内田春菊さんの「まんがエッセイ講座」のレポ1(後編)
内田春菊さんの「まんがエッセイ講座」1(後編 )
漫画家内田春菊さんの「まんがエッセイ講座」のレポです。
埼玉県のめちゃくちゃのどかなお茶畑に囲まれた入間市の生涯学習センターで、ものすごくアットホームな贅沢な講義のれぽです♪ 講座参加者まだ募集中~(最下段ご参照)♪
・「まんがエッセイ講座」序章から読むかたはコチラをクリック
★ごめんなさい。最初に謝っておきます。講座の後編で、漫画を描くペンのお話が出たのですが、妻ねこ聞いてもちんぷんかんぷんだったので、後で調べて補足してますが、内田春菊さんの講義内容の半分も書けて無いかも。後日修正が入るかもしれません。話半分に読んでくださいませ。。
漫画で使うペンの説明。
「ペンですが、私は、手が小さいらしく大きいペン軸は重いので、タ●カワの短いペン軸(軽いから)を愛用してます。
ゼブ●のGペンは柔らかいので、筆圧により線に強弱が出せます。
タチ●ワのペン先は固いので、筆圧が弱くても細く描けるんですね。」
ほほぉ、つけペンて、朝ドラ「ゲゲゲの女房」でも水木しげる先生がカリカリ音たてて使ってたなぁ♪
「自分の手が小さいというのは、ペンを使ってるうちに気がついて、吉田戦車さんとペンを一束交換したこともあります。」
「以前は漫画と言えばつけペンだったけど、だんだんつけペンを使う漫画家さんは減ってきています。
ただ、つけペンは、はみ出したりインクたれたり事故が多いのもあるし、サインペンの性能がどんどん良くなってきたというのもあって、漫画家でもつけペンからサインペンに移行する人が増えてます。
あのさいとうたかをさんもサインペンに移行してピグマで描いてるそうです」
「作品の保存を考えないといけませんので、水性ペンだと、後々にじんだり汚れたりする危険があるので、油性や、顔料(ピグメント)インクのペンを使うようにします。
顔料は元々舞台メイク用だったと言われていて、いまだとPOSCAとかあるでしょう?
顔料インクは速乾性で乾くと耐水性が高いので水でにじんだりしません。
ちゃんと買う時に、ピグメントインク(顔料)と確認して買ってます。
油性サインペンはにじむので、ゆっくり描くと味が出るので、私は服の横線を書くのに使っています。
いろいろペンを使い分けて描いています。
さらに、最近はデジタル化で、紙に描いた作品もスキャンしてデジタルデータとして保存されることがほとんど。
最初からペンタブレットで画面に描く人も増えてますね。」
ペンタブ(ペンタブレットは、ペン型マウスを専用パッドの上で絵を描くように動かすと、画面に反映した絵が描かれるもの(1万円位)と、手元を見ずに画面を見て作業するあたり内視鏡手術に似てる。
液晶画面のタブレット上に、ペン型マウスで絵を描く(子供の磁石で描けるおもちゃみたいな)絵を見ながら描けるものとある(高額。●十万位)
、
「単色でぬりつぶす部分をベタといいますが、ペンで書いているとけっこう時間がかかるけどパソコンソフトでやれば、一瞬で塗りつぶせる(枠線さえつながっていれば)から、時短にもなりますね。
今、コミックスタジオという加工ソフトを息子(高3)に習ってるんだけど、忙しさにかまけてまだまだ覚えきれなくてw
私は、原稿をペンで紙に描いてスキャナで読み込んでアシスタントさんが仕上げのデジタル加工してくれてます。」
(ちなみに、妻ねこは、筆ペンで紙に書いたものをスキャンして、画面上で淡い色でぼかすように色つけするので、パソコン上で結局ぬりえのように時間をかけて塗っている。)
「あ、もう時間だ。今日の作品は家にもって帰ってペンいれしてもいいし、次回の授業でペンいれペンいれする人は預かります」と。
ぺんいれ・・・
