2014年6月26日 (木) の14時から15時50分にわたりパルテノン多摩の大ホールで行われたサンリオ第54回定時株主総会のメモ。サンリオ株主総会への参加はこれで8回目。

副社長が昨年11月に逝去されたため、副社長に関連すること、社長交代に関連することに質疑が集中していた。例年だとピューロランドのお客様センターとなってしまっている株主総会にしては珍しい。

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議決権数

総務部長の古橋取締役より。株主数は4万3891人で権利は88万1281個。事前の権利行使と株主相違界の出席者は1万1244人で権利は70万3114個。よって両議案とも審議可能な数がそろっている。

監査報告

千葉監査役から報告。

事業報告

約20分の動画。BGM は『ARIGATO HUG YOU』のインスト。経営の数字を出すのは冒頭のみで、動画の大半が最近の海外事業の紹介だった気がする。もうちょっと数字を色々出すのが普通な気がする。出席者の大半が財務諸表を事前に読んできていることを前提にするのなら、この形式がいいと思うが、消費者が多い株主総会ではその前提は成り立たないように思う。あるいは出席者の大半が財務諸表を読めないとするのなら、この形式のほうが出席者のためにはなるのかもしれない。前者なのか後者なのか、またはそれ以外か。

  • 経営関係の数字
    • 売上770億円で営業利益210億円。営業利益は3期連続上昇で過去最高。
    • バランスシートでは為替が主原因で純資産が489億円から618億円で129億円増加。
    • 配当性向は 31.7% から 55.1% に上昇。
  • 海外事業の状況
    • 欧州以外で売り上げ増で、特に北米が伸びている。
    • 欧州はイタリアやスペインで伸び悩んでいる。
  • 国内事業
    • 売り上げは減って営業利益は伸びている傾向で数年続いている。
    • マスターライセンス収入の円安効果によるところが大きい。
  • テーマパーク事業
    • 11億を投資してサンリオタウンを作った。 (例年の4億と追加の11億で15億)
    • 大人が増えて客単価が上昇し、入場者数も過去6年で最高であった。
    • 入場料金の改定により平日のリピート率向上を目指す。
  • 最近の事業例
    • 2013年10月、トルコのイスタンブールでハローキティワールド。
    • 2014年01月、韓国の済州でハローキティミュージアム。
    • 2014年05月、イギリス初のキティのパークで Park in Park。
    • 2013年09月、エバー航空のハローキティジェット。
    • 2013年12月、台湾の台北ロープウェイ。
    • 2014年01月、台湾でマラソン。
    • 2014年04月、台湾で Kiko's Dinner。
    • ロシアでクリスマスイベント。
    • 海外にサンリオショップが459店あり、すべてが代理店による運営。
  • ハローキティ40周年イベント
    • 2013年11月から2014年12月まで。
    • 各地でイベントを開催し、キティがハグをした人数をカウントしている。
  • 新たに生まれたキャラクター
    • 「KIRIMI ちゃん.」は15-20歳に人気。
    • ぐでたまは20-30歳に人気。
    • SHOW BY ROCK
    • 正統派のぼんぼんりぼん
    • Mr. Men は2013年から国内でもライセンシーによる展開がある。
  • 配当
    • 中間が30円で期末が50円。
  • 株式
    • 100万株の自社株購入を29億17百万円で完了。
    • 個人株主が1万2000人増加。

質疑

約55分。質問者9人からで合計10回。おととしや昨年と異なり、大半の質問を辻社長自らが答えていた。社長をもうしばらく続けるという意思の表れだろう。

質問者429: 退職慰労金の額の明記

例年最前列中央に座って最初に質問される方。

  • 質問者: 第2号議案の役員の退職慰労金について。副社長がイキョ (元発言ママ、おそらく逝去) されたことはご愁傷様。議案に退職金の金額が乗っていないのはなぜか。具体的にはいくらか。
  • 辻: 各社とも退職金の額を出さないのが通例。総務の古橋から説明する。
  • 古橋: 個人 (故人かもしれない。退職慰労金は死亡退職でなくても出るものなので故人ではなく個人とした) のことなので金額は控えさせてもらう。計算方法は、退任時の月給をベースにし、役員としての在籍期間を掛け算する。
  • 辻: 各社ともこのようにして計算方法が決まっている。
  • 質問者: 金額は経営にかかわることなので記載すべきである。ステークホルダーである株主として、退職金は大きな金額となるので乗せるべきであると主張する。金額を教えてほしい。
  • 辻: 退職金は各社とも発表していない。大きな金額ではないから気にする必要はない。サンリオはケチな会社だから。

死亡による退職だけではなく通常の退職であっても退職慰労金の一任は議案として2年に1回くらいのペースで出ているでしょうに、なぜ今更。

ソースを思い出せないがサンリオ役員の平均報酬は2000万円くらいだったはず。ストックオプションなどが別にあるとはいえ、辻社長が言うように "ケチな会社" だから気にするほどの額ではない。副社長だから報酬は平均よりも高いだろうし、取締役は1987年10月からなので26年となり期間も長いので、他の役員よりも退職金は高くはなるだろうけど、経営にかかわるほどの金額にはならんて。

