朝鮮学校の教員は、教育免許を保有している者は極僅かで、ほとんどが教員資格を持っていません。また、朝鮮学校には外部からの監視の目がないため、生徒に対する教員の暴力が日常的にあっても問題が表面化することがありません。北朝鮮や朝鮮総連のことを非難すれば暴力を受け、そういう考えを持っている生徒と認識されると、理由もなく殴られることもあるようです。


朝鮮学校の生徒が進学先として日本の学校を希望すると、生徒本人が学校から妨害されるだけでなく、家族にも嫌がらせや脅迫が及びます。朝鮮高級学校(高校の年代に該当する学校)では、2年と3年の時に1週間弱の合宿があり、そこで主体思想や金日成の偉大さを叩き込まれ、北朝鮮への忠誠心を強要されます。この合宿で洗脳されて、多くの生徒が朝鮮大学校への進学を決めてしまうようです。洗脳されずに、朝鮮大学校ではなく日本の大学を希望する生徒に対しては、教員だけでなくクラスの生徒も加わって意識を徹底的に変えるようなことを強いているようです。

 

朝鮮学校に通っているのは、北朝鮮籍と韓国籍の在日朝鮮人です。以前は、北朝鮮籍がほとんどでしたが、最近は北朝鮮籍が2割、韓国籍が8割のようです。パスポートなど、韓国籍のほうが受けられる恩恵が圧倒的に大きいことから、北朝鮮籍から韓国籍に変更するようです。朝鮮学校に通っている韓国籍の人の多くは、元々は北朝鮮籍の人です。


在日朝鮮人の多くは、将来のことを考えると日本の学校に行かせたいと考えています。教える内容も、事実と異なることが多く、日本に暮らしていれば生徒もそれを分かっています。しかし、試験では教科書に書いている内容を回答しなければ点数が取れません。朝鮮学校で教えられることと現実とが相反することになると、子供は混乱していまいます。子供をそういう目にあわせることは、子供の親も望んではいません。

 

それなのに、何故朝鮮学校に通わせているのは、望んでいなくても通わせなければならない理由があるからです。彼らの親戚の中には、帰国事業で北朝鮮へ渡った人がいます。その親戚から、子供を朝鮮学校へ行かせろと言ってくるのです。もし、朝鮮学校に行かせなければ、北朝鮮にいる親戚が酷い目に遭わされます。北朝鮮にいる親戚は、人質に取られているのと同然です。従って、本心では朝鮮学校に行かせたくなくても、朝鮮学校に行かせざるを得ないのです。

やむを得ず、子供を朝鮮学校に行かせている人や日本の学校に行きたいと考えている生徒からすると、朝鮮学校がないほうがありがたいのです。朝鮮学校がなければ、行きたくても学校自体がないから行けないと言い訳ができるのです。高校授業料無償化の対象にすることは、朝鮮学校存続の一助になりますので、実は在日朝鮮人の多くは望んでいないことなのです。

 

朝鮮学校には、授業料無償化とは別に地方自治体から経常費補助という補助金が出ていました。しかし、授業料無償化の議論が起こったことで、この補助金の見送りが相次いでいます。東京都は2010年に全額カットしました。そのような中で、神奈川県の黒岩知事は、2014年度からは経常費と同規模の額を、経常費ではなく学費補助という名目で税金を投入することを打ち出しています。黒岩知事は、誰のために朝鮮学校への補助金を出すつもりなのでしょうか。


朝鮮学校を授業料無償化の対象にするべきだと言っている人達は、朝鮮学校の実態を知っていて、そのような主張をしているのであれば、とんでもない考えをしている人達と言えます。北朝鮮の工作員と思われても仕方ないのではないでしょうか。また、実態を知らずに、授業料無償化を訴えているのであれば、非常に無責任と言わざるを得ません。朝鮮学校の実情を見てみれば、授業料無償化どころか、朝鮮学校への補助金などの公金は一切投入すべきではないというのは、当然のことではないでしょうか。



(朝鮮学校の正体)
○朝鮮学校に税金を投入すべきではない
○金日成は複数いた
○嘘と捏造に溢れた朝鮮学校の歴史教科書
○朝鮮学校は日本人拉致の工作員養成所  


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