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公開して 間もないのに
ツイッターのミュージカルファンのお仲間の皆様が
もう のきなみ ご覧になっておる
『FROZEN』 
やっと 観てきました
よ~~~~

3Dは これまで 他の数作品で体験して
のきなみ 気持ち悪くなってしまっておる
(遊園地のアトラクションの 3D4D系 全部ダメ)
ので、素直に 2Dで。

邦題『アナと雪の女王』ですけど
観たら どう考えても 『FROZEN』としか
言えない!

FREEZE
FROZE
FROZEN

の FROZEN

凍る、凍らせる、凍死する、
人の感情を冷まさせる、人を凍えさせる、
動けなくする、
氷で閉じ込める、
寒さで中止させる

といった この単語の意味が 全部入りじゃないですか!

FREEZE・・・いまは、パソコンも普及して
「FREEZEした」という言い方も 普通ですけど
かなり昔 留学先で 男の子が
強盗に「FREEZE!」って言われたのに
「PLEASE」に聴こえてしまい、動いたら 撃たれてしまった
という 痛ましい事件もありました。

その
「FREEZE!」が まさに
エルサが 手を バッと振ると
文字通り 周りが FROZENになってしまう魔法。

ところで、もう 既に観た ミュージカルファンの皆様が
女王・エルサは イディナ・メンゼルさまが やってるだけあって
エルファバっぽすぎる

と 口々におっしゃっており
特に 主題歌の「Let it Go」が「Defying Gravity」にしか 見えない
という意見 多数でしたが
(あとは マジックが使えるというところも そうなんでしょうね)

わたくしは
FROZENの対語が
MELT なのが
一番 『WICKED』っぽい
な、と思いました。

わたくしが『WICKED』の 日本語版(あさりちゃん版)で 
一番ストレスを感じるのが
「MELT」が うまく 訳されていないこと。

・・・この話、しょっちゅう このブログでも 書いてますけど
(くわしくは わたくしの
「小姑チェックリスト」
ご参照ください)

「The Wizard and I」

もしオズの魔法使いに会えたら
幸せで「I could melt(溶けてもいい)」
って 言う歌詞があるんですけど
(エルファバは、水で溶けちゃう設定)

で、四季版では どういうドラマツルグなのか知らないけど、
ここ 訳してない
んですよね。

あの 雪だるまのオラフが
「アナのためなら 溶けても
いいよ」

って 言うところなんてまさに
I could melt!の 精神
ではありませんか。

他にも
エルサを追う 悪い連中が
「彼女がWICKEDなたくらみをしたら 殺って おしまい」
と 言っていたり

氷の宮殿にアナが乗り込んだとき、
「I'm not afraid」
って言って ふるえているところ、
立場は逆だけど エルファバが 「WICKED」とされて
逃げ込んだ先での、飛ぶ前のセリフの ふるえるシーンを 髣髴
させ

おそらく わざと 似せている
ことが 英語版だと よくわかります。 エルサとエルフィ(エルファバ)という 語感も似てるし・・・
ブロードウェイでミュージカルを観ると
他ミュージカルのパロディを入れて それで笑わせる手法というのが
スタンダードですよね。


アナは、FROZEN HEARTにされてしまった
けれども、
あのハンス王子に 最後
「お前のほうがよっぽど
FROZEN HEARTだ!」
と 水に落とすところの オチのセリフに使っていて

いやはや、やっぱり
タイトルは『FROZEN』だよな、

と 思いました。

歌曲は ロバート・ロペスさまと
クリステン・アンダーソン=ロペスさまの
ロペス夫妻。

エルサに対して、
「本当のモンスターになってはいけない!」
というセリフがありましたが

ロバート・ロペスさまが この作品の作詞を どれくらい
彼の意志で担っているか わかりませんが

モンスターの心は モンスターではない
というのは まさに ロペスさまの代表作
『Avenue Q』じゃないですか!!!
(『Avenue Q』はどんな話か、わたくしなりの解説、
こちらのページ
に まとめてあります)

