opi&mame夫妻と温泉旅行に行ってきたお 最終話 『東京に帰る日。』
という訳で、とりあえず未完のままだったこの旅行記をさっさと終わらせねばと思い至った。
前回は熱海の素泊まりホテルに宿泊し、地元の 『明らかに観光客向けじゃない普通の居酒屋』 で、予想以上に美味しいご飯(というか酒の肴) をたらふく食べたという所まで書いた。
で、opiは晩飯を食べるまでは 「ホテル帰ったらワーバス
やろうぜ!UNOやろうぜ!」 などと30半ばの男とは思えぬはしゃぎ様だったんだが、実際にホテルに戻ってくるなりいきなり爆睡。
※ワーバス(ワードバスケット) というのは、だいぶ前にじーらぼ!の春九堂
が広めて、そのあまりの面白さにちょっとしたブームになった 『しりとりとUNOを組み合わせたようなカードゲーム』 である。(こんな時期に話の流れとはいえリンクしてスマン >>家元)
でまあワーバスはどうでもいいとして、部屋に戻るなりopiが速攻でイビキをかいて寝始めてしまったので、残されたオレと彼女さんとmameはやる事もなく、各々好き勝手に風呂に入るなり、ぼけ~っとタバコを吸うなりして時間を潰し、何のイベントもないままご就寝。(オレなんかあまりにやる事なくて、熱海まで来てのだめ見てたw)
そして翌日。
一人で勝手に寝やがったopiは朝から元気一杯で、「最後に帰りがけにどっか温泉寄ろうぜ!」 と大はしゃぎ。
皆はそんなopiを横目で見つつ、仕方なくアレコレと場所を選び出したんだが、これまたopiの 「どうせならベッタベタな場所に行っておきたい!いっそハトヤでもいい!」 という台詞により、熱海駅周辺からちょっと東京方面に向かった場所にある、135号線沿いの 『オーシャンスパ おおきじま』
へ突撃。
この 『オーシャンスパおおきじま』 のウリは、なんといっても相模湾を一望できる展望プール(温泉) と、大浴場(室内) である。
温泉プールの方は男女混浴可能との事なので、平均年齢30歳のネゲットカップル2組はわき目もふらずに最上階のプールに駆け込む。
そしてひたすら泳ぐ。
自分達の衰えた体力など考えずに、とにかく泳いではしゃいで大騒ぎ。
気付けば小一時間ほどプールで遊び倒しており、いくら温泉プールとはいえ、海からの冷たい風によってどんどん体力を奪われていく頭の不自由なボクら。
流石に体力の限界を感じて暖を取りたくなったため、それぞれ室内の大浴場へ移動する事に。(残念ながら混浴不可)
で、オレ様はそこでまたぼんやりと景色を眺めながら入浴してみたり、opiと一緒に 『サウナ→冷水→サウナ→冷水』 というオヤジコンボを炸裂させたりしつつ、気付けば体力の限界を越えてヘロヘロに。
起きてからまだ2時間弱しか経過していないというのに、オレ様は休憩スペースで海を眺めながらぐったり。というかウトウト。
ふと横を見ればまたも爆睡中のopiの図。
ちなみにこのマットレス(?)は物凄く寝心地が良かった。あまりの気持ち良さにちょっと本気で家に持って帰ろうかと思った。
そんな旦那を無視して、奇声を上げながら乗馬マシンで堀越のりもびっくり状態のmame。
こんな調子で各自うだうだした所で、小腹が空いて来たので飯を求めて移動する事に。
で、熱海周辺から一気に離れて、神奈川県の真鶴港へ。
そして朝漁亭(あさどれてい)という築地の市場の中にあるような、狭くて小汚そうな海鮮丼のお店で昼ご飯を食べる事に。
本当はこのお店の前にある、観光客向けの大きなお店を目指していたんだけど、あいにくお休み中だったため、目の前のこの店に前情報もなく入る事になった訳で。