春菊さん、あまりに基本的質問(しかも長々ペンの話を聞いた後で)に戸惑いつつ「ペンいれは、下書きをペンでなぞって清書します。」と。
なんでこんなあほな質問をしてしまったかと言うと、
妻ねこ“ぺんいれ”って言葉を理解していなかった。(想像力とぼしすぎ)
なぜなら、妻ねこはいつも、
ペンのお話を聞いている時は、あー、プロの漫画家さんはそういうの使うんだー。たいへんだね。と完全他人事で話を聞いてて、自分もやるんだょ・・ということにつながらなかったw
つまり漫画を描くスタンダードな手順は
①四コマの枠線を書く
②下書き:内容やセリフ(ネーム)を考えて、鉛筆で絵コンテを描く。
③ペン入れ:ペンで清書する。
④消しゴムをかけて下書きを消す
※そっから先はまだわかんないw
(妻ねこはいつもこの行程をまるで踏んでないw)
妻ねこのブログの絵の原稿は、元々だーりんに見せる落書き
なので、コマ枠線を書かず、紙にランダムに下書きなしで描いて、失敗したら塗りつぶして隣に描くか、スキャナで読み込んだ後、PC上で修正してます。
なので、失敗に対する緊張感がゼロ。どんだけゆるいんだ‥。。
でも、プロ目指してるわけじゃないからいいのかな?これで。。
と言うわけで、初日にしていろいろ初体験なのでございました。
1時間半の講座、あっという間に終了時間。
講座終了後にセンターの受付で申込手続きをしてると、
「じゃ、私はこれで!」と、足早に去る春菊先生。
春菊さんはこののどかな会場まで、電車とバスで来てるとのこと。
駅からのバスの本数少ないし、バス停から徒歩10分かかるし、たぶん、都内からここに通うだけで往復4時間は掛かってるんじゃ?。
‥そうなんだ~。。なんかイメージ的に“付き人とかが車で送ってくれて”たりしたり、“センターの人が駅まで送迎”するのかと思ってた。。
バス停から徒歩10分も、一面茶畑でとても癒されるけど、隠れるものが無い分、冬吹きっさらしですごく寒そうだし、夏も炎天下ですごく暑そう。。(あ、でも春菊さんのブログみたら、それすら楽しんでるぽい)
自伝エッセイから受ける“内田春菊さんのイメージは、奔放で束縛や保守的抑圧を嫌い、スパッズバッと切り捨てご免な強い女性のイメージもあったんだけど、直接接するととっても寛容で気配りされる優しい方でした。
有名漫画家って言うと華やかなイメージがあるし“ずば抜けた才能と運があればいいように思ってたけど、、それだけじゃ人や仕事はついてこないものね。。
一見地味なお仕事でも含めて、遅れず指定の場所についたり
、ちゃんと、期限内に納品したり、やるべきことをきちんと着実に地道なこなす努力をしてこそ信頼も生まれるものね。。 なんか、ちょっと感動。
書ききれなかったけど、もっとたくさん楽しい雑談もしてくださいましたょ♪
ちなみに原則、第一第三土曜日が授業だけど、春菊せんせのお仕事の都合で次回は、他の土曜日にずれることに。
これも授業中に生徒一人ひとりに、第●週が都合がいいか春菊さん自ら確認w少人数ならではのアットホームさ♪
P.S.
この「まんがエッセイ講座」まだ申込めます。
ご興味のある方は下記にお問合せください♪
問い合わせ先 04-2965-8881
電話受付時間 9:30~15:30
会場 ペアーレ埼玉 埼玉県入間市新久206-3
講座名 「まんがエッセイ講座(C107番)
2010/10/16から、第1第3土曜日、10:30~12:00
受講料 全10回 21,000円
ちなみに、近くに三井アウトレットパーク入間があるので、寄り道も楽しいかも。
ペアーレ埼玉内にも、ゴミ処理地熱利用の、温水プールと大浴場があり、格安に利用可能♪
冷蔵庫の扉はすぐ閉めよう♪
夜中に間食すぐ止めよう♪
♪ぽち♪
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