COL D'ORCIA ROSSO DI MONTALCINO 2004

コル・ドルチャ ロッソ デ モンタルチーノ



【トスカーナ】

サンジェベーゼ亜種:ブルネロ100



LUKAとSENAとPASTAな人生-col d'orcia




う~ん!!

外観はとても美しい。



赤ワインって、ほんと美しい飲み物だなぁ・・って思う色をしてます。



ほんとに艶やかに、きれいな透明感。



透けて見えるルビーレッドは、ピジョンブラッドを想像します。

 ※いえ・・・そんな上質なルビーは、おそらく見たこともないです。あと、鳩の血も見たことありません^^;



ややレンガっぽい赤みもあり、青い感じや紫な感じはないので、


熟成感や、バランスのとれたタンニンの他、果実味の甘味を創造します。





香り。

あぁ・・・心地よい樽香があり、ほのかにバニラのニュアンス。



うん。

粘性度が低く、トロっとしたとこを全く感じません。




サラサラの健康血液を連想させます。



飲むと、さらにそのサラサラ感が更に明瞭に。



ただ、若々しいのではなく、



水分けの多いフルーツの感じ。梨やスイカのようなです。



この赤も品の良さや育ちの良さを感じるタイプですね。

Monte Antico Rosso 2001

モンテ・アンティコ・ロッソ 



【トスカーナ】

サンジョベーゼ100



LUKAとSENAとPASTAな人生-monte_antico




モンティ・アンティコの醸造家“フランコ・ベルナベイ氏”は、



サンジョペーゼの神様と呼ばれてるそーです。



いやがおーにも、期待度大。






外観は、かなりエンジ色っぽい濃いバーガンディー色?



ガーネット色とか書いている資料を見ましたが、



それはヴィンテージの若いもの?なのかなぁ・・・



ガーネットのように明るい赤は感じないし、



今僕が飲んでるこワインにその表現は不適切な気がします。



透明感もなく、どんより系です。


底は全く見えません。



とにかく澄んでいない。


深い深い深海のような青みのないルビーレッド。




正直、暑い日には、飲む気が若干失せる色です(笑)






香り・・・スパイシーな香りと、なめし皮を感じる香りも少しある。


土っぽさもあるのかな?



けっこーサンジェベ100で、勝手に香りもイメージしてましたが、



僕のイメージとはぜんぜん違った。







飲んでみる。



なかなか強烈なタンニンが第一印象。



これ2日目も、ほぼ変わらなかったです。


ほんと見事に、へたりません。




でも確かに、この粉ぽい感じは、


ゆっくり、味わって飲んでくれという表現を感じさせます。




あぁ・・・なるほど。


2、3杯と飲んでいると、このワインにファンが多いのがわかる気がします。



果実味やタンニンのバランスが絶妙なんでしょう。



試飲する時に、あまり食事をとっていないのが残念なのですが、


このワインなんかは特に、良く会う料理、たとえば・・・


フレッシュトマトを使ったようなパスタや、ラグーソースのラザニアなんか


と一緒に食べると、ものすごく進化を発揮するんでしょうね。





しかし・・・


少し気になる事。



ここ2、3週間・・・


すこぶる胃腸の調子が悪く、正常なテイスティングができていないかもしれません(T_T)

Le Macchiole Bolgheri Rosso 2006
レ・マッキオーレ ボルゲリ・ロッソ [2006]


【トスカーナ】

メルロー 50%/カベルネ・フラン 30%/サンジョヴェーゼ 10%/シラー 10%




LUKAとSENAとPASTAな人生-bolgheri rosso



自分でも不思議に思う。


どーしてこんなにワイン好きになったのかなぁ・・・って。




元々ワインは好きではなく、好んで飲んだりしなかった。


高級フレンチで、ええ格好して食事代より高いワイン飲むのが関の山。




「なんで、旨いとも思えないこんなもんにこんな大金払わなあかんねやろ??」


と、正直ずーっと思ってました。



調べてびっくり。上代の3~4倍ってのがレストランでの提供価格。



「調理を施す必要のない商品が、なんぼすばらしいサービスが伴っても、


そんな価格がまかり通ってええんかいっ!!」


正直な気持ちですよね。




パスタ屋を初めて、ワインを勉強しようと思った。


飲み始めて、勉強しはじめると楽しくなってきた。



『パスタカテゴリーはイタリアンに属す』


ということで、イタリアワイン限定から入ったのは、正解だったと思ってます。




イタリワインはほんとーにコストパフォーマンスが高く、


全州でつくられるワイン達がとにかく豊富。


所謂、ぶどうの【土着品種】の宝庫で、個性がとても豊か。




今でも・・・


そして、これからもずっ・・・と楽しめる嗜好なのかもしれない。


って思ってます。




イタリアワインに興味を持ちだして、すぐに読んだ本に、


この【Le Macchiole のオーナーだった、『エウジェニオ・カンポルミ』が


ワイン作りについて語ったテキストに遭遇しました。




この作り手さんの、ワイン作りに対する思い入れにはとても共感しました。



『ボルゲリは神に選ばれし生産地だと思う』


『自分の表現ができれば歴史はあとからついてくる』


『ビジネス目的でワインを造っているのではない』



そんな、ワイン作りに真剣で冒頓で情熱的なイタリア人。




彼は、一番初めにボルゲリの自分の畑に植えた記念すべき葡萄であるCS(カベルネフラン)