質問者62: サイン会の売り上げの扱い、テーマパークはキャラクター専門とするか、辻友子は取締役になるか

  • 質問者: 毎年質問させてもらっている。3点聞きたい。
  • 質問者: ピューロランドは5億円の赤字だった。ハーモニーランドへは良く行かせてもらっていて、5月には崎山さんのサインのために行った。サインの収入はどこの売り上げに入っているのか。崎山先生は有名なのでよいが、他の作者のサイン会を株主限定で実施することで株を保有することにつなげられないだろうかと提案したい。
  • 辻: それが2つ目の質問か。
  • 質問者: 1つ目である。
  • 質問者: 2つ目は、ピューロランドのパレードのスケジュールが昨年は12時開始だったのが今年は13時になった。ダンサーが10人辞めて採用3人であった。ダンサーが減っている。佐藤元館長であればダンサーとキャラクターが同等だったのが、辻社長が言う "キャラクター育成の場" となってしまっている。今後は、ダンサーを切り捨ててキャラクター専門としていくのか。
  • 質問者: 3つ目は、人と心でビジネスを進めるサンリオでは創業者の子孫による経営は重要な要素である。副社長の友子 (ゆうこ) 夫人が取締役になることはあるか。ある場合には事業における役割を教えてほしい。
  • 辻: 質問はなぜピューロランドが5億の赤字だったかでしたっけ。
  • 江森: (辻社長に耳打ち)
  • 辻: サイン会の売り上げですか。サイン会の売り上げはピューロランドまたはハーモニーランドにつく。
  • 辻: ダンサーを切っているということはない。25年も経っているのでダンサーが入れ替わっていくのはしょうがない。AKB が大変な人気なので、それを真似して、お客様との密接な関係を築いて人気を出せるようにしたい。崎山先生だけでなくダンサーにもサインしてもらうといいかなとも思う。
  • 辻: 友子はいままで海外関係をやっており、今後も続けてもらう。ライセンスビジネスの80-90%は人間関係によるもの。人間関係を維持するため1か月中に20日は海外のライセンシーを回っている。できたら取締役になってもらいたい。今は執行役員である。

サイン会の売り上げがパーク側につくというのは意外であった。今はもうやっていないがピューロランド内で年2回のバーゲンでは売り上げは本社側についていたはず。2010年11月7日のSMCプレミアムデーのオークションで落札した代金は本社の当座への振り込みだったので、これは間違いなく本社売り上げ。

ピューロランドの館長が佐藤館長から井上COOになったことで、ダンサーを切り捨ててキャラクター専門としていった、とダンサーファンから思われてしまうことが多々あるようだが、それは被害妄想だと思う。切り捨てを意図して行ったのではなく、ファミリー層を重視した結果としてダンサー関係が薄くなっただけ。

友子説とは面白い。一方で Business Journal は裕子説を出している。友子と裕子で読みが同じなので紛らわしいけど。友子説は鳩山さんを引き留めるためにもいいかもしれない。

質問者612: 著作権の延長

  • 質問者: TPP により著作権の年数が伸びうる。ミッキーマウスを延命させるためとも言われている。著作権に期限があるので、キティも年数がたてば著作権が消えるのか。
  • 辻: 現在の日本の著作権法では50年である。50年経てば誰でもキティを使えるようになるかというと、そうではない。最初のキティを著作物として申請して許可が下りたのは40年前ではある。あと10年ということになるが、それ以降のデザインのはそれぞれのデザインの時から50年権利が有効なので、新しくデザインが出続けるキティは永遠に続いていく。ミッキーマウスも同様で、デザインが変わるたびに70年である。

著作権法第53条2項で団体名義から個人名義に変更すれば公表後50年から個人の死亡後50年に伸ばせたりして。まあそこまでこすいことはしなくても新しいデザインを出してくるからいいのかな。

質問者14: タオル以外の優待

小学生と思わしき女子で例年質問を出してくれる。4年前の第50回ではラーメンの味が辛いため子供向けではないと主張し、翌年の第51回 (質問者3) ではラーメンの原材料の安全性について質問していた。昨年の53回 (出席番号861) ではアトラクションスタッフの非常時における対応について要望を出していた。

  • 質問者: 株主優待でほぼ毎年くれるタオルではなくストラップやぬいぐるみのほうがいい。なぜならばタンスの中がタオルでいっぱいなってしまっているから。
  • 辻: 分かりました。キティちゃんのタオルでタンスの中がいっぱいになっちゃうんだ。ここにキティちゃんのお母さんである崎山先生もいらっしゃる。担当の人にも伝えておきます。(総務部長の古橋の方向を向いて) 担当の人、ぬいぐるみにしてもらえませんか。お願いします。
  • 古橋: (苦笑い)
  • 質問者: ありがとうございます。
  • 辻: 100株でいいから株主になるようにしてください。ぬいぐるみを出すように強行しておきますから。でもぬいぐるみにも大きいのと小さいのがあるので。
  • 辻: 今大好評の大きいぬいぐるみがある。後の懇親会でお見せする。

