更新履歴

  • 2013-09-09
    • 初版
  • 2013-09-10
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    • Flickr のセットへのリンクを追加

概要

アフィリエイトプログラム説明会なるものが8月24日に館のレストランで開催された。アフィリエイトプログラムの内容を手短に言うとブログにバナーを貼ってもらい、そこからパスポートが成約したら額面の2割を報酬として支払うというもの。プログラムの内容よりも井上陽一COOのスタンスやビジョンが分かったことが説明会での最大の収穫だったかな。アフィリエイトプログラム自体の内容はまだ固まっていない印象で心配ではあるが、説明会での井上COOが語ったビジョンおよび懇親会での井上COOとの会話で、今後ピューロランドが改革されていくのだろうということが感じられた。失礼な言い方だが、サンリオにしては珍しく数字が得意な人が上に立ったので根拠に基づいた改革が期待できる。

今回の説明会がどういう基準で参加者の募集を行ったのか定かではないが、今までにブロガー向けショー先行公開に応募した人全員というわけではなさそうである。ブロガー招待に今まで応募した何人かの人に聞いても今回の案内が来たという人を見かけることもできなかった。またショーの先行公開だと抽選に漏れることがあるくらいなのに対して、今回の説明会は当選通知がやたらと遅く全通しのように思えたためだ。人数が少なかったこともあってか同伴者を3名まで連れていくことができたので、この手の説明会に行きたそうな人をお誘いして行ってきた。

館のレストランでの説明会であること、そして井上COO、通称 Kevin さんはもともとイギリスで仕事をしていた人で英語も達者であることもあり、キティとのデュエットによる『Join!☆KITTY』特別版

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を期待したけれども、それはなかった。写真ではロックっぽいのを歌っているように見えるけれども、歌ってはいない。Mr. Men のTシャツとジーパンというラフな格好で登場したので何かのパフォーマンスを期待しちゃったんだけどね。

説明会と質疑応答は Ustream で配信されているので見ておくべし。86分57秒もあるが、実際に始まるのは28分8秒からなので、そこまで飛ばしてOK。

サンリオタウンの近況

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  • 6月末に経営体制が変わり井上COOが常勤取締役に就任し、現在は変わっていく途中で、その方向性を伝えていきたい。
  • サンリオタウンがオープンし、昨年比で2-3割増の来館者数がある。最初はトラブルが多く迷惑をかけたが今では安定してきている。今問題になっているのはマイメロードドライブの待ち行列が長くなっているので、ディスパッチ感覚を短くしていきたい。
  • レディキティハウスは7月と12月に分かれて工事する予定だったのを、社長の英断により夏休みに一気にオープンさせたほうがインパクトがあるということで前倒しになった。盛り込もうとしていた要素が一部入っていないので、徐々に今後出していきたい。
  • ストロベリーホールは初めは有料のアトラクションであったが、内容が有料にするほどのものではなかったと反省し1週間程度で無料にした。
  • サンリオタウン2階のキキララ出入り口の付近はゲームセンターになっていた。キャラクターと触れ合える場所としてサンリオタウンをオープンしたのにそうなっていなかった。8月の頭にゲーム機を1階に移動し、サイン会や輪投げでキャラクターと触れ合えることを楽しんでもらえるようにした。風景が殺風景なのは改善していく。

リニューアルでどれだけお客さんが増えたかの数字は初めて聞いた。リニューアル前の株主総会では辻社長が「リニューアルによって入場者が3割増える佐藤館長は考えており、その3割が実現することで新聞に載っていた黒字となる」と言っていた。サンリオ第53回定時株主総会メモの懇談会を参照のこと。予想が3割増で結果が2-3割増ならば上出来だろう。

ただ2-3割も増えたという割には、夏休み期間中にあまり混んでいるという印象を受けなかった。マイメロードドライブの待ち行列に人を取られているという風にも考えてみようとも思った。マイメロードドライブは1周5分で最大8台までで1台の定員は4名まで。ボートのように合席で乗せることもなさそうだし、大人だけの場合は重量の関係で定員の4名まで乗せないとも聞く。平均乗車数がいかほどか分からないのでとりあえず3名としたら、1時間待ちの時での待ち行列の人数は288名。大した人数じゃない。はたしてどこにお客さんがいるのだろうか。そもそも運営側もそれを仕組みとして把握できているのだろうか。シアターの入場者数は数えているから分かるとはいえ、単純な数だけであって個別のお客さんがどう移動しているのかは分かっていないはず。

