opi&mame夫妻と温泉旅行に行ってきたお 第4話 『自殺の名所と熱海の晩飯』 | C.I.L.

opi&mame夫妻と温泉旅行に行ってきたお 第4話 『自殺の名所と熱海の晩飯』

冬のネゲットカップル限定温泉旅行の第4話。


前回はクソ寒い中にスク水オンリーという 「誰の趣味なんだよ!」 というコスチュームで地獄温泉巡りを楽しんだところまでお伝えした。


で、今回はその続き。




opi兄さんがどうしても 「怖いつり橋渡りたい!」 とワガママを言うので、自殺の名所として知られている城ヶ崎へ。

つり橋へ向かう途中にいきなりこんな看板が…。




そんなシュールな看板にもめげずに歩を進めると、明らかに落ちたら死亡確定な感じの景色が。

ちなみにオレ様は全国ヘタレ選手権を連覇したほどの真性のヘタレである事を予め宣言しておく。




オレ様以外の3人がみんなニヤニヤしながらコッチを見てくるので、ここで恥をかく訳にはイカン!と奮起してつり橋へ。

そんなオレの周囲で子供のような顔で 「わーわー!」 と奇声を上げながら飛び跳ねて橋を揺らすopi…。




だがオレがあまりビビってないのを見てつまらなかったのか、「ねーねー!あれマ○コみたいじゃね?」 と激しくどうでもいい話題にすり替えやがった。


まあ確かに言われてみれば女性器っぽく見えなくもないけど、兄さんもう30代半ばなんだからさ…。




そんな少年の心を忘れないopiをスルーしながら頑張って撮影。

その場に立ってみると怖いんだけど、どうも写真じゃ上手に伝わらないんだよなあ。




つり橋を越えるとむき出しになった岩場があり、なんと崖っぷちまで普通に行けてしまったのは気のせいでしょうか?(今回の記事の上から2番目の写真の中央奥)

普通は柵とか作らね?

自殺を思いとどまらせる看板を立てる前に、岩場に出れないようにする方が先決だと思うんだけど…。

ちなみにmameがヒールのあるブーツで岩場をよじ登り始め、危うく最初の犠牲者を出すところだったのは秘密。



で、存分に自殺名所観光を楽しんだ所で、日が落ちて来たので熱海の宿へ向かう事に。

今回宿泊したのは、素泊まり可能でオールタイム温泉入浴可能なAIOLA さんというホテル。ここは1泊朝食付き専門のホテルで、1人4,000円から宿泊できるという素敵な料金設定である。

晩飯付きの温泉旅館でバカみたいに高い料金を取られるよりは、飯は外のお店で食べた方が安上がりだったりするし、このシステムはかなりお得なんじゃなかろうか。

そして肝心の晩飯をどうするかという話になった訳だが、オレ様が徹夜で調べた熱海周辺のお食事スポットは休みだったり、車で移動しないといけない場所(主に網代) だったりと全く何の役にも立たなかった訳で…。

仕方ないので温泉マニアな知人に電話をかけて 「熱海の美味しいお店教えて!」 とおねだりしたんだが、その人がまたちょっとナニがアレな人物であり、お店までの道順をこんな風に伝えてきた。


「あのさー、川が流れてんだよ。で、その川に沿って歩いた所なんだよな。」


いや、その説明じゃ全く分からないんですが…。


「あー他に目印あったけかなあ?…あぁ、そういや稲川会の事務所があるとこの近くだわ。事務所の場所知ってる?」


知らねえよ!


お前アレか?

タクシー捕まえて 「稲川会の事務所まで♪」 とでも言えっつうのか!!