平日のランチタイムを過ぎた時間だったためか、店のオジちゃんがオレらを見るなり 「ゴメン!今朝仕入れた量じゃ間に合わないから今すぐ魚持ってこさせる!ちょっと待ってて!」 と不安極まりないお言葉を発してくださった訳で。
オヤジはそんなステキな台詞を言い終えるなり、電話で 「あのさー魚が全然足りなくなっちゃってさー!まだ良さげなの残ってる?ブリある?あ、そう!じゃあその辺の良さそうなの適当に持って来て!」 と早速買い付け開始。
お茶を飲んだりタバコを吸ったりして待っていると、15分ほどで発泡スチロールの箱を抱えた魚屋のオバちゃん登場。
オヤジは早速 「待たせたね!すぐ作るからね!」 と調理開始。(こんなの漁港じゃないと絶対に見れない光景だよな…)
で、こちらはオヤジが急いで作ってくれた鯵丼。
甘い醤油ダレをかけたご飯の上に、大量の鯵とネギとショウガが乗っている。
で、これが美味いのよ。B級的な美味さなんだけど、丼抱えて無心でがっつきたくなる味なのよ。
一つだけ言うなら、魚の風味が消えちゃうし、醤油ダレの旨味も飛んじゃうから、ショウガはもうちょっと減らした方がいいかもしれん。そこだけちょっと勿体無かった。
これも甘口の醤油ダレのご飯で、上には寒ブリや鯵や海老などが乗ってくる。(多分時期によって乗せる魚は変わるんだと思う)
でもってこれが掛け値なしで美味い!文句なく美味い!
鯵丼もこの海鮮丼も1,000円程度の値段で、お味噌汁とサラダ(何故かサラダw) が付いてくるんだが、食い応えも充分だし、何と言っても魚が美味い。(特にブリが美味かった~)
今回の旅行でのスマッシュヒットはこの店だと断言しちゃう。
で、どうもランチのセットに付けるサラダが品切れになってしまったらしく、「これサービスするから!野菜切らしちゃってごめんね!」 と、鯵のなめろうを出してもらった。(いや大将、野菜よりも明らかにコッチの方がいいです)
で、このなめろうも美味しくて、オレは丼のご飯を残しておき、なめろう丼にして食べてニコニコしてたりした訳だが、この店のオヤジが無駄に正直な人でな。
「あのねー、美味しいって言ってくれてるのに申し訳ないけどさ、この時期はこの辺じゃ美味い鯵が入らないんだよ。だからそれ日本海の方の鯵なんだよね。」
いや…オヤジ…。
地の鯵じゃないのに今までボクらは美味しい美味しいと喜んで食べてた訳ですが…。
「春先とかに来てもらえれば、この辺の地の魚の美味いヤツを食わしてあげられるんだよな~。兄さん達、良かったらその頃またおいでよ!」
という訳で、オレ様は間違いなく春先にもう一度この店に来ようと堅く決意した訳であり…。
今回のお魚でも充分美味しいのに、真鶴の旬の地魚がどれだけ美味いのか確かめないと気がすまない!
「観光かぁ~。ねえな。」
断言されちった。
「あとね、この辺の観光客向けの大きなお店はちょっと当たり外れが大きいんだよな。ウチは魚を多めに乗せてる方だと思うんだけど、ウチの倍くらいの値段で、ウチのよりも盛りの淋しいお店もあるからさ。」
どこまでも直球勝負だなこのオヤジ…。
という訳で、お前ら真鶴行ったら朝漁亭行け。
ここは当たりだ!ここに行っとけばとりあえず間違いない!
ていうかここは安いし美味いし、何と言ってもこの直球オヤジが気に入ったw
で、真鶴で美味しいお魚を食べた後で、ボクらは何故か箱根の辺りをうろついてみたんだが、特に行きたい場所もなく、何より雨が降って来てしまったので、後ろ髪を引かれる思いで東京方面へひた走る事に。
で、気付いたら何故かこんな所に来ていた訳で…。
そう、イルカショー。
イルカショーと言えば江ノ島水族館
!