テーマパークの方針

  • ピューロランドの認知度はあったかもしれないが、屋内型の施設であることやショーを中心とした事業でショー内容も本格的にしているので小さなお子さんが最後まで楽しめないことがあったかもしれない。ピューロランドがオープンしたころは23時まで営業をしていて、大人のお客様がライブエンターテイメントを見て楽しんでもらおうとした。上質なライブエンターテイメントの大衆化を狙ったものである。ただそのような事業はまだ日本では早すぎた。
  • 今後どうすればよいかを検討するために経営陣で8月頭に合宿を行い、方向性に迷ったときにはこの文章に立ち返って事業を進めていきたいという総意を持つことにした。「サンリオピューロランドは、幅広くファミリーに向けて、サンリオのすべてを体験できるテーマパークとして、なかよく・かわいい・たのしいを、最高のおもてなしとともに提供する施設です。」
  • 突っ込みどころの多い文章かもしれないが、実現しなければならないこととして、来てくれたお客様に一つでも多くの笑顔になってもらう、そして一緒に来てもらった家族や友人と思い出を作ってもらうことである。
  • そのために今後はこれらのことを行っていく。
  • サンリオタウンの楽しさ維持拡大のため、ゲスト参加型のアトラクション、ショー、ワークショップ等のプログラムを継続的に展開
  • キティハウス、マイメロディ、キキララの新アトラクションにおける継続的な追加仕掛け
  • サンリオタウン内複数箇所での定点キャラクター・グリーティング (&チェキによる写真販売)
  • フェイスペインティング
  • キャラクターサイン会等のキャラクター触合い機会UP
  • サンリオフェスティバル系の対面式アクティビティ展開 (男子向けも)
  • 楽しさに便乗し、楽しさで増幅されるテーマパークならではの物販展開

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ゲリライベントとして8月9日から始まったキャラクター触れ合いイベントは、触れ合いを重視したいというCOOの意見を踏まえたサンリオタウンのテコ入れなのだろう。自分個人としてはこのイベントには大賛成している。損益がどうなっているかは不明だが、直接的な売り上げがでない通常のグリーティングよりましであろう。適宜イベント内容やキャラクターを入れ替えつつ飽きさせないように継続していってほしい。

同様にしてキティハリニューアルの埋め合わせだったリトルガーデンが復活したののCOOの意向なのかな。通常のグリーティングは当日にならないとどのキャラクターが来るのかが分からないため、話にあった定点的に会える場所が欲しいという要望に応えるためのものなのだろう。ただ1階のイベント部屋を使ってしまうことには疑問が残る。あの部屋を使うことで例年やっていた七五三イベントができなくなってしまう。七五三はイベント参加料だけでなく入館料が別途かかり、それも当人だけでなく親や祖父母の入館料もである。かつては七五三イベントの時にはテレビCMを頻繁に打っていたし、実際に入るお客さんの数も結構いたように思える。

ゲスト参加型のショーという点については、9月2日からパレード Believe の最後にココロつなぎ隊も一緒にパレードすることになったので、これがその一つなのだろう。選ばれた4人とその家族にとっては貴重な思い出になることだろう。たったの4人しか選ばれないので、選ばれなかった人たちがどう感じるかは要検討。ぼんぼんりぼん隊のも同様。

最近縮小傾向にあったギフトゲートのイベントを復活させようとしていることには期待したい。自分も港北ギフトゲートに出張に来ていたシナモンに会い、もっと会いたいという気持ちが募りピューロランドに行くようになったわけで。キャラクターに実際に会ってみないと分からんものではないかと。ただ USJ にキティ達が長期的に出張していることで大阪からのお客さんが来なくなったとも聞くので、さじ加減は考えないといけないだろう。

