「Woman」第6話~生きるための嘘、我が子のために | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「Woman」

日々のダダ漏れ-Woman
 

第6話
生きるための嘘、我が子のために


自身の病状の悪化を自覚した小春(満島ひかり)
は、望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を連れて植杉
家へ
かい、一緒に住まわせてほしいと紗千(田
中裕子)
に頼み込む。病気のことは告げずに、ひ
たすら懇願
する小春。頑なに拒否する紗千だっ
たが、栞(二階
堂ふみ)が小春達と暮らしたいと
と言い出したことで、
仕方なく同居を受け入れる
ことに。そんな中、小春
は健太郎(小林薫)から、
紙袋に入ったオレンジ色
のマフラーを渡される。
4年前の夏、信(小栗旬)が
植杉家を訪ねた日に
忘れていったものだと告げられる。しかし、小春

にはまったく見覚えのないものだった・・・。


**********
 
澤村) 僕の妻は青柳さんと同じ病気で死にまし
    た。僕の骨髄じゃ適応しなかったんです。
    青柳さん、
    お母さんのお年はおいくつですか?
小春) 57です。
澤村) 輸血と投薬が効かなかった時の為に、今
    から、骨髄移植の適応検査だけでも
受け
    ておいてもらった方がいいかもしれません。
小春) それは・・・
澤村) 
どんなに嫌いで憎んでる相手でも適応す
    るときはします。
どんなに愛情があっても、
    しないときはしないのと同じように。

    青柳さん約束しましたよね?
    お子さん達の為に生きるんだって。
    生きる覚悟って、そういう意味ですよね?
 
**********
 
紗千) 申し訳ありません。私が、あの子に梨を持
    たせたから・・・。
そんな事故に遭いました。
    私が、梨を持たせたから、
あなたの・・・
    大切な人を、殺しました。
申し訳ありません。
小春) 何で、そんなこと言うんですか!?
    何で? 何でそんなこと言うんですか?
紗千) ごめんなさい!
小春) 違います! 違う!
紗千) ごめんなさい。
小春) 違う!違います。そういう・・・そういうのい
    りません。
いらないです。理由とかそういう
    の・・・。
答えとか、はっきりするとか、そん
    なのいらないです。
信さんのこと、謝るとか
    そういうので、片付けるみたいな、
終わらせ
    るみたいな、やめて下さい!
やめて下さい。
紗千) そうね。
    私とあなたは昔、母と娘だったけど・・・。
    そうね、ずっとこうなんでしょうね・・・。
    安心してちょうだい。平気な顔して生きてる
    ように見えるでしょうけど、
あなたに、許して
    もらえると思ってないから。
あなたを置いて
    家を出たことは、それは一生ずっと、
持っ
    て行くから。安心してちょうだい。
はぁ・・・。
    親子にだって相性があるもの。
小春) 知らなかったの。父が、あなたに・・・。
紗千) 細かいこと。
小春) もし、それが本当だったとしたら私の方が、
    おか・・・。
紗千) 細かいことなの。母親が、娘を捨てたこと
    に比べたら細かいことなの。

    許される理由にはなりません。
    あなた、あの子たち、捨てられる? 私には
    それが・・・
それができたの。できたのよ。
小春) そうですね。・・・ずっとこうなんでしょうね。
    私たちは昔、娘と、母だったけど。今は別々
    の・・・別々の場所で生きている、
2人の母
    親だから。
お互いのこと、一番に思うことは、
    もうないんでしょうね。
紗千) ・・・そうね。

**********

母と娘の間で交わされる会話が悲しくて・・・
私とあなたは昔、母と娘だったけど・・・。
私たちは昔、娘と、母だったけど・・・。

昔・・・母と娘だった。昔・・・娘と母だった。
何て悲しい言葉なんだろう・・・。
「今」だって、母であり、娘であるはずなのに。

母も頑固だけれど、娘も頑固で。
そういう意味では、似た者親子なのだと思う。

親子にも相性はある。
どうしても、好きになれない親子もいるだろう
と思う。どうしても、どうしようもできない感情
に、罪悪感を持つ親子もいるのだろうと思う。

甘えたくても甘えられない。
甘えてほしくても甘えてもらえない。

甘えることは、信頼であり、サービスなんだ
と思うことがある。甘えを許すときも、許され
るときも、心に余裕があるときだと思うから。

互いのことを、1番に思うことがなくても・・・
2番でも、3番でもいいんじゃないかなあ。
相手を思う気持ちに、いちいち順位をつけ
なくてもいいんじゃないのかなあ・・・と、
小春の言葉を聞いて、そう思ってしまった。

生きて、目の前に、すぐそばにいるのに、
母であること、娘であることを、「昔」のこと
として語り合う親子が悲しすぎて、切ない。
 

●「Woman」HP

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第1話~いざや楽しきまどいせん
第2話~母が母であるための間違った選択?
第3話~母であること。そして娘でいること
第4話~ぼく、お父さんに会いたいよ
第5話~誰にも言えない、母の覚悟
第6話~生きるための嘘、我が子のために
第7話~生きる為に死んだ大切な人、その真実
第8話~あの子を殺して私も死ねばいいの?
第9話~生きたい!せめてあと10年
第10話~お母さん、ほんとうのこと言って!
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