朝は おかゆ屋さんで 野菜のおかゆを食べて
ホテルを出発。

韓国の一番の目的は
コレ!『WICKED』。

『WICKED』、
すでに 
●ニューヨーク ブロードウェイ版
(バックステージツアー 含)
●日本で あさりちゃんが上演するまえに 
大阪USJで上演された ショート版
●あさりちゃんとこの 日本版


を 少なくとも合計15回は 観て エメラルドツアーしている われわれ夫婦。
韓国での『WICKED』は、オーストラリア版の ツアーです。

ご主人さまいわく
「韓国の六本木」
と言われるところから 歩いていったのですが

駅ビルが・・・
六本木・・・
というより
松戸の伊勢丹
みたいでした。

劇場近くまで来たときに ちょっと時間があったので
カフェ好きオトメン・ご主人さま所望の オシャレなカフェに 入りました。
(このお店、韓国にいくつかあるようですが
韓国はホント、オシャレなカフェが 多い!)

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どうしても 言いたい
「このカフェの名前は
『トリのマーク』(自由によんでください)
ですか?」
と・・・。
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会場は、飾りつけとか
衣裳の展示とかで 開演まで 飽きさせません。
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本編は・・・

ああ、
もう
オーバーチュアの エルファバのテーマ部分だけでも 
泣けるのに

グリンダ様の
複雑な表情!

みんなが見ていると 無理に笑って
みんなが見ていないと オズの人々を 哀しそうに 見ている 涙をこらえて・・・

それを見て
こちらまで 
号泣!!

ご主人さまが はりきって 5列目をとってくれた
おかげで 表情が よく見えました。
というか このグリンダ様、いままで観た史上最強に よかった!
5列目なので マダム・モリブルが ドクター・ディラモンドを 秘かに にらみつけてる
ところも よく見える・・・。

そして
久々に 英語版を観て・・・

あさりちゃんとこの
日本語版と
オリジナルである 英語版は
別物


という 認識を あらためて感じました。

●Galinda ガリンダ → Glinda グリンダ
ドクター・ディラモンドが
どんどん 言葉がしゃべれなくなって
「動物は しゃべるな!」と追放され 学園から追放される
その ドクターをしのんで(という名目で)
Glindaに 改名する Galinda。
そのとき
「a は サイレントになった」
と 言うのですが、

あさりちゃんとこだと
最初っから グリンダGlinda
で、
Galindaに改名するくだりが ないからな!
(これを機会に動物をかわいがるわ、みたいな よくわかんないセリフになっている・・・)
物語性がいきなり 欠けるんだよ!

●I could melt!
「The Wizard and I」で エルファバが 叫ぶように
「もしオズの魔法使いに会えたら 溶けてもいい」
と 言うところ

あさりちゃんでは
カットですよ!!

エルファバが(オズの魔法使いに会えたら というか 会ったことで)溶ける、
というのは キーワードなんだけど???

●Life is more painless for the brainless
からの
Maybe I'm brainless maybe I'm wise


Life is more painless for the brainlessで かかし踊りをして
フィエロが 将来を暗喩するわけだけど

ここも あさりちゃんとこは 訳してない!
信じられない
このキーワードも 無視するとは。。。

「As Long As You're Mine」は
物事を違う目で見ることを エルファバが教えてくれた
と 歌うときに
(You've got to see me through defferent eyes
の歌詞も好き・・・)


その前置きとして
Maybe I'm brainless maybe I'm wiseは 必要なのに 
ここも あさりちゃん 訳してないよね?

そもそも 『WICKED』自体が
『オズの魔法使』を違う視点からみる、
という話
 だからな!!
そして
善と悪とは、人とは、魔女とは というのを 違う目で見ていく、
という話になっているのですから。

この曲の最後
「For the first time I feel WICKED」
なんて
あさりちゃんとこじゃ

幸せよ

とか 訳してて

あのさ~~~
間違ってないけど
さ~~~~


と ぶつぶつ言いたくなるわ。。。

●Wishing only wounds the heart

これも、ボックの暗示、
エルファバとグリンダの 心の暗示
で やっぱり絶対必要な歌詞だよね~

●Bring Down

一幕の最後、エルファバが 重力に逆らって 飛ぶときに
誰も私を引きずりおろせない
というの、
この言い方を 使って
侮辱できない
と いう 意味を持たせるの、好きですね~

そして!!
英語版の 一番の 肝は
●deserveの 使い方
だと 思っているのですが、

「Dancing Through Life」で
みんな
deserve
を 使って
「お似合い」
を あらわし、

以後
Everyone deserve the chance to fly
って
エルファバも オズの魔法使いも 歌う
(chance の 使い方も 泣ける・・・Don't you see this is a chance?とか)
ところに つながり

最終的に
グリンダが エルファバに
「You deserve each other!」
(あさりちゃん版:あなたたち お似合いよ!)

って 言うところに つながる、
この うまさ・・・!

そして、
エルファバが 思いもよらず 力を発揮してしまい
そのたびに
「自分のしたことを知れ!」
って ウィザード、ネッサローズ、ボックから 言われている
のですね。。。
エルファバは 自分のあれこれを
直視しないようにしてきた
(don't look side of who you are)のに
皮肉にも。。。

あと 英語の響きも やっぱ好きだな~
「to BEST friend」
「You know black,this year's PINK」
とか、英語だからこそ いいな~
そして エルファバが グリンダを
「BLONDE!」
って 吐き捨てるところも 好き!

あさりちゃんとこだと「おばか」になってたけど
緑のエルファバが グリンダの 「容姿」込みで 「ばか」という意味で 「ブロンド」
を使うことで
「エルファバも外見で判断するような悪口を言っちゃう」
っていうのが 面白いんだけどな!!!

それから
モリブルが グリンダに 与えるステッキは
「practice」しなきゃ、と 言われてて
エルファバが 魔法の書を グリンダに託すときには
「learn」しなきゃ、と 言っている
とか、細かい点でも 英語のほうが しみます。

なんにせよ 英語版は やっぱり 好きです。
そしてオーストラリアプロダクション、素晴らしいわ!
韓国に来て よかった!!!