物販については何を言いたかったのかよく分からん。個人的にはまずは物販よりも飲食を何とかしてほしい。キャラクターフードコートのオペレーションの悪さ、フードマシンの時間帯による客数のばらつき、そして何より外に食べに行ってしまうことと外からの持ち込みをいかに減らすか。物販では出てすぐにあるダイソーとかのキティグッズに取られてもライセンス料が入ってくるが、飲食はそうはならんだろう。

顧客ターゲット

  • 来場者層を調べたものがこのグラフである。

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来場者層 割合
家族・親戚と 80%
友人・知人と 14%
恋人と 2%
夫婦で 2%
おひとりで 1%
その他 1%
  • ファミリーが大多数であり3-4名で来場してくれる。首都圏のファミリーのうちの5-10%程度が来場していることになるが、サンリオグッズを買ってくれているファミリーはもっといるはず。サンリオグッズを買ってはいるがテーマパークには来たことがないという層に対してアピールしていくことで40-50万人の追加来場が可能だと考えている。テーマパークとして当たり前のことをすれば来てくれるはずだ。
  • 20年以上も経っているが修繕がされておらずほころびがでてきている。屋内なので今の5倍は清掃をしなければ清潔感が出せない。ファミリー層に安心して楽しんでもらうにはそのような最低限のことが必須である。ある意味テーマパークとして事業をしていなかったともいえる。下期からは変化を感じていただける形で改善していきたい。
  • 顧客のピラミッドでは下からレジャーファミリー層、カジュアルファン層、コアファン層、発信者(ブロガー)と考えている。レジャーファミリー層はボリュームがあるが競争が激しい。年々テーマパークが減ってきているが、先日セガさんが横浜に新しい施設をオープンした。お台場には外資系のレゴランドがオープンしている。サンリオのキャラクターという他には持っていない強みを生かして他と戦っていきたい。
  • 今まで広告宣伝をあまりしていなかったため、ピューロランドとはどういうところであるのかが一般に周知できていなかった。意味のあるレベルでの広告、発信が十分でなかった。アフィリエイトプログラムを展開することで、インセンティブでもってより多くの人に来場体験や示唆を書いてもらうことで意味のある露出をしていきたい。
  • たまに芸能人がいらっしゃってタイアップ記事を書いてもらったりテレビで取り上げてもらったりすることはあった。それらは存在を知ってもらう点で意味があったが、何が楽しいのか、楽しくなかったのか、という意味のあるものではなかった。アフィリエイトプログラムでもって今まではピューロランドのことを記事にしていなかったアフィリエイターの人に書いてもらいたい。

説明会では8月に300名のアンケートを取ったとのこと。後で聞いた話によると、調査会社の集計や、ボートライドの写真を1枚ずつ目視で確認したものが含まれているものだとか。この割合はだいぶ自分の直観に反する。

そして顧客ターゲットをファミリー層としたことに驚き。今年の総会では辻社長がサンリオタウンのターゲットについて以下の引用部のことを述べていた。サンリオ第53回定時株主総会メモの懇談会を参照。オープンから1か月も経たずにそれを覆すターゲットの変更。当初のターゲティングの失敗とも考えられるし、臨機応変に方針を変えていける新体制の表れとも考えられる。

  • 最近調査をしたところ、実は子供ではなく20代30代の成人女性がメイン顧客であることが分かった。どうやら子供が来る場所ではなかったようで、大人が楽しめる場所に作り替えないといけない。今回退任した佐藤館長がリーダーとなって改装を行っている。
  • そのような大人がキャラクターに会いに行くための場所になる。キャラクターに会いたいという大人がいるなんて信じられないかもしれないが、子供のころから好きだったのちにお金も自由もできた今になって総本山のピューロランドに会いに来るようになったのだ。

清掃や修繕は株主総会で何度も言われていることなので、頑張ってとしか。掃除しやすいところはそれなりにきれいなんだけれども、掃除をしにくいところは全然清掃が入っておらずほこりまみれ。ビレッジ2階の落下物防止の網とか、アトラクション入場口の通気口とか、その場で立ち止まって待つことがある場所なので目に入りやすいんだよね。一方で自分は気付かなかったが最近熊トイレが修繕されたらしい。