における大いなる可能性を信じ、長い時間をかけ、少しずつそのCS使用比率を高め、


彼自身が最後にボトリングを行った2001年ヴィンテージでついに実現させました。


待望のカベルネ・フラン100%のワイン・・・


【パレオ・ロッソ 2001】




しかし、皮肉なことに、これが生涯をワイン造りに捧げた男の最後のヴィンテージとなったのです。


2002年7月。

40歳という若さで、この世を去ってしまわれたのです。




僕は、できることなら、彼のワインで最初に飲むワインは、


【パレオ・ロッソ 2001】


と決めていたつもりだったのですが、



色んな心境の変化と意志の弱さで、


彼のワインを・・・


すぐ・・・

どーしても飲みたくなったんです^^;



ちなみに、僕も40歳です。




レ・マッキオーレで、廉価版タイプのブレンドの赤。


楽しみ・期待・不安・・・


そんな想いを交錯させながら、試飲させてもらいました。




深い・深いパープルルビーレッド。


色には確かに若さを感じつつも、とても美しい色です。

 ※ブラインドじゃないから、どーしても先入観はつきまといますがね・・・^^;


あぁ・・・


カシスチックで、とても品のある香り。

やはりスーパータスカンチックな独特な気品と香りが漂います。



奥ゆかしいという表現・・・


あぁ・・・なるほど、廉価版タイプでさえ、こういう味の表現なんだ・・・


まさにエレガントで、品格高い味わい。

とても、いい意味で複雑な旨さ。


余韻もたっぷり長めで、やはり次の一杯を欲してきます(笑)


どこかでほんのり少しだけ、甘みを感じるタイプが僕は好きなのですが、


このボルゲリロッソもそーゆータイプですね。



コストパフォーマンスで言えば、すばらしいの一言だと思います。



友達を呼んで、トマトクリームの贅沢なパスタなんかをつつきながら・・・


いいですね。




僕、かなり好きです。



Teruzzi & Puthod Vernaccia di San Gimignano 2003

テルッツイ&ピュトー ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ


【トスカーナ】

ヴェルナッチャ100



LUKAとSENAとPASTAな人生-vernaccia di san



外観・・・まさに、きれいなライムイエロー。


キンキンに冷えてると、夏には喉がなります。


透明感もあり、喉の渇きを潤したくなる色です。




香りは柑橘系の爽快な感じで、早く飲ませろっ!系(笑)


でも、ほんと好きな香り。




多少プチプチがありましたが、飲んでみると大丈夫。


若々しい瑞々しさ・・・ちょっと表現が違うなぁ・・・その表現は安っぽい。


酸がとてもとてもきれいな白。


フルーティな甘みという意味合いでは、


口に入れた時から余韻まであまり感じません。



しかし、後を引く中毒性を感じる、ほのかな苦味がタマリマセン。。。


次の一杯を要求する旨さです(笑)



やるなぁ・・・。



Poggio le Volpi Salice Salentino Rosso Riseeva 2001

ポッジョ レ ヴォルピ サリーチェ サレンティーノ ロッソ リゼルヴァ 【プーリア】



ネグロアマーロ80%、マルヴァジア・ネーラ・ディ・レッチェ15%、

マルヴァジア・ネーラ・ディ・ブリンディジ5%



LUKAとSENAとPASTAな人生-salice salentino




ウッチーさん!?(笑)のおすすめヴィーノ。

 ※僕の贔屓のワイン専門酒屋さん。めんどくさいんで、こー呼ぶことにしました(笑)




作り手さんの、ポッジョ レ ヴォルピは、他のワインも4,5本だけだが


飲んでいて、結構贔屓にしている作り手さんです。


ただ、セパージュが先日飲んで、あまり印象の良くなかった、



ネグロアマ-ロ主体なのが若干気になります・・・。






外観はやや青味がかった濃いルビーレッド。



やや濁った感じが、若々しさと酸っぱさをイメージさせますが、



ヴィンテージが2001で、少し期待もあります。。。





飲むと・・・



ん?



これもネグロアマーロなのか?な印象。



酸味は感じさせないが、深みのある味わい。



若さなどは感じることはなく、むしろ熟睡した印象。



てか、熟睡しすぎてボケた??^^;と聞きたくなるくらい酸みが物足りない。




決してまずいわけではないが、高級な葡萄ジュースな印象が若干あり。



これまた、イタリアワイン的にはありなんだろうけど、


インパクトに欠ける。。。


要は、僕的に印象に残りにくいワイン・・・。