「真夜中のパン屋さん」第1回~謎の女子高校生来たる | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「真夜中のパン屋さん」



第1回 
謎の女子高校生来たる

三軒茶屋のパン屋「ブランジェリークレバヤシ」の営
時間は23時から朝の5時まで。オーナーの暮林
(滝
秀明)と腕のいいブランジェの柳弘基(桐山照
史)がふたりだ
けで営むこの風変わりで小さな店に、
ある晩
一人の女子高生が訪ねてきた。突然現れた
希実(土
屋太鳳)と名乗るその娘は、嘘のような話を
切り出す。
「私、こちらの暮林美和子さんの妹なん
です。今日か
らこちらでお世話になりたくうかがいま
した」。だが、暮
林の妻である美和子は半年以上前
に亡くなっていた。
愕然とする希実を、暮林は何の
疑いもなくこの店に住
まわせる。この日から、この
3人が営むパン屋と、店
を訪れる珍客たちとの物語
が始まる。

**********

希実) 私、いいんですか? これからあのパン屋さ
    んに住まわせてもらって。
弘基) 何、改まってんだか。
希実) だって・・・。
陽介) 嬉しかったよ。
    俺に妹がいたなんて。可愛いし。
弘基) でも、可愛げはない! ・・・ねえだろうがよ!
陽介) 何となくわかったよ。希実ちゃんに持たせた
    パン。あの子に取られて、目の前で踏みつぶ
    されちゃうかもしれない。
    だから学校に、持っていきたくなかった。
弘基) 何? 何の話?

**********

希実) パンは、嫌いじゃないです。ううん、大好き。
    でも・・・いつも思い出しちゃうんです。母が、
    よく、こういうパンだけ食卓に置いて、どこか
    に出かけてった。言い訳みたく置いてあった。
    だから・・・パンはいつも一人で食べた。

**********

弘基) 素直になりやがれ、バ~カ。
希実) 美味しい。すっごく美味しい。
弘基) よろしい!
陽介) 二人で食べても、三人で食べても、
    美味しいパンは、美味しいままだ。
希実) そういえば、
    何で、真夜中のパン屋さんなの?
弘基) まあ、いろいろあんだよ。
希実) 何それ? 
    あと・・・もう一つ、聞きたいんですけど。
陽介) ん?
希実) お二人って、どういう関係?
弘基) どういうって・・・。そりゃ、そういう関係?
    あ~ん。
陽介・弘基) 違うから!
弘基) それよりお前さ、
    言ってきます、ただいま、ぐらい言え。
陽介) そうだね、俺たちもさ、
    いってらっしゃい、お帰りって言いたいもんな。
弘基) おい!
希実) (頷く)

**********

希実) ・・・ただいま。
陽介) おかえり。
弘基) おかえり。

**********

これはもう、「アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~」
を思い出さずにはいられない雰囲気。滝沢君が作る
ものがケーキからパンに変わっただけで。とはいえ、
すっかり大人になっちゃったのね~と感慨深くもあり。

アンティークは漫画が原作だったけど、こちらは小説
が原作。設定は少女漫画っぽいというか、個人的に、
好きなお話の匂いが。初回は、主要キャラとなる女子
高生希実がやってくるところから。次からは、真夜中
のパン屋にやってくる変わった人たちとの話になって
いく感じ。滝沢君演じる陽介が、穏やかで懐の大きい
人物なのが、観ていてホッとするというか好感が持て
る。原作は知らなくても、「真夜中のパン屋」さんとい
う設定に心惹かれるし、何より、パンが大好きなので、
パンを用意して観てくださいと言うのもよくわかるとい
うか、ドラマを観ている限り、パン屋さんを素通りでき
なさそう予感。そして、ダイエットは遠のくのです(泣)


「真夜中のパン屋さん」関連ブログ↓
第1回 「謎の女子高生来たる」
第2回 「小さなパン泥棒」
第3回 「普通じゃない人々」
第4回 「恋って、おいしい?」
第5回 「元カノの秘密」
第6回 「もうひとりの佳乃」
第7回 「おだやかなクレーマー」
第8回 「小さな灯り(あかり)をともして」

●「真夜中のパン屋さん」HP


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