芸能人ねえ。確かにデーブ・スペクターはあんまり仕事しなかったよなあ。

アフィリエイトプログラムの内容

区分 通常価格 Web割引価格 Web前売価格
大人 4400 4100 3800
中人 4000 3800 3400
小人 3300 3100 2700
  • 検討している前売りチケットの価格帯はピューロランドの Web サイトのクーポンと同額を想定している。 (比較表での「Web割引価格」は未ログイン状態でのクーポンの価格で、会員登録をしログイン状態だと今回の「Web前売価格」と同じ価格になるので、同額という表現を用いたのだと思われる。スライドの表を見ただけだと新たな価格設定のように受け止められかねない。) 価格帯は何が最適なのかは検討していく。
  • インセンティブは20%としている。これによりブロガーの皆様に意味のある露出をしてもらいたい。固定になるのは20%という数字で、パスポートの額面は変更があるかもしれない。
  • 価格について最も改善していきたいことは、株主優待券の大量な二次流通である。1500円から2200円で取引をなされており、それが横にあるといくら頑張っても「Web前売価格」で買ってもらうのは難しいのかもしれない。
  • どうして二次流通の価格帯がこんなに低いのか。需要と供給のバランスがこうさせているのか、それとも我々のメッセージングがそうせているのか。おそらく後者であると考えている。生協さんへは2500円でパスポートを売ってもらっているし、ギフトゲートでも2000円で売っていた。ネットでものを調べる人ほど値段のチェックも厳しいはずで、いかにみなさんが内容のあるいい記事を書いてもらったところで、あまりインセンティブにならないかもしれない。そういった意味で各種チャネルへのプライシングは変更していく。
  • スライドにディズニーや USJ よりも先にアフィリエイトプログラムの導入と書いてあるが、偉そうにしているのではなく、広告宣伝費がないために意味のある露出ができていなかったことと、チケットの売り上げが少ないことによるものなので、自慢できることではない。
  • 来場を促進する記事や写真を載せてくれて感謝している。説明会に来てくださった皆様に760円を餌にもっと書いてほしいと言っているわけではなく、皆様が規範となってもらいたい。皆さんの記事を今までコスメの記事とかを書いてばかりでサンリオのことを書かなかったアフィリエイターの方々に読んでもらうことで、ピューロランドに来場してもらい、記事を書いてもらう。その層を増やしてもらいたい。
  • サンリオタウンをオープンした直後なので1-2年は来場者が増えているだろうが、長くは続かない。これまでのやり方のままだとテーマパークだと思ってきたファミリーがおそらく2回目の来場がなかったりする。中身をもっと変えていきたい。そうすれば二次流通の価格も上がっていくだろう。中身がよくなったらそのことをブログに書いて宣伝してほしい。
  • サンリオタウンのオープンに際してある程度の規模のコマーシャルを打ちはした。今思えば同じ金額を清掃や修繕に回したほうが良かったかもしれない。もしくはギフトゲートで多くのチケットを売ってもらうためのプログラムに回したほうが良かったかもしれない。
  • コマーシャルによってピューロランドの存在を思い出したという人もいるっしゃるので、発信は続けていきたい。技術も進歩してきて、特定の層に対してメッセージを出していくことが可能になってきた。ブロガーである皆さんもメディアの発信者として応援してもらいたい。

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アフィリエイターにとっては1枚売れば760円も入ってくるので、結構な額だと思われる。子供用のチケットは額面が低いこともあるが、それを考えても一日に20枚売れば食べていけるはず。気になるのがピューロランドの実入りが減りそうなこと。額面が3800円でアフィリエイターに760円を支払い、尚且つアフィリエイトサービスプロバイダに中抜きされる。いくら残るのだろうか。バースデーパーティを当日現金決済から ISAO のクレジット決済にしたときに1500円から1800円に値上がりした。そのくらい中抜きはがっぽり持っていくはず。