と、そんなやり取りでも何とか場所と電話番号は分かったので早速電話してみたんだが、なんと定休日。

万策尽きたボクらは、仕方ないのでフロントのお姉さんに 「どっかご飯食べられる場所教えて~」 と泣き付く事に。

すると 「平日なんでやってないお店が多いんですよ」 という前置きをした上で、 飯屋や居酒屋が密集している場所を教えてくれた。




ホテルのお姉さんに教えられるがままに歩いていたボクらなんだが、平日だからかまだ19時くらいだというのに開いている店があんまりない…。

そんなボクらの目に、『ファイナルキッチン』 という凄まじい看板が。

こんなインパクト大な看板を見せられたら、主にopiが 「俺ここにする!」 と言い出すに決まっている訳であり、結果的にその通りの展開になってしまい、どんな飯が食えるのかも分からないまま突撃。



<以下ファイナルキッチンで食べた物>



『ほうれん草のサラダ』

あっさり味で余計な事してなくて美味しい。




『軟骨揚げと茄子のす揚げ』

軟骨も茄子も調理や味付けがバッチリで普通に美味しかった。




『馬刺し』
なんでボクたち熱海で馬刺し食ってるんだろう…。(ちなみに味はイマイチ)





『牛すじの煮込み』
なんでボクら熱海で(ry




『チーズカツ』
(ry




お魚食おうよ!!



牛すじの煮込みもチーズカツも普通に美味しかったけどさ、熱海くんだりまで来たんだから魚食おうぜ!

この注文の仕方は絶対におかしいって!




『生カキ』

「この季節ここでカキなんて獲れたっけ?」という疑問が浮かんだんだが、mameがどうしても 「生牡蠣食いたい!」 と騒ぐので仕方なく注文。

残念ながら風味がイマイチで、塩味と磯臭さばかり目立ってしまう感じだった…。




『大漁盛り』

やっとお魚キター!
時期が悪かったのかそこまで感動するレベルではなかったけれど、どれも普通に美味しくてやっと旅行に来た気になれたよ!





『鯵の塩焼き』

この鯵の塩焼きを食べて、この店はこういう素朴な料理が一番美味いのだと確信した。(刺身も観光地の割には安いし美味いんだけど、簡単に一手間かけてるメニューの方が美味い)




『イカのクチバシの塩焼き』

今回個人的に一番ハマったのがコチラ。塩味が効いててクニクニした食感があって、酒の肴として最高。




『ソース焼きそば』
何かを悟ったボクらは、あえて普通の居酒屋メニューで炭水化物を摂取する事に。この焼きそばはお母さんが作ってくれた的な昔懐かしい味でなんだかほっとする。




『鶏雑炊』
焼酎のボトル空けたりして酒が回っていたので、癒し系の〆メニューが欲しくてつい。やっぱ呑んだ後の雑炊とか茶漬けは美味いよなあ。



■総評
この店は全体的に値段が安めで、観光地向けというよりは地元の人向けなお店だったような気がする。

で、地元の魚は当然美味しいんだけど、時期外れの物とか産地が別の物はいたって普通なので過度の期待は禁物。

こう書くとなんかハズレを引いたように感じるかもしれないが、居酒屋としては安くて美味しくてかなり良いお店だと思う。

今回食べた中では馬刺しと生牡蠣以外は全て納得できる美味しさだったし、写真撮り忘れたけどお通しに出てきた「ひじきのぴり辛小鉢」も酒飲みにはたまらない美味さだったし、”味” という点には何の問題もない。

…ていうかそもそも熱海で馬刺しとか時期外れの牡蠣を食うなって話だよな多分。

という訳で、熱海らしさは弱いかもしれないけども、居酒屋としては大満足なお店でした。(板橋グルメマップ風に点数つけるなら88点ってところか?)



■ファイナルキッチン 花かがり

住所:静岡県熱海市銀座町3-5
TEL:0557-83-2951
営業時間:17:30~1:00(LO24:30)
定休日:年中無休
ご予算:呑んで食って3,000円~5,000円あれば充分



<キャスト(?)一覧>

opi
mame
彼女さん
・オレ

※opi&mameは死亡説が流れるくらいサイト放置中です