過ぎて手術するの決まったぐらいで。フフフ。
  昔から、結構ずるいんです。
灯里) ずるくないよ、上手くないし。
薫) じゃあ。

**********

諒) 潮見さん、幸せになって。
薫) 逃したか~。

**********

光生) 不倫旅行です。人妻が、お弁当屋さんのおか
    ずになろうとしてるんです。
諒) フフフ。…すいません。
結夏) 不倫じゃないです。私、独身なんで。
光生) ただの独身じゃないでしょ? 独身妻でしょ?
結夏) 何? 独身妻って。
光生) 表向きは独身。中身は妻です。


**********

光生) っていうかあなた、根本的にわかってないんじ
    ゃない
かな? 夫婦って、文句言い合うものなん
    ですよ。ど
んな完璧な夫でも妻でも文句言うの。
    何回も何十
回も喧嘩してきたんです。何百回も
    危機があった
んです。でもね、いんですそれで。
    お互いの文句は
言うけど、よその人から妻を悪
    く言われたら腹が
立つんです。そういう夫婦な
    んです。喧嘩のたん
びに仲直りして、新大久保
    から、中目黒まで、一緒に
歩いたこともあって。
    まぁいい思い出ですけど。今
日まで、そうして続
    いてきたんです。それを、そうして続いてきたも
    のをさ、昨日今日来た人
がさ、わかってるみた
    いなこと言うとかおかしいんですよ! わか
る訳
    ないんですよ! まぁ、今、僕たちが今こうなって
    るの
は、ただちょっと、最近ちょっとの事で躓いた
    ことが
あって。
結夏) ちょっとじゃないけど…。ちょっとの事じゃない
    けど…。今その話したくないから。
黒部) 濱崎さん。
    でもね、僕の方が、結夏さんを幸せにできます。
光生) 知ってます。
黒部) 行きましょう。結夏さん。
結夏) ごめんなさい。今日は家に帰ります。
黒部) わかりました。
    僕は、いつまでも、待ってますから。
結夏) あ、あの、持ってきちゃってた。
(トランプのカードを黒部に渡し)
黒部) 失礼します。

**********

光生) ここで離婚届け書いてから1年だよ。
結夏) そうだね。
光生) あれ? 何で離婚届け書いたんだっけ?
    原因。
結夏) 萩の月、私が食べちゃったから?
光生) ハハハ。
結夏) フフフ。
光生) うん? 何か間違えてる?
結夏) ううん。
光生) はい。
結夏) ごめん。私これ書けない。
光生) えっ?
結夏) 書けない。
光生) えっ? 書き方わかんない?
結夏) ううん。
光生) 何か俺、変な事言ったかな?
結夏) ごめん。
光生) あっ、いや…。
結夏) ごめん。
光生) 違う。いや…さっきはごめん。取り乱しました。
    興奮してて、ひどい事言って。ごめんなさい。
結夏) 違うの。私にはもう、これを書く資格がないの。
    不倫旅行したんだよ。
光生) あれは、変に口走っちゃって。
結夏) 本当だもん。ホントのことだもん。あなた以外
    の男の人に、ついていこうとしたんだよ。
光生) フフッ。そんなのは…
結夏) ダメなことだよ。
光生) いや全然。そんなのはもう全然。元々、こっち
    が悪かったんだから。年明け早々、ああいう、
    喧嘩した後だったし。旅行っていっても、アピー
    ルっていうか、当てつけっていうか。
結夏) あの人達と暮らすのもいいかな、と思ったの。
    北海道で、牧場で、あの家族と暮らしてる自分。
    あの子たちのママになってる自分。
    いいなって思ったの。浮気…。浮気よりひどい。
    思ったの。思っちゃったんだよ。
    あなた以外の人と、家族になるの。
光生) 子供のことは、もう一回話そう? 僕に、自信
    がなかったから。でも、もう一回…。
結夏) 本当はわかってたんだよ。わかってたの。
    わかってたけど、私もあなたも気づかないフリ
    してたの。私が思う
せは、あなたの幸せじゃ
    なかったの。あな
たが思う幸せは、私の幸せじ
    ゃなかったの。私って…フフッ。ずっ
とこんなん
    でさ、子供の
頃は、走るのがまぁ速かったり、ま
    ぁまぁ木登りが上手で、よく褒め
られたりしてて。
    でも、中学生位の頃から、あんまり褒められな
    く
なったんだよね。得意だったことが、大人にな
    ったら
あんまり関係なくて。特技もない。取柄も
    ない。人か
ら褒められることって言ったら、結夏
    ちゃんはいつも
気楽そうでいいね、とか。まあ、
    気楽なんだけど。
そんなんばっかりで。こう見
    て、コンプレックス
とか結構あるの。派遣やって
    た頃も、主
婦になってからもずっと。他の女の子
    の事、いいなって思
ったり。他の奥さん見て、あ
    んな風にできたらい
いなって思ったり。自分で自
    信持てた事
なんて今まで1回もなかった。
    だけどね、子供だけ
は、絶対好きになるだろうな
    って思ってた。私、お母
さんっていうのに向いて
    るって思って。
絶対お母さんが得意だって、取り
    柄だって思ってたの。だから、
子供だけは本当
    に産みたかった。光
生さんと結婚して、光生さん
    との子供欲しいな。2人、3
人、1人でもいい。
    人でもいい。木登り教えられるか
な? ご飯いっ
    ぱい食べさせよ。料理上手じゃないけど、子供
    はお腹すいてるから何でも食べるし。早く食べな
    さ
い。頂きます言いなさい。にんじん残したら大
    きくな
れないよ。お前たち大きくするのが、お母
    さんの仕事よ。
それがお母さんの特技よって。
    そういう事をね、思ってたの。光生さんは違って
    た。
待って。聞いて。光生さんは違ったけど、光
    生さ
んには、光生さんの考えがあるのもよくわ
    かる
の。世の中には、結婚とか家族とか当たり
    前み
たいにあるけど。そりゃ、家族でいるのが好
    きな人もいれ
ば、1人が好きな人もいて、いろん
    な人がいると思
う。夫婦だったら、子供作って当
    たり前とか。愛情
なくなった夫婦繋げるために、
    子供作るとか。そうい
うのは違うと思う。夫婦は
    夫婦だし。子供は子供だ
し。人は人だし。全部
    別
々の事だと思う。光生さんは1人が向いてる。
    ほら、逆うさぎ
だよ。寂しくないと死んじゃうの。
    バカにしてんじゃ
ないよ。光生さんの…そういう
    光生さんのところ好きだし。
面白いと思うし。そ
    のままでいいの。無理して合わせたら
メなん
    だよ。合わせたら死んでいくもん。私が、あ
なた
    の
中の好きだったところが、だんだん死んで
    くもん。そしたら
きっと、いつか私達ダメになる。
    お互い嫌いになって、傷つけ合う事ばっかり上
    手になって。で、いつか思うの。結婚
なんかしな
    ければよかったって。出会わなければよかった
    って。それだけは絶対嫌だよ。この…この光生
    さんのこと好きな
んだもん。私も、この結夏が、
    この光生さんのこと好き
になったの。だからね
    …。気づくのちょっと遅かったけ
ど…。別れよう。
光生) 結夏のこと好きだよ。すごく好きだよ。
結夏) ありがとう。
    (婚姻届を)ラブレターだと思ってもらっとくね。