チケットの適正価格がいくらなのかは分からないが、入場券をなくしてパスポートのみとするのが時代の流れだと思う。アトラクション入場のチケット確認を人間がやるとかお互いに負担であほらしいし。あと15時入場の列をよく見かけるが、あの入場券は安すぎると思う。一時期ギフトゲートで売られていた2000円パスポートも安すぎる。一般向けではなく法人向けでもあそこまで安くないだろうに。

年間パスポートも値上げしていいと思う。価格が決まった経緯は置いておくとしても、15000円はスライド中に比較対象として出ていた東京ディズニーリゾートや USJ よりも安すぎだろう。経営体制が変わったことを機にして値段を見直してもいいのでは。

株主優待券はどうするのがいいのだろうか。遠地の株主にとっては多摩と大分でしか使えない株主優待券は使いにくい代物だ。昨年あたりから付くようになったギフトゲートの割引券のほうが不公平感がないので、そちらを重点的にしていったほうがいいのでは。

入場料ではないがイベント参加費について。キャラクターバースデーパーティやダンサーさんとの触れ合いイベントでは行きたい人は値段に関係なくいくので値上げすればいいんですよ。特に後者のほうは熱心なファンの方がたくさんいらっしゃってチケットが瞬殺になってしまっているので、ダッチオークションの形式にするなど。

アフィリエイトプログラムの流れ

コンテンツ事業部の黒河(くろこう)さんからアフィリエイトプログラムの流れについて説明。

  • ブログにバナー広告を掲載してもらい、チケットが売れたら成果報酬でお支払する形式である。チケットは e-ticket で売る。貼ってもらうバナーと広告文はこちらで用意する。バナーはサンリオタウン用に作成したものを複数サイズ用意する。
  • ブログサービスによってはアフィリエイトが禁止されているところもあるので注意してほしい。アメーバブログなど。
  • アフィリエイトプログラム経由で成約した場合、額面の2割、すなわち大人用パスポートであれば3800円の2割に相当する760円がアフィリエイターに支払われる。
  • サンリオエンターテイメントとブロガーの間にアフィリエイトサービスプロバイダーが入り報酬のやり取りをしてもらう。プロバイダーは現在契約の進行中でまだどのプロバイダーになるかは申し上げられない。近日中に契約が済み次第、お越しいただいた皆様にメールでお知らせする。プロバイダーが決まる前に皆様がプロバイダーと契約を事前にされていても問題ない。大手で1番か2番のプロバイダーと契約をする予定。
  • Web でのチケット販売とアフィリエイトプログラムはともに9月下旬にサービスインする予定。遅くとも9月初めにはどのプロバイダーになるかをお伝えできると思っている。

懸念点が e-ticket で売ろうとしていること。アフィブログを見てピューロランドに行ってみようかと思う層が現状の e-ticket でチケットを決済するだろうか。e-ticket で購入するためにはピューロランドファンクラブへの会員登録が必要で、登録時には氏名やメールアドレスだけでなく住所や生年月日も必須となっている。ハードルが高いのではなかろうか。現状の会員登録必須のシステムを流用するのではなく、会員登録なしで決済できるシステムを作るか、または作るまでの投資判断をする前に外部の購入システムを利用するかしたほうが良いかと。

広告文まで用意してくれるのは至れり尽くせりではあるが、COOの説明にあった「来場体験や示唆を書いてもらうことで意味のある露出」とは相反するように思える。単にトラフィックを稼ぎたいだけなのか、意味のある内容を書いてもらうことでファンを増やそうとしているのか。

9月初めにプロバイダー決定のお知らせが来るはずだが、9月9日現在ではどのプロバイダーに決定したかのお知らせをまだ受けていない。

質疑

質疑も配信するという説明がなかったような気がするが、なぜか質疑も Ustream で見られる。質疑を配信するのならばそのことを事前に言っておくべきだし、もしくは質疑部分は一括カットとなるのが一般的なような気が。質問者が写りこんでしまっているし。まあいいけど。自分は質疑では質問を出していないが、2パレを切って並んでおいて最前列をゲットしていたために、司会のお姉さんが映るたびに私や同伴者が映りこんでしまっているくらいだし。私は気にしないからいいけど、同伴者の中には写ってはまずい人もいたり。

