料理写真の撮影!おいしく撮るために! | 写真上達プロカメラマン写真撮影テクニックとヒント

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料理写真の撮影!おいしく撮るために!

読者の方から料理写真について、
質問がありました

【質問】
いつも楽しくブログを
読ませてもらってます(○´∀`о。゚
新しい記事にワクワクして
更新がない日は昔の記事を
何回も読み返してます(笑)

分からないので質問させていただきます。

自分は飲食店で働いています。
看板メニューに食べ物・飲み物等の
写真を2Lくらいのサイズで撮っています。

食べ物・飲み物等を美味しく魅せる
テク・コツみたいなのはあるのでしょうか?
また、生ビールや鉄板物のように
時間がたつにつれて美味しさを
表現しずらくなるもののコツ等も知りたいです。。

色温度も食べ物なのでオレンジ(赤)
っぽいほうがいいのでしょうか??

背景等にもどう気を使ったらいいのでしょ
うか??

使用カメラはD90(標準と35mmF1.8)とNEX5(標準)です。
↑どちらのカメラがいいのかも知りたいです!
知りたいことばかりでスイマセン(-_-;)

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【回答】
まず、料理写真について、
以前3回にわたって、
取り上げた記事の1回目はこちらです。

料理写真!おいしくとる方法!
http://ameblo.jp/photojack/entry-10985579934.html


とりあえず、料理写真をおいしく見せるコツは、
光をまわすこと!

そのために、窓際で撮影をしたり、
周りを白い紙などで覆って撮影したりします。

料理写真で失敗は、
暗いこと、ぶれていること、
ホワイトバランスの間違いなどにより色がおかしいこと。

暗いとか、ぶれているってのは、
三脚を使えば解消できます

細かい点は、過去記事を参照ください

生ビール、鉄板物など時間がたつと
見た目が悪くなるものは、
先に、グラスやお皿だけで露出など設定、
配置を決めておいて、さっと撮影をすることが一番です。

鍋料理などでも同じことが言えます。

特に生ビールの場合は、
撮影場所の温度にも気を配る必要があるでしょう。
適度にジョッキに水滴がついた状態がいいですし、
泡が盛り上がっているうちに撮ることが大前提です。

どんなに上手なプロカメラマンでも、
泡がへこんでしまった生ビールでは失敗です。

また、プロカメラマンが生ビールを撮影するときに、
使うコツとしては、防水スプレーと霧吹きと塩です。

ジョッキの外側に防水スプレーを拭きつけ、
霧吹きで水をかけて、水滴を作ります

さらに、ビールを泡のないように注いだら
中に塩を少々入れると、
きれいな泡ができるのです

これで、少し逆光目の光を多めにして撮影すると、
おいしそうなビールの写真が撮れますよ

でも、撮影後に飲めなくなってしまうので、
私は、あまり使いませんが・・・(笑)

味噌汁などは、だんだん味噌や具が
沈んでしまいますので、
定期的にかき混ぜることが必要です

背景などは、お店の雰囲気を出したりしてもいいですが、
むずかしいので、まずはシンプルなバック紙を
使って単色にするのがいいでしょう

カレンダーの裏などを使ってもいいですが、
高くはないので、
何色かもっておいてもいいかもしれません


湯気が出たりするものは
暗めのバックがいいです。

テーブルクロスや食器も考えたり、
料理の周りにある小物を一工夫して
みたりするのもありです

暖色系にこだわらなくてもいいですが、
青系を使うときは、
無意識に客の食欲を減退してしまわないように
気をつける必要があります

色温度などホワイトバランスは、
普通の色でいいと思いますが、
もし、変えたいなら、
見た目でおいしそうに見えるように
なればそれでいいと思います

使用カメラについては、
一眼レフであれば、それほど変わりませんので、
どちらのカメラでもいいでしょう。

ただ、レンズに関しては、あまり広角側のレンズでないほうが
いいと思います。

広角はゆがみますので、気をつけて下さい。

照明などの機材はなくても何とかなりますが、
料理撮影用に機材があれば、
さらにいろいろなライティングに挑戦できると思います