必ず勝ってみせる ~闘うサムライ | 奥様はねこ ~団地妻猫とダーリン絵日記~

必ず勝ってみせる ~闘うサムライ

お気に入りご紹介

『余命は2010年の年末やけど…必ず勝ってみせる!!』

 写真のプロフィール画像を見ると、もれなくブログに立ち寄って、それがきっかけで通うようになったブログのひとつに、京都の清水寺の麓で和風喫茶去を営む京女、まゐんさんのブログがあります。
 彼女は、当時、骨髄ドナー提供記を書いていて、応援しているうちに、弟さんのブログにも通うようになりました。
まゐんさんが骨髄を提供したのは、弟、サムライさんです。

 サムライさんは、高校時代ブラジルにサッカー留学までしたスポーツマン。
その道に進む事はなかったものの、留学経験を活かして、ブラジルと日本の橋渡しになることを目指してます。
 ブラジルの公用語ポルトガル語、スペイン語、英語、日本語と四ヶ国語を話し、しかもフィアンセは日系ブラジル人(ブラジルから来て、日本語はまだ拙い)。
 健康そのもの、転職したて、婚約者と2匹の愛犬と幸せな暮らし、順風万帆だったサムライさんに、ある日の健康診断で、当日のうちに緊急に精密検査の呼び出しがかかります。
 
告知された病名は、急性骨髄性白血病

即刻入院となり、生活が一変。
しかも入院直後合併症の肺炎で危うく余命2日になるところだったそうです。

突然の入院で、家族のこと、仕事の事、お金の事、特に、病状を日本語で理解できないブラジル人のフィアンセをひとり家に残していること、めまぐるしく悩まれたそうです。
 
 でも、フィアンセはブラジル人。根幹にラテンの陽気で楽観的な強い心を持ってます。
彼女は、いっさいネガティブな事は言わず、
「早く治って一緒に●●しよう、■■もしよう♪」
と、あたりまえのように語りかけ、そのことがサムライさんの沈む心を浮上させ、支えてくれているそうです。
彼女の強い希望もあって、闘病中ながら入籍今は奥さんとして寄り添ってます。

そんなサムライさんが、闘病記を出版されました。

『余命は2010年の年末やけど・・・必ず勝ってみせる!!』

$奥様はねこ ~団地妻猫とダーリン絵日記~-サムライ
京極健一著 星雲社 ¥1,000

出版部数が少ないので、直接下記にご注文いただくか、最寄の本屋さんから取寄せできます。

【注文先】
〒468-0053
名古屋市天白区植田南3-501
パークハイツ103号 株式会社リベルタ内出版事務局(担当:原田)
tel.052-808-0420
fax.052-808-0421
e-mail:libertad@mbp.nifty.com

 闘病中の方に掛ける言葉は難しくて、元気付けようとあかるく話してたら、体の弱った相手は「ひどい。他人事だと思って」と感じることもあるようで、以前友人にそう言われた事があったので、長い間、病気をしている人に声をかけるのに躊躇してたのですが。。
 サムライさんの場合は、ブログでも書かれてる通り、ポジティブな虫ネガティブな虫せめぎあいに勝つ為にも、ご自分で一生懸命元気になる前向きな言葉を選んでらっしゃるから、私もできるだけポジティブな言葉をかけたい・・そう思っています。

昔から、言葉発せられた瞬間から、魂が宿るという言霊(ことだま)”という力があると聞くから、サムライさんは絶対治る、絶対次は「病気克服記」を出版する・・そう、言葉にして、回復を祈っています。 

サムライさんは文才のある方なので、ブログも読み応えありますょ。
よろしければ、リンク富んでってくださいね。
やっつけるぞ白血病!!」http://ameblo.jp/quemobile/>
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サムライさんは兄姉とHLA型(白血球の血液型のこと。普段言ってるA,B,O,ABは赤血球の血液型)が一致したためドナーとなってもらい、2回骨髄移植をうけています。
 兄弟の骨髄は残念ながら決定打には到らず再発してしまったけれど、命をつないで次の骨髄移植を待つ時間をもたらしています。
サムライさんは今、ドナーを待っています

どんな新薬よりも、人間の骨髄が人の命を救う‥すごい事ですね。
 患者の親族や身近な人がたまたま、HLA型が合えば、直接ドナーになれるけど、赤の他人の第三者から骨髄提供を受けるには、骨髄バンク登録者の中で適合する人を紹介してもらうそうです。

骨髄バンクはなんとなく知ってたけど、詳しくは知りませんでした。
登録するには、自治体や保険所で血液検査をするそうです。
登録をしたら、HLA型が適合する患者さんが現れた時、お呼びがかかるそうです。

 私にもできるか調べてみたけど、私は小さい頃からステロイドや薬漬けだった上に、ちょいちょい病気をかかえてまして、まぁそうだろうなとは思ったけど、不適格者でした。

骨髄提供(骨から髄液をとる)は、生きているうちにできることで、臓器提供より予後への影響が少ない・・なのに人ひとりの命が救える!。すごいことです。
なんとなくはわかっても具体的に動かなかったり、心ある方が骨髄バンクに登録したけど、ドナーとなるリスク(全身麻酔・4-5日入院)からやっぱり‥と土壇場でキャンセルすることも、なくはないそうです。
 こうして、今、まさに、命の水となる骨髄を待ってるサムライさんの事を知っていただければ、その一歩が踏み出せる人、、ひとりでもいればいいな と 思っています。
骨髄バンク登録に興味のある方へ

 以前、花散らしの雨というお話の時も書きましたが、大人になると人はつらい事があっても普通に、いつもと変らぬように普通に振舞うことが多いと思うのです。
これは、患者本人に限らず、その家族も、そうだと思うのです。
 できることなら代わってあげたい、でもしてあげれることはわずか‥。自分の事よりも辛い‥そういう辛さも あると思うのです。
 一日も早くサムライさんが回復して、ご本人はもちろん、ご家族も、みんな、安堵の笑顔になれるよう、祈らずにはいられません。

これ→(続)闘うサムライ~骨髄移植経験者と関係者による第一回フットサル大会実施!へつづく

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