『Avenue Q』・・・
エルサが 1人 自分の魔法で凍りついた部屋で
しゃがみこみ 姉妹が ドアを隔てて 背中を向け合う
美しい場面も
「closetに引きこもっているだけじゃ
ダメよ~」
と つい エルサに『Avenue Q』のセリフを言いたくなってしまいます。

そして、この 
ブロードウェイ オールスターキャストならでは
の ギャグ
も ありました。

元祖エルファバの イディナさまには
さきほどのように わざと 『WICKED』っぽい状況やセリフが、

そして ロペスさまの もう1つの代表作といえば
『THE BOOK OF MORMON』。
そこでエルダー・カニンガムを演じていたのが
オラフ役の ジュシュ・ギャッドさま。

我が家は昨年7月に やっと ユージン・オニールシアターで
『THE BOOK OF MORMON』観れたので
もうすでに エルダー・カニンガムは ジュシュ・ギャッドさま
では なかったのですけど

オラフが
「Hello!」と やたら 挨拶するので
脳内で
「Hello! my name is elder Cunningham~♪」
と 流れてしまいました。
(カニンガムは パート的には「宗教変えませんか~」だけどね!)
アイツのことは「エルダー・オラフ」と 言いたい
よね!

ちなみに、オラフも「snowman」なわけですが
エルファバ いや エルサの モンスターっぽい護衛も
フライングモンキー いや 同じ「snowman」の種類ではあるんですよね。

余談ですが
我が家は昨年 ユージン・オニールシアター 真隣の
THE TIME
という ホテルに泊まったのですが
ここのイケメン・コンシェルジュが
もんのすごい 上手に 我が家に向けて「Hello」
を フルで 歌ってくださった
のが 良い思い出
です。

そして ハンス王子が
サンティノ・フォンタナさま!!
『RODGERS AND HAMMERSTEIN'S CINDERELLA』、
ご主人さまだけ サンティノ・フォンタナさまの バカ王子
観たはずですが
わたくしは その時
ついつい 小劇場で
すっごい つまらぬミュージカルを 観たことを
後悔しております。(←あんまり高い芝居ばっかり観ていると 疲れちゃう
小劇場の客

アナに 「踊ってくれ」という
舞踏会のシーン

この シンデレラの 舞踏会のシーン
にしか 見えません。
「♪10分前に 会ったばかりなのに~」と 歌う バカ王子、
サンティノ・フォンタナさまのキャスティング、ピッタリだよ!

としか 言いようが ございません。

それにしても『FROZEN』の「Love is an Open Door」の歌詞は
よくできてますね。
「crazy」の使い方が 英語ならではで いいですし
どんなにシリアスな扉に直面しても 扉を開けよう、
最後、エルサが宮殿の扉を開放して
「もう二度と閉めない」というところ、
まさに「Love is an Open Door」、
それが真実の愛!

そして あて書きの極みは
何といっても

ジョナサン・グロフさまの クリストフ!!!

ジョナサン・グロフさまといえば
ニューヨークにて
オフから オンにあがって 大ヒットした『Spring Awakening』で
その ハンサムなお姿とお尻で わたくしたちを魅了。
1年目に行ったときに 観に行ったとき もう 素晴らしすぎて
2年目に行ったときには 
1日おきに『Spring Awakening』を観て
毎回グロフィを 出待ち

していたわけですが・・・。

グロフィファン仲間 Hさまの 証言によると

●グロフィの服が ダサい
●グロフィの帽子のかぶり方が ダサい
●グロフィが 美味しい っておススメしてくれた
お店が 全米イチ マズかった

(これにより
「ジョナサン・グロフさまと
ジョナサンで ごはん食べたい会」発足、
「日本のジョナサンには こんなに 美味しいものが
あるんだよ」と 言いたい!)
●グロフィ、お寿司にあわせるものは
コーラ
(オエッ)

でも その時からスターだったのに
超やさしい グロフィ・・・
ニューヨークでの総出待ち 60回位のうち
一番やさしかったのは グロフィ
です!