**********

星野結夏様

暦の上に春は立ちながら、
厳しい寒さが続いておりますが、
いかがお過ごしですか?
風邪などひいていませんか?
霜焼けなどしていませんか?
突然の手紙、ごめんなさい。
まだまだ寒く長い夜のついでに、
目を通して頂ければ幸いです。

まず、わが家に暮らして3年目を迎える2匹の猫に
関してお知らせします。彼らはなぜか、最近テレビ
をよく見ます。株価のニュースを見ながら話をして
います。彼らの人生に株価が何か作用することが
あるのでしょうか? 金魚カフェでは、姉の体調もあ
って、最近継男さんが、ラテアートを描いています。
その絵の作風が常軌を逸しており、女性客が悲鳴
を上げて帰ることしばしばです。上原さんに紹介さ
れて、先日ついに、河合さんと対面しました。驚き
です。河合さんはまるで、ギリシャ彫刻のような、
二枚目だったのです。握手の手を差し伸べ、やぁ、
初めまして、と仰っていました。友達になれるかど
うかは、ちょっとわかりません。目黒川を行き交う
人々は、桜の木を見上げて、開花の時季を待ちわ
びながら、既に花見の約束を取り交わしています。
また、あの賑やかな季節が訪れるのですね。

昨日、君の夢を見ました。
君が、たくさんの風船を抱えてくる夢でした。
君は無数の風船を、
僕と自分の体に結び付けました。
僕と君は、風船に軽く体を持ち上げられて、
空を飛びました。
目黒川を見下ろすと、
マチルダとはっさくが見上げてるのが見えました。
上原さんたちが、赤ん坊を抱いて、
手を振っていました。
僕は、風に流されて飛んでいくしかない。
自分の非力さが、少し悲しかったです。

川沿いの道を今日も歩きます。
不思議と、1人になった気がしません。
まだまだ僕は、
毎日を君の記憶と共に暮らしています。
君がよくお風呂場で歌っていた歌。
静かに、静かに、手を取り、手を取り、
そんな風にはじまる歌。そんな光景。
深夜2人で、DVDを借りに出かけた時のこと。
が、随分と大きなことに気がついた僕と君は、
そもそもなぜ出かけたのかさえ忘れて、
夜中の散歩をしました。
旧山手通りで、焼き芋を買って、半分に割ったら、
大きさがまるで違って、ジャンケンして、
食べて、笑って、手をつないで。
僕が、結婚を口にしたら、
君は焼き芋いっぱい頬張った口で、
声にならない返事をしました。
そんな始まり。そんな風景。

