181センチ・53キロでも「痩せろ」（恐るべきトップモデルの世界）

これまでに何度か身長が１８０センチ近くあったら

体重が４０キロ台後半から５０キロ台前半になるなんてあり得なくない？という記事を載せたことがありますよね。

例えばこちら

ミス・チャイナに選ばれた
中国・重慶生まれの艾尚真（あい　しょうしん）さん
身長180センチに体重51キロ
（1988年生まれ）

BMI（体型を判定する数値）を計算すると

５１÷（1.8×1.8)=15.74となり

明らかに痩せすぎとなります。

そして、
女性は本当の数値を発表するものなのか？ということがTVで特集された際、

編集者によると
「全て自己申告によるもの」とのことで

実際にモデルさんを呼んで検証してみると

公表サイズと一致した人は居なかったという結果が出ています。
（→もっと詳しく見たい方はこちらの過去記事を参照）

１８０センチあったら最低でも６０キロぐらいはあるのでは？

というのが私の考えだったのですが、

それを覆すダイエットニュースを発見してしまいました！

「181センチ・53キロでも「痩せろ」 - モデル業界の過酷な現実を元トップモデルが激白」という記事です。

記事によりますと

元トップモデルの1人、カロリン・ヴァルターさんは

身長は181センチ、モデルになる前の体重は62キロだったそう。

この時点でのBMI値は18.92

一般人の感覚からすればこれでも充分やせている方だと思うのですが、

事務所からの指導で５７キロまで落としたものの

まだ太い！と言われ

最初のファッションショーに出るときには

体重５５～５３キロぐらいまで落としたのだとか

もうコレぐらいで充分でしょ！と思ったら

まだまだ！

次の春夏コレクションでは

もっと細くならないとダメ！
と言われたそう。

６２キロでも充分痩せている方なのにそこから更に絞り込むことがどれだけ大変なことか想像できますか？

まるでボクサーの減量ですよ。

関連→内