グロフィは 帽子のかぶり方が マジでダサいんですが
「一緒に写真を撮って~」
と お願いしたら
「いいよ!」
ご自分の帽子を ご主人さまに
貸してくれて
同じように ダサく かぶせてくれました。


「グロフィ ダサいけど いい人!
ダサいけど・・・」


そんな グロフィが声を担当する クリストフへの 
トロールたちのセリフ

「なんでクリストフが恋人としてダメなの?
服が ダサい
から?」
帽子のかぶり方が おかしい
から?」


これ 完全に グロフィへの
あて書き

じゃないかっっっ

そんな グロフィが 愛するアナのために 一生懸命 雪道を駆けてくるところ、
「グロフィ
今度こそ 好きになった女の子を 救わなきゃ
ね・・・」
と 思いました。
(グロフィの真実でない愛のために 結果的にリアを殺しちゃった『Spring Awakening』後遺症)

ああ グロフィ!
小さいときの グロフィ、
トロールに
「うちの子に しちゃおう
かしら」
と 言われちゃう キュートな グロフィ、

トナカイのスヴェンと 
にんじんを シェア
する グロフィ!
可愛い・・・。

顔の作画も ちょっと 気の抜けたときの
グロフィに 似ていませんか???

しかし グロフィ、立派になったわ
ねぇ~~~
『Spring Awakening』を観ている方は もれなく
リア・ミシェルさまが『glee』で
ジョン・ギャラガー・ジュニアさまが『ニュースルーム』で
活躍して
そして グロフィが『glee』や『FROZEN』で 全世界区になっていることが
親の気持ちになっているのではないでしょうか!

そして 一番
立派になったのは 他ならぬ ロバート・ロペスさま。
(もともと立派だったんだけど・・・)
7年くらい前、ニューヨークの小劇場でお見かけしたとき
サインもらっておくんだった!と 後悔しきりです。

ご主人さまの 3月4日のツイート:
「10年前、『WICKED』でトニー賞最優秀女優賞をとったのが
イディナ・メンゼル。しかしその時、
オフブロードウェイ上がりの人形劇『Avenue Q』で
最優秀作品賞や最優秀楽曲賞を掻っ獲っていったのが
ロバート・ロペス。
そんな因縁の二人がディズニーアニメで組み、
大ヒットを飛ばすとは・・・」

『WICKED』が トニー賞作品賞とれなかったネタは
『FORBIDDEN BROADWAY』でおなじみ
なので
ご主人さまが おっしゃっているようなことも
きっと今頃 『FORBIDDEN BROADWAY』の ネタになっていそう
です。

そんなわけで
ブロードウェイスター 夢の共演
そして『WICKED』『Avenue Q』『Spring Awakening』『The Book of Mormon』のパロディと
推測したくなる『FROZEN』英語版。

ちなみに 韓国の吹替版は
我が家も 初日 と 2日目を観に行った 韓国版『WICKED』の エルファバ役の方が
エルサの声をあてていて
やっぱり ミュージカル界のスター共演だそうです。
今、
腐女向け『フランケンシュタイン』

『マーダー・バラッド』リバイバル上演を控えて
盛り上がっているそうなので 韓国行って、そして『FROZEN』も 韓国版吹替で観たいなぁ~!

ちなみに わたくし ディズニーアニメって
ほぼ 観たことがないのですが
帰ってから『塔の上のラプンツェル』を観たら
フィエロ みたいな 服装の人が
ターザンみたいに 崖を わたってたり
洞窟に 逃げ込んだり
していたので
「え、これも
『WICKED』?」と 思ってしまいました。
そういう フォーマット
なの???

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