今年の件については http://www.j-cast.com/2014/06/27208994.html などで取り上げられている。総会当日の夕方あたりからこのブログへの検索トラフィックでの流入が急増したのでこっちも驚き。総会当日にメモを上げられるほどの処理能力がなくてごめんね。

自分はタオルに限らず優待品は非売品なのでかつては使わずに保存しておいたけれども、今では気にせず使っちゃっている。グッズは使ってなんぼ。一方で辻社長からのお手紙は変わらずちゃんと残している。

以前は優待の内容を権利確定前に公表していて、確定させる株数を100株にするか1000株にするかの指針となっていた。それがいつからか優待内容が事前に出されなくなったのでちと不便。こんなことを言うと、常に1000株持ってろと社長に怒られそう。

質問者530: 副社長の後任

  • 質問者: 経営について聞きたい。
  • 辻: 難しいこと言いますね。
  • 質問者: 昨年の11月に副社長がなくなった。重要な人材を失ってこれから大変なはずだ。副社長は主に海外を担当していて、ほかの人の質問 (質問者62) にあったように今は奥さんがそれをつがれているとこのと。議案に取締役候者補一覧がかかれているが、そこに副社長候補の名前が載っていない。誰が副社長担当になるのか。
  • 辻: 副社長の話をすると悲しくなって話ができなくなるのであまり聞かないでください。副社長は1か月のうち25日くらい海外のライセンシーを訪問していた。副社長と奥さんの友子さんが一緒になって訪問し、それのサポートをここにいる鳩山君がやっていた。副社長がいなくなると同時にヨーロッパもアメリカも業績が悪くなった。ヨーロッパは鳩山が元通りにするために1年以上頑張っている。東南アジアは私がやっている。アメリカは鳩山君の下にいた現地のスタッフがやっている。副社長と鳩山君が海外をやってきたので、鳩山君が全部やればいいのかもしれないが、全部やっていると大切なヨーロッパがおろそかになってしまうので、今はヨーロッパに注力してもらっている。鳩山君はほとんど日本におらず、ずっとヨーロッパにいる。ライセンスビジネスは難しいビジネスである。ディズニーもやってはいるが、やり方を考えたのはサンリオ。下期ごろにはいい数字が出てくるはずである。
  • 質問者: 副社長は置かない予定なのか。
  • 辻: 今回の総会では副社長は置かない。
  • 質問者: 来期ではどうなるか。
  • 辻: 来期はわからない。これは秘密。

"1か月のうち25日" って仕事しすぎでしょう。若くして倒れてもおかしくない。

質問者470: 社長交代の時期

  • 質問者: 長男のご逝去について。
  • 辻: 憂鬱になるのでその話をしないでください。
  • 質問者: 4月にスペインに行った。昨日シチリアから帰ってきて株主総会に出席できてよかった。各都市の空港でキティが出迎えてくれている。旅行者として株主として嬉しかった。成田空港ではキティの顔をした飛行機が飛んできて、先ほどの事業報告の動画にあったエバー航空の機体だった。娘は30歳を過ぎるが、いまだにいちご新聞を愛読している。
  • 質問者: 株価が低迷している。昨日は2973円だった。昨年の9月27日の高値 (6270円) の半分以下である。3月末 (2014年3月31日の終値3480円) と比べても15%も下がっている。海外旅行をしたいが、株価の収益を見込んで海外旅行をしているので、低迷には残念である。各アナリストが言っていることによると、長男が亡くなられて、社長が87歳で高齢なことが先行きが怪しいことが低迷の一因であるとのことだ。サントリーが外部から新浪剛史さんを招いて海外展開をしようとしている。一方でサンリオは先ゆきで明るいものが見えてこないと感じている。本当に辛らつな質問であるが、社長の交代時期を明確に示してほしい。内部に有能な人がいないのであれば、外部から招いて株価が前に戻るようにしてほしい。
  • 辻: 87歳ではなく86歳である。よぼよぼしてうまく歩けない、目がよく見えない、声が聞こえない、とまではなっていない。
  • 辻: 今回の総会をもって社長を交替しようと2年間準備していたが、11月19日の朝に電話がかかってきて、ホテルで今死んだと連絡を受けた。意味が分からなかった。最愛の人が突然死んだらどういう心境になるか。個人だけでなく会社としても、2年間かけて人事を切り替えてきていた。そんな状況だったので茫然自失になってしまった。そういう状態でなければあちこち歩いて社長候補を探したかもしれない。そして各セクションのトップが社長のような気持ちで進めるので、社長は2年間くらい社長を続けてくださいと言われた。
  • 辻: サンリオのビジネスは複雑で、デザインはデザインのことを知らないけないし、商品の企画は年間3000もあり商品の幅も広い。ペプシコーラの社長を連れてこようともしたが、世界やショービジネスや映画などと幅広いサンリオのビジネスを率いていけない。11月29日に映画『くるみ割り人形』をリニューアルする。サンリオは映画を18本作ってきた。そのうちの1本はアカデミー賞も取っている。35年40年も昔は日本ではアカデミー賞は有名ではなかった。電話がかかってきてノミネートされたからフロックコートを着て出て来いと言われた。よくわからなったので行かなかったが、トロフィーがのちほど贈られたきた。福田赳夫総理大臣から電話がかかってきて、アカデミー賞はすごい賞なので内閣に持ってこいと言われた。そこで賞の有名さを知った。NHKで映画を流して視聴率1位になった。そのようにして複雑なビジネスなので、各セクションがそれぞれの責任者になってイノベーションを起こしていくという形で、今日の株主総会となった。
  • 辻: スペインとのことだったが、東南アジアを含め世界中にキティがいる。みんなと助け合っていくメッセージを広めていっている。2年間かけて誰が社長になっても立派にビジネスができるように組織を作り上げていく。