たまたまイルカショーの最後の回に間に合ったので前の方の席で見ていたんだが、江ノ島水族館のイルカショーの席って色分けされてて、前列のオレンジ色の席は 「水がかかるよ」 っていう場所なのね?
だからオレやopiが散々 「オレンジの席は本当に水被るから座らない方がいいよ。」 と言っていたにも拘らず、気付くとオレらと並んで座っていたはずのmameが、一人でまさにそのオレンジ色のデンジャーゾーンに移動していた訳で…。
opiがそれに気付いて 「mame!そこ危ないって!」 と言った瞬間、イルカがサービス精神満載のビックジャンプ!
水ざっぱー!
想像通りオレンジ色のシート目掛けて大量の水が飛んできてmameずぶ濡れ。
イルカショーの会場の中で、mameだけが水の直撃を受けるという気恥ずかしくてしょうがない状況が生まれてしまった訳であり、一瞬何が起こったのか理解できず、ぽかーんとフリーズしていたmameに対してかける言葉もないボクら。
そんな可哀想な子mameを引きずって、館内をふらつくボクら。
上の写真はまあ至って普通のイワトビペンギンなんだが、左側のペンギンに注目。
こいつ、ず~~っと右腕(腕?) だけ水平に上げてたんだけどこれは何かのサイン?
そんな交通整理状態のイワトビペンギンの隣には、客に背を向けて虚空を見つめ続ける謎の集団が。
何を見てるんだコイツらは…。
そしてお約束の大水槽。
間近でエイとか見るとやっぱ心が躍るなあ。大きいなあ…。
美味しそうな魚群。
今まで 「江の水なんてwww」 とかバカにしてたけど、実際に来てみるとやっぱそれなりに楽しめちゃうわぁ。
贅沢を言えばもうちょっと入館料が安ければ文句なしなんだが、まあ帰り道に何の期待もせずにフラっと寄っただけの割には充分楽しめた。(次来る事があるかどうか分からないけど…。)
■特別付録 オハラエビの仲間
<説明書き>
オハラエビの仲間は深海の熱水噴出域にしかいないエビの仲間です。熱水周辺にすむ小さな生物やバクテリアのマットを食べていると思われます。オハラエビの仲間は目がないのですが、自分が焼け死ぬような熱い場所には行きません。
おいおい、気のせいか何か遠まわしにオレを侮辱してないニダか?
ちょっとこれを自虐改竄してみよふ。
・おはらとその仲間
おはらとその仲間は、ネット界の片隅にしかいないネットゴロつきです。ネット界隈の炎上し易い地域にいる、自分よりも弱いサイト管理人を食べていると思われます。おはらとその仲間は状況判断する目がないのですが、それでも自分が焼け死ぬような場所には行きません。
ムキーーー!!!
しゃ、謝罪と弁償を要求するニダ!
とまあそんな脱力なオチがついた所で我々は江の水を後にし、opimame夫婦とオレ様の地元の板橋で食事をする事に。
どうせなら今までに開拓してきたお店の中でもトップクラスの場所にご招待しようと、板橋グルメマップで紹介した鳥多希 と、同じく紹介済みの龍神 をハシゴする。
実は食にうるさい2人なんだが、2軒とも気に入ってもらえたようだし、いやー良かった良かった。
で、飯を済ませた後でopimame夫婦を神楽坂まで送り届け、1泊2日の温泉旅行は無事に終わりましたとさ。
■後日談
このクソ寒い季節に散々屋外の温泉に入りまくったせいか、オレとmameの虚弱コンビは旅行から帰った翌日にお約束のごとく風邪を引くというグダグダなオチがつきましたとさ…。(行く前に気付けという話だが、やっぱ冬に屋外の温泉は危険が伴うな…)
<キャスト(?)一覧>
・opi
・mame
・彼女さん
・オレ
※opi&mameは死亡説が流れるくらいサイト放置中です
<以下、温泉旅行記ログ>
・温泉旅行記1
・温泉旅行記2
・温泉旅行記3
・温泉旅行記4