QA1: アメーバでのアフィリエイト禁止

  • Q: アメブロを使っているがアメーバはアフィリエイトが禁止となっている。アメーバと交渉してアフィリエイトを可能にしてもらえないか。
  • A: 相談したいとは思うが、その可能性は低いとは思う。逆にアメブロをお使いの人に、どのようにすればよいかをご相談させてほしい。
  • Q: お金という形式ではなくアメーバゴールドに変えることなどで検討できないだろうか。還元率は低くはなってしまうが。正面切ってアフィリエイトができるのではなかろうか。
  • A: 検討していく。アフィリエイト自体がサンリオグループで初の試みなので、この場でいろんな意見を聞いて改善していきたい。

QA2: 適正価格の検討

  • Q: 3800円という価格設定について、京王電鉄では京王線・井の頭線の一日乗車券付きのパスポートが4000円となっている。新宿から乗ってこようとする人にとってはそちらのほうが断然得である。価格を考えたほうがいい。
  • A: 色んなパッケージがあるので今後精査していく。プログラムをスタートするときには世の中で見えている金額で低いもののレンジになっていない可能性がある。本プログラムでの金額を下げていくか、他の金額が上がっていくか、いずれにしても金額の差がない形でのプログラム展開を目指している。パッケージごとに有効期間が異なり混沌としている。他に目に見えるものの価格よりも高いことは当初あるかと思うが、改善していくつもりである。

QA3: モチベーションの違い

  • Q: アフィリエイターとブロガーのモチベーションは違う。アフィリエイターは少しでもお金が多く稼げることを目指しており、ブロガーは少しでも多くの読者に読んでもらえることを目指している。ブログ経由で買うことで入場券の他に食事券や触れ合い券などのプラスアルファを3800円の中につけられないだろうか。
  • A: 金額に差がある場合には特典を付けることがある。こちらのプログラムでも魅力があるもの、何か特徴のあるものを付けられたらとは思う。

モチベーションの違い、これ重要、すごく重要。なぜ自分がブログでピューロランドのことを書いているかというと、ピューロランドのここが良かった、逆にここが悪かった、というフィードバックをすることで、より良くなってほしいから。まだピューロランドに行ったことがない人に対してピューロランドがどういうところなのかを知ってもらうため。あとは備忘録かな。

なので、まだ始まってはいないが今回のアフィリエイトプログラムについては、プログラムそのものよりも説明会を開いてくれたことのほうが断然嬉しい。ブログを書くことで760円をもらうよりも、いつもブログを書いてくれてありがとうと言われたり、ブロガー向けのイベントを開催してくれたほうが嬉しい。トップの人からビジョンを聞いたり、逆に意見を述べたり、同伴者や他の出席者と意見交換したり。

QA4: セルフバックの可否

  • Q: ブログを書く本人もピューロランドに来ることが多いかと思うが、セルフバックシステムについてはどうなっているか。
  • A: セルフバックシステムとはどういうものであるか。
  • Q: 自分で買ったものにも報酬を許す場合とそうでない場合がある。アフィリエイトサービスプロバイダーによって異なる。
  • A: アフィリエイターとしてはどちらを希望するか。
  • Q: セルフバッグが許されていないところでは、友人のブログ経由で相互に買うなどしたりして手間がかかる。自己購入型があったほうがいいそのためできたほうが良い。
  • A: そのようなプロバイダのほうが良いというご要望だと受け取った。

QA5: 年間パスポートを対象外としている理由

  • Q: 年間パスポートを対象としていない理由をお聞きしたい。
  • A: いいのかなとも思う。今こう聞かれてどうしようかなと思っているくらい。年間パスポートそのものについては価格帯やメニュー構成を検討していて、それとの組み合わせになるだろう。検討しない理由はないので検討していきたい。