これだけ喋れるからまだまだ元気なようで安心。しかし最後で唐突に外から社長を連れてくることを示唆しうる発言をしていることに驚き。どういう意図なんだろう。

質問者693: コピー対策

  • 質問者: 中国ではコピー商品が氾濫している。対策は取っているか。ライセンス契約で売り上げの何パーセントをもらう契約となっているか。株価が下がって悔しい。
  • 辻: 株価が上がったからって売るから下がる。サンリオ株は100株でいいから持ち続けてください。お父さんが鉄鋼会社の株主でも子供は振り向かない。キティのサンリオならば、お父さん偉いねと言われる。株は売らなければ株価は下がらないから、証券会社の人には悪口を言うなよ、と言っている。
  • 辻: ライセンス料のパーセンテージは秘密である。最初に著作権料を取るビジネスをディズニーに掛け合ったが駄目だった。当時は売り上げの3%をライセンス料としてもらうようにしていた。その後は著作権ビジネスをまねる会社が出てきて、それらの会社は10%だったりディズニーは20%だったりする。あまり取りすぎずに皆に喜んでもらえるようにしたい。
  • 辻: 昔は物を作れば売れたが今は売れない。なので外国で売るしかない。だが単に商品を外国にもっていっても売れないので、ブランドが必要となる。ルイヴィトンやエルメスがブランドを貸してくれればよいが貸してくれない。サンリオはブランドとしてのキャラクターを貸すことで、商品にブランドを付けて海外でも売れるように手助けをしている。
  • 辻: この総会の出席者の中に、物を作っていて品質が良いが売れない、という人がいればブランドを貸し、売れるように応援もする。そのかわりパーセンテージでライセンス料をいただく。パーセンテージは折衝で決まる。
  • 辻: 株価が上がっても売らないでください。200株を持っていて100株を売るくらいならいいが、全部売ってはいけない。全部売ったら関係が途絶えてしまう。
  • 秘書: (江森にメモを見せ、そのメモを社長に見せてもよいかと聞く)
  • 辻: 証券会社もヘッジファンドも企業を応援するために株を買っているのではなく、短期的な利益のために売買をしているだけ。
  • 秘書: (社長にメモを渡す)
  • 辻: 早くやめろと指示が来てますよ。中国はコピー商品が多いが、あまりにもひどいところは訴えるようにしている。

決算説明会でのフィリップ・コトラーで述べていたこととほぼ同じ内容。

質問者214: ストップ安の原因

  • 質問者: 先日極端に株が下がった。何があったのかを電話で会社に聞いたが、政策は変更していないとの答えであった。いったい何が原因だったのか。
  • 辻: なんかあったんでしょうね。外国の証券会社が悪戯したんでしょう。
  • 質問者: ひどいね。
  • 辻: ひどい。僕も怒っている。会社の方針が変わったわけでもなく、利益が減ったわけでもない。証券会社には、業績が良くて人から愛される会社の株を勧めるようにと言っている。
  • 質問者: 下がったので買い増しした。
  • 辻: 元に戻すように頑張りますから。