君と結婚して、知ったことがあります。
洗面台に並んだ歯ブラシ。
ベッドの中で、ぶつかる足。
いつのまにか消えてる冷蔵庫のプリン。
階段を先に下りること。
階段を後から上がること。
恋がいつしか、日常に変わること。
日常が、喜びに変わること。
間違えて履いて出かけた女物の靴下。
メールで頼まれる番組録画。
背中を掻くこと。
怖い夢を見たら、寄り添うこと。
もう1人の父親。もう1人の母親。
もう1つの、ふるさと。
ふるさとから届く、みかん箱の中の白菜。
日常が奏でる音楽。
日常を伝え合うことの物語。
ここには、まだそれが転がっています。
部屋の隅に、電球の裏に、
カーテンの隙間にくっついたまま、
僕は今も、毎日のように、
過去から訪れる君の愛情を、受け取っています。

川沿いの道を今日も歩きます。
1人ずつ、2人で生きていたこと。
僕の中に住んでいる君。
君の中に迷い込んだ僕。
不思議と、1人になった気がしません。
いつかまた、そう思うことの愚かさを思いながら、
それでも思います。
夜中の散歩をして、ジャンケンして、
食べて、笑って、手をつないで、
焼き芋頬張りながらまた、
同じことを話すんです。

僕たち、一緒にいると楽しいよね?
一緒に年を取りませんか?
結婚、してくれませんか?

2014年2月8日
目黒川沿いの、古いマンションで、
2匹の猫と共に、春の訪れを、待っています。

**********

光生と結夏の夫婦としての最大の問題点、価値観
の違いが、子供の問題。子供が欲しいか、欲しくな
いか。まずはそこから。そこをクリアしても、子供が
できるかどうかは別問題。どちらかが不妊だったら、
治療するのか、治療するにしてもどこまでやるのか。
できなかったらどうするのか。自分の子供が欲しい
のか。よその子供でも、育ててみたいのか。子供が
絡む問題は、奥が深い。とても大事なことだからこ
そ、なかなか正面きって話ができなかったり、希望
を伝えるのが難しかったりと。デリケートな問題で。

すでに光生は、結婚生活がそうだったように、文句
を言いながら、子供がいる生活も受け入れていくん
だろうなあって思えるほどには変わってきているし。
光生が光生らしさをなくしてしまうのが嫌だと、結夏
は言ったけど、どんなニュー光生になっても、変わ
らない、変えられない光生らしさというものは、光生
の中から消えたりはしないと思うよ~と、結夏に言っ
てあげたかった。とはいえ、自らはどうしても決断で
きない光生に、これ以上、自分の希望を押し付けた
くないと思う結夏の気持ちも、痛いほどわかるし…。
夫婦間での、子供の問題は、本当に、ムズカシイ。
夫婦の形は夫婦の数だけあっていいし、いろんな形
の幸せがあっていいし。夫婦の幸せは、それぞれの
夫婦が決めること。だからこそ、その幸せの形が違
っていたら…別れるしかないというのも、1つの現実。

光生の手紙に書かれた、ありふれた、普通の生活
の中にある、小さな幸せの数々に、泣いた。2人で
暮らすことは、面倒くさいけど、わずらわしいけど、
2人でしか出来ない、2人でしか感じられない小さ
な幸せが、確かにある。いい事も悪い事も、つまら
ない事も、ちょっと笑えた出来事も、それを話して、
一緒に泣いたり笑ったり、喜んだり悲しんだりでき
る、そんな相手がいるという幸せ。好きな人と、あり
ふれた日常を共有しながら、生きていくという幸せ。
結婚の良さは、そんなところにあるのかもって思う。

恋がいつしか、日常に変わること。
日常が、喜びに変わること。
日常が奏でる音楽。
日常を伝え合うことの物語。

日々、過去から訪れる愛情を受け取っているとい
う光生の言葉の意味が、よくわかる。一人ではで
きないこと。誰かが、自分のためにしてくれたこと。
小さな小さな、愛情が、日常の中に、たくさんある。

2人の物語は、まだつながっていると…信じたい。
いつか、そうなったらいいなあと、思う形となって。


●「最高の離婚」HP

「最高の離婚」関連ブログ↓
第1話「つらい。結婚って、長い長い拷問ですよ」
第2話「あなたなんて死ねばいいのに」
第3話「もう一つの夫婦の秘密と真実」
第4話「あなたが好きなのは自分だけ」
第5話「出来るもんなら浮気したい!」
第6話「男が子供だから女は鬼嫁か泣く嫁になるしかない!」
第7話「お別れは自分で決めたこと」
第8話「いいじゃない、一回寝てみよ」
第9話「今度は最高の結婚をしてね!」
第10話「あなたがその子の父親になればいいんじゃない?」
第11話「結婚って、拷問だと思ってましたが、違いました」

最高の離婚 Special 2014 【前半】
最高の離婚 Special 2014 【後半】


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