QA6: プロバイダーは複数か

  • Q: アフィリエイトサービスプロバイダ-は複数社と契約するのか、それとも独占契約とするのか。
  • A: 独占は考えてはいない。

QA7: 株主優待券の二次流通制限

  • Q: 株主優待券の二次流通を制限したいという話があった。
  • A: 制限ではない。二次流通の価格というものが、我々が発信しているプライシングのちょっと下で決定しているはずである。
  • Q: 制限ではなく価格が上がるような努力をしていくという意味か。
  • A: そういった趣旨である。

QA8: コアターゲット

  • Q: 旧サンリオピューロランド…
  • A: 「旧」とは?
  • Q: 旧経営陣という意味で用いた。旧経営陣に対して、小学校低学年のお子様連れを中心にしたファミリー向けというのを強く訴えている。
  • A: 今来ているお客様の構成として7-8割が、今の夏休み期間であれば8-9割がそのような構成となっているという意味。ただデータを取っているわけではないので見た感覚でしかないが。個人情報保護との兼ね合いもあるが、属性を把握してより良いサービス、よりニーズに合ったものを提供できるようにしたい。
  • Q: コアになっているものを育てようとしているようではあるが、以前カップル向けや大きなお友達向けを強化しようとしていた方針は今回考えていないのか。
  • A: 考えていないわけではないが、一番来ているお客様層をないがしろにして、他にリソースを割くつもりはない。

補足

  • A: 先ほどの質問に対して補足的に説明をする。家族と言ってもいろんなバリエーションがある。10歳以下だけに限っても年齢層で色んな目的志向があり、その親も色んな目的志向がある。珍しく男の子のみのご家族がいたために、スタッフの一人が質問をした。お子さんからの回答が、ママが(ピューロランドを)好きだからついてきてやったんだよ、というお答えを頂いた。家族といっても多種多様である。重要な構成要素として、大人も楽しめるものも必要ではあるとは思う。ただ家族連れにとって一番重要なことは子供が楽しむことであるはずだ。子供が楽しめないものを積極的に作っていくということには妥当性がないと思っている。

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レストラングリーティング

館のレストランで普段行われているバイキング形式の食事。1人あたり1900円で4人いたので7600円にもなるのに、本当にごちそうさまです。

食事の最中にCOOと話したがりそうにしている卓を広報の真鍋さんが5卓選び、各卓で15分ずつのCOOレストラングリーティングをしてくださった。超絶にすいているときのブランチグリーティング並みにお触れ合い度が高い。

15分もあったのでいろいろお話ができたけれども、どこまで書いていいのかわからん。とりあえず言えることは、COOという偉い役職なのに5x15で計75分という長い時間を使ってお客さんの声を聴こうとすることに驚かされた。井上COOは今まで名前が全然出てこない人で、急に佐藤館長と変わることになったのでどうなることかと心配したものだったが、その心配は消え去った。

同伴者からの提案で、一方向でもいいので意見を伝えられる意見箱が欲しいというものがあった。COOがその提案にはだいぶ乗り気で、翌々日にメールで意見を送ることができるようになった。

今までは伝える場所が現状なかったこともあり、お客さんへの露出が高い編集長の河原さんや副編集長の伊東さんが意見を聞く役になっているのをよく見うけられていた。自分も仕事中のスタッフに意見や感想を伝えたくなることがちょくちょくありはするものの、伝えるのにも相手の時間を要するために直接言わずにブログにまとめて書くようにしている面もあるわけで。このようにして意見箱が設置されることで効率よく意見が集まるようになるといいですね。

館外グリーティング

レストラングリーティングは20時で終了。バースデーパーティと同様に最後にCOOとの記念撮影があるのかなと期待したが、さすがになかった。

レストラングリーティングが終了しても井上COOは21時50分まで tr7743 さんと館外グリーティングをこなされていた。

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「こちらに並んでお待ちください」のところで正座待機していたけれども、特に何もなかった。

アフィリエイトプログラムに参加するか否か

個人的に自身がアフィリエイトに参加することは乗り気ではないため、また自分が書いているブログの現在の方向性とも一致しないため、プログラムに参加することはないだろう。なので自分ができることはこの場でアフィリエイトプログラム自体の宣伝をするくらい。

とにかく、COOとじっくり話をすることができ、改革をしていこうという意気込みが感じられたので、応援を続けていこうと思う。

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