株が下がった要因の分析では各種メディアよりも節約発投資行き『(8136) サンリオの限界、鳩山体制の終わり』のほうがずっとおもしろい。

質問者429: 海外収益バランス

最初に質問をした質問者429が再度手を挙げた。

  • 辻: またですか。簡単にしてよね。{(2番目に質問をした)質問者62の苗字}さんと言いますので、向こうを向いてみんなに顔が見えるようにしてください。
  • 質問者: {質問者429の苗字}です。{質問者62の苗字}さんではありません。ぜひ{質問者429の下の名前}さんと呼んでください。ニックネームであり本名です。
  • 質問者: 欧州やアジアで減益なのに、全体として収益が上がっているのはなぜか。
  • 辻: 鳩山先生にしましょうか。
  • 鳩山: 海外は地域を4つに分けている。売り上げでは欧州は落ちているが北米、南米、アジアが伸びているので、全体としては増益である。計算方法には現地通貨ベースと日本円換算があり、結果が異なる。欧州や特に北米では我々にとって有利な方向 (円安) に進んでいるため、現地通貨ベースであまり伸びていなくても円換算では伸びることもある。
  • 質問者: (マイクを取り上げられているので聞こえず)
  • 鳩山: 貸倒引当金を積んでいて、それでひかれているものもある。ようは回収不能金が出た。
  • 質問者: 取引先が倒産をしたということか。
  • 鳩山: 倒産ではないが回収見込みがつかなくなった。
  • 質問者: 今後はそのようなことがないように気を付けてください。
  • 鳩山: ご指導ありがとうございます。

わざわざ2回に質問を分けたのは、議案に関係するものとそうでないものの優先順位を付けたためか。その点で議長の指示に忠実。

質問者79: タイニーチャムとテディベア

  • 質問者: 今日が誕生日であり、ピューロランドでお祝いしてきてもらった。
  • 質問者: ハローキティの40周年デザインはキティとタイニーチャムがハグをしているデザインである。タイニーチャムは私が子供の頃にもグッズがあって、当時はアイラブマイテディベアと書かれていてテディベアの扱いであった。現在はぬいぐるみではなく熊の男の子である。ぬいぐるみであったテディベアがいつの間にか生きているタイニーチャムとなってキティの家に居候することになっているが、この場で事実を確認したい。
  • 辻: 特別に崎山先生に一言聞きましょうか。
  • 崎山: ハローキティデザイナとして活動している山口裕子、こと取締役の崎山裕子でございます。
  • 崎山: キービジュアルになっているタイニーチャムは1984年に1年間渡米していたことに由来する。サンフランシスコでデザイン室を作り、デザインを現地生産するためデザイナに指導をしていた。相当若かったのでアメリカで一人で暮らすのが寂しかった。キティもそのころは今ほど売れていなかったので寂しい生活をしていた。キキララがナンバーワンの稼ぎ頭で、キティは3-4番目であった。
  • 崎山: 当時アメリカではテディベアがブームで、テディベア専門店が何軒もあった。自分もテディベアを購入してそれがお友達だった。キティにも友達を作ってあげたいと思い、1984年にタイニーチャムというテディベアの友達を作った。帰国して1985年秋にタイニーチャムをデザインしたシリーズを出した。これがものすごく売れて、この時からキティは売れるようになりナンバーワンのキャラクターになった。それ以降は1位の座を譲ったことはない。
  • 崎山: タイニーチャムは確かに1984年にデビューをさせたときはテディベアのぬいぐるみであった。キティの愛情によりその子に魂が宿るようになって、1986年からはキティの親しい友人と居候している男の子になった。
  • 崎山: 40周年のキービジュアルにした理由は、タイニーチャムがいなかったらキティは1位になっていなかったかもしれなかったからである。キティはファンの皆さんにもちろん感謝しているが、タイニーチャムにも感謝しているのでキービジュアルに採用した。
  • 崎山: 今年はキティ40周年でタイニーチャム30周年という素敵な年なので、タイニーチャムは7月19日からピューロランドでもデビューする。11時から登場セレモニーを実施し、自分も応援に駆けつける。
  • 辻: タイニーチャムはキティが大切にしている熊である。タイニーチャムがキティを救ってくれたんだよということで40周年デザインで登場させた。7月からピューロランドでも登場して商品も出る予定だ。

キャラクター縁日のプレスリリースの『夏フェスマーチングパレード』で "スペシャル新キャラクター" と伏字になっているキャラクターがタイニーチャムで確定だろう。同じプレスリリース内の『キャラクター縁日』で "タイニーチャム" と書かれているので、伏字のし忘れっぽい。

タイニーチャムの写真が最初に出たのは裕子お姉さんブログの『タイニーチャム登場!』のはず。背格好的によさげなのでどんな動きをするのか気になるところ。

議案審議

  1. 取締役15名の選任の件
    • グローバルと透明性のために、取締役を8から11に、社外取締役を1から4に増員する。
    • 取締役: 辻信太朗、江森進、福嶋一芳、鳩山玲人、中谷隆英、宮内三郎、崎山裕子、古橋良雄、野村高章、下村陽一郎、岸村治良
    • 社外取締役: 北村憲雄、嶋口充輝、早川吉春、里見治紀
  2. 退任取締役に対する退職慰労金支給の件
    • 辻邦彦、花堂靖仁

両議案とも拍手で可決。

社外取締役をずいぶんと増やしたなあ。社長を続投することの交換条件として、銀行側から、もしくは銀行に近い側近からなにか言われたのかと思いたくなる。

このごろ思うこと

辻社長による約20分の講演。内容は決算説明会と一部かぶる。

  • 6月をもって社長を辞める予定で2年間進めてきた。副社長の突然の死に直面して、親父が死んだ時とは違うものを感じた。一人息子であり次期社長であっただけに、茫然自失とはこういうものなのだと分かった。1週間くらい何も考えられなかった。社員も皆心配し、それぞれのセクションが社長をやるから辻社長はそれをまとめるだけでいいよと言われた。その形で2年間続けてみようということになった。死から半年たって心の整理も終わり、各セクションが新しいイノベーションに向かって出発しだとしたところである。
  • 最近の日本経済は、アベノミクスによってここ1年半くらいにわたって明るくなってきたと実感している。円安によって輸出企業が好成績を出している。特にトヨタなど。
  • 社長をやって55年になるが、その長い歴史の中で見かけることは、よく売れている企業にはそれを真似する企業がいっぱい出てくる。国内で出てくるくらいならいいが、海外から類似企業が出てくると出てくると競争が激しくなる。価格競争、サービス競争、品質競争、こういうものに陥るとひとたまりもない。
  • サンリオのように商品が安くて、客数も多くて、ロット数も少ない業種ではコンピュータが必須である。銀行がコンピュータを入れると同じくらいの時期に IBM のコンピュータを導入した。40年も前の話だ。越中島に工場のような施設を作りコンピュータを設置した。広さはこのパルテノン多摩大ホールの半分くらいだった。1960年から1980年までが IBM の時代だった。その後 Microsoft のパーソナルコンピューターに置き換わって IBM が不況になった。ビルゲイツが世界一の金持ちになって、パソコンがなかったとしたら世界はどうなっていただろうとも思っていた。そうしたら今度は Apple によってパソコン同等品を持ち歩けるようになった。このようにどんな素晴らしい企業も類似されて滅びていく。
  • ピューロランドではみんなが写真を撮る。僕の頭の中には写真は24枚撮りや36枚撮りだった。今では1万枚も写真が入る。コダックではなくソニーやパナソニックなどの電機屋がカメラをつくるようになった。社外取締役として豊田章男の大親友がここにいらっしゃるが、あの会社のエンジンが水素からバッテリーになったら、ソニーやパナソニックが自動車を作るようになるかもしれない。55年前を考えると、電気屋がテレビや洗濯機を作っていた。
  • 文明が発達していっても、人と人とが、家族や友達と仲良くするが重要であることは変わらない。そこでギフトを送りあうソーシャルコミュニケーションビジネスを作った。担い手としてキティ、メロディ、キキララを出した。雨が降っている日にお母さんが駅まで迎えに来てくれたら、そのお母さんにちょっとしたものを送るだけで気持ちが伝わるだろうということを目指したビジネスである。ギフトだけではなくメッセージを付けるとより心が伝わるとホールマークの社長からアドバイスをもらったので、グリーティングカードのビジネスもするようになった。現在は世界120か国でソーシャルコミュニケーションビジネスを世界に広めていった。キャラクターをブランドとしても貸し出すようになった。商品の幅も広がっていった。
  • 日本に来る観光客が増えてほしいということで行政がキティを観光大使にしてくれている。銀行、カフェ、テーマパークといった空間ライセンスを増やしていっている。物にライセンスを与えることよりも空間ライセンスのほうが大きくなってきている。
  • 皆さんにぜひ使ってもらいたいものはこのぬいぐるみ電報である。かつてから NTT ではキティのぬいぐるみ電報があった。KDDI ではメロディの巨大なぬいぐるみが電報を持ってきてくれる。NTT のが2000円で KDDI のは7000円なので値段も張るが、たとえば社長になっておめでとう、とこの電報をもらったら社長になったことよりもうれしくなってしまうことだろう。これも空間ライセンスの例である。
  • おとといは郵便居で切手が販売になった。キティだけではなくメロディとプリンもあり、即日完売というくらいに売れている。電子メールばかりで切手が売れない時代なのに、キティの切手はよく売れる。ロイヤリティも入ってきている。シンガポールでも先々月に切手が発売になっていて、これもよく売れている。
  • ライセンスが商品ライセンスから空間ライセンスに移ってきている。キティのカフェは台湾で大盛況である。日本でもキティのカフェが一軒ある。自宅の近くの中目黒にあるのだが、少ない時でも10人が、多い時は30人も並んでいる。
  • 質疑 (質問者470) で空港でキティを見て嬉しかったという話があった。サンリオショップは世界中にある。旅先にキティのお店を見かけたら、フランス人が外国に行ってルイヴィトンを見つけて騒ぐように喜ぶことだろう。
  • サンリオにはいろんな歴史があるが、労働組合がない。40年前に裁判を起こしてサンリオには労働組合が必要ないというお墨付きをもらった。当時リコーもお墨付きをもらった企業の一つ。労使が仲良くない会社はよくない会社である。中国や韓国も合わせて、キティを通してみなと仲良くなることを標榜していっている。
  • 株をたくさん買えとは言わないが100株だけでも持ち続けてほしい。せめて配当だけでも高くしようと今回80円出す。10年国債の利回りは 0.6% だ。私も会社も株価が下がっていることに危機感を持っている。株価を上げるために、まずは業績を出せるようにし、皆に愛される企業になれるように努力していく。
  • 今回は多数の社外取締役をそろえたので正しい道に進んでいくことだろう。ただ金だけ儲ければいいという会社ではなくだ。パソナの南部靖之さんはいろいろと言われているが、南部さんはとってもいい人である。今度サントリーの社長になる新浪剛史さんもいい人である。株主の皆さんも応援してください。悪いことが合ったらどんどん言ってください。悪いところは直していくので。
  • 株価が安いので4000-5000円になるように努力する。みなさんは株を売らないように。一時は個人株主が4万人いたのが2万人に減った。今は4万人に復活した。
  • 86歳になっても杖を突かずに歩いているので、あと2年間くらい頑張りますから、応援をお願いしたい。

おまけ

株主総会に関することはここまで。残りはおまけ。

入館できる人数

2007年よりも前は議決権行使書1枚で同伴者3名までピューロランドに入館できていた。それ以降は議決権行使書1枚で同伴者1名までと同伴者数が削減された。

そして昨年の株主総会の出席番号735で以下のようなやり取りがあった。

  • 質問者: 三重県の人が今日ピューロランドに来たが、休園で入れなかった。株主ではなかったためだ。総会の日は休園にしないで一般の人もはいれるようにしてほしい。
  • 信太朗: (周囲の取締役に「いいよね」と何回か確認をしてから) 分かりました。来年からは休園にしなくていいように頼んでおきます。(後ろのほうを見て) いいすか? (困惑する取締役たち)

これを受けたためか、今年からは入館できる人数に変更が加えられていた。招集通知によると、議決権行使書1枚で同伴者1名までであるが、3人目以降は平日のパスポート通常料金で入館できるとされていた。

一方で招集通知に同封されているチラシでは、3人目以降は株主優待券を使うことで入館できると記されており、通常のパスポートは使えないとなっていた。設定が矛盾しているので現場の運用がどうなっているのか気にはなったが、確認をしていないのでどのようになっていたかは不明のまま。ORを取って通常料金または株主優待券としたと推測している。

文書に明記されていないことでの変化としては、以前はチケット引き換えで同伴者数を自己申告すると同伴者の分のチケットも出してくれていたが、今年は同伴者を引換窓口に連れてこないと同伴者の分のチケットを出してくれなくなった。また、昨年まで気づいていなかっただけかもしれないが、身分証明書の提示の可能性について看板に書かれていた。ヤフーオークションなどで議決権行使書が事実上取引されてしまっているので、身分証明書の提示はもっと徹底すべき。

ピューロランド前でのお土産くじ券は同伴者がいる場合も同伴者の分をもらえた。従来からだったかもしれないが、総会会場でお土産くじ券を引き換えるときには同伴者の分のくじ券をもらえないようであった。総会会場ではなくピューロランド前でパスポートとお土産くじ券を受け取ったほうがよさそう。くじの中身はどちらが良いのかは不明。熟練者と思わしき佐藤館長が総会会場でくじを引いていたので、総会会場で引いたほうがいいものが出るのかもしれない。そうすると、ピューロランドでチケットとお土産くじ券を引き換えて、総会会場でくじを引くのがベストなのか。

自分がしたかった質問

自分がしたかった質問は以下のものである。

  • 昨年の総会で、サンリオエンターテイメントの社長が佐藤館長から邦彦副社長に変更になり、ピューロランドの館長職を務めるのが井上陽一COOとなった。邦彦副社長が亡くなってからはサンリオエンターテイメントの社長が空欄になったままである。誰がサンリオエンターテイメントの社長を務めるのか。

この質問をしたかったが、辻社長が副社長関係の質問を受け付けたくないようだったので控えた。ほかの人もこの件について質問をしていなかったため、サンリオエンターテイメントの社長が誰になるのかは不明のままである。

実は、副社長とピューロランドに関して、自分は4年くらい前は相反するものだという考えがあった。2008年ごろから鳩山さんの働きもあって海外の数字が飛躍的に伸びだした。その結果、邦彦副社長が社長の座につくのは時間の問題だろうと思っていた。サンリオやその関連会社は同族経営の色が強く、息子の邦彦副社長がこれだけの数字を出すようになったのだから社長になるのは順当なことだ。そこで心配になるのは社長が交代したらピューロランドはどうなるのかということだ。邦彦副社長も鳩山さんも海外に注力しており、国内で赤字を垂れ流しつつけているピューロランドは眼中にないだろうと。万年赤字のピューロランドがつぶれずに続いているのは、辻社長の一存によるものであって、仮に邦彦副社長が社長になったらピューロランドを切り捨てるのではないかと勝手に考えていた。

その考えが変わったのは、ピューロランドで初めての無料開放日を実施した2011年12月7日のサイン会だ。詳細は省かせてもらうが、副社長が指示を出してサイン会の内容を大きくつくりかえて大成功に導いた。この件があったから、副社長が社長になってもピューロランドはしばらくは大丈夫なのかなと思ったものであった。今思えばこの2011年12月は今からちょうど2年前。社長交代を打診されて、今まで口をほとんど出すことのなかった国内テーマパークに口を出すようにしたのかもしれない。

昨年の総会後にサンリオエンターテイメントの社長が邦彦副社長になり、時期を同じくして井上陽一COOなる今まで名前を聞いたことがない人が出てくるようになった。名前も存じ上げなかったため、当初はどうなるか不安であったが、このケビン井上COOは今までピューロランドにはいなかったタイプの人で、新しいピューロランドを作り上げていくのに最適な人物であると思うようになった。ケビンCOOについては以下のブログエントリーで書いたりした。

ケビンさんが指揮を執ってからのここ1年を振り返ると、キャラクターと仲良くなるための仕組みを多数作ってくれたことがとてもうれしい。キャラクターの行動の幅も広がった。キャラゲーしかりキャラバイトしかり。ふわふわランドではキャラクターと一緒に遊べるようにもなった。ライドアトラクションに一緒に乗れたりもした。行動の幅が広まってキャラクターも今まで以上に生き生きしたように感じられる。キャラクターと仲良くなるには子供も大人も関係ないということをよくおっしゃっていたようにも思う。

経営面においては、長年収益を圧迫してきていたクーポン乱立状態を改善させるためのスキームを作り、『はたらくばつ丸』の序盤に書いたようにちゃんと数字も出てきている。その数字も短期的なものではなく来年度以降も継続する見込みがあるものだ。2014年3月までのケビンさんによるチケット改革については、先の『チケット施策2013秋冬』、『年間パスポート販売終了と期間限定平日パスポート発売についての憶測と要望』、『消費税8%増税後の平日パスポート価格の比較』ににまとめたが、それ以降もチケットに関する改革は続けてきている。2014年4月以降で特に面白いと思ったものは、再来場半額の仕組みである。ピューロランドから帰るときに半額クーポンを6月ごろからたまに配るようになっているが、このクーポンの条件が良く練られている。条件は2つあり、一つは再来場であることを示すことができるチケット半券またはレシートで、二つ目は来場人数が6-9人であること。一般にファミリーは3-4人であることが多いと思うが、そのファミリーがピューロランドに来てクーポンを受け取り、ご近所やお友達のファミリーを連れて再度来てほしいという意図が二つ目の人数に込められているように思える。

このようにしてゲストが楽しめる環境を作り出すことと、経営上の数字をうまく両立させる手腕の持ち主なので、来年以降も続けてもらいたいという願いがあって、先の質問をしたかった次第である。ケビンさんはピューロランドのCOOになる前はイギリスで買収案件などを手掛けており、副社長陣営の人と思われる。質問者214のところでも紹介した節約発投資行き『(8136) サンリオの限界、鳩山体制の終わり』のようなことが起きなければよいのだが。

KIRIMI ちゃん. とピアノちゃん

招集通知に同封されているチラシには KIRIMI ちゃん. とピアノちゃんが載っており、総会の日にもこれらの新キャラクターに会えるのだろうと思っていた。

当日のグリーティングスケジュールを見ると、ピアノちゃんは載っていたが KIRIMI ちゃん. は載っていなかった。

デビューしたから2週間ほど経つがピアノちゃんに人気がありすぎて、自分はグリーティングがこの日でまだ2回目だった。せっかくなのでこの日のピアノちゃんのお写真を乗せておこう。

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ピアノちゃんは通常のグリーティングだけではなく、ポチャッコとペアで3階ゲートのお見送りも担当になっていた。デビューしてからのピアノちゃんのグリーティングスケジュールを確認してみると、サンリオタウン1階とピューロビレッジのみであり、1階以外に登場するのはこの日が初めてのようだ。

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KIRIMI ちゃん. にピューロランドで会えないということは、総会会場のグリーティングで会えるということなのかと期待ができる。

パルテノン多摩グリーティング

パルテノン多摩でのグリーティングは昨年と同じく、キティ、メロディ、りぼんの3人であった。KIRIMI ちゃん. には会えずじまい。パルテノン多摩には階段があるから無理だったか。

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2パレのVIP席

この日は16時からマーチングパレードがあり、総会後のグリーティングに参加しているとマーチングパレードには参加できない。2パレは17時30分からとなっていて、これは総会後でも間に合う。2パレではVIP席が用意されており、辻社長が来るのかなということで隣にスタンバイ。

パレードが始まってもVIP席には誰も現れず。普段はいるはずのゲストコントロールもいない。

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終盤になっても誰も来ず。

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パレードが終わったらルビーがVIP席に乱入してクロミに怒られていた。

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ルビー以外はみんな白線を守っていたというのに。マーチングパレードで共演している某増田豊が客席乱入をしまくっているのを見て真似てしまったのだろう。まったくルビーちゃんの教育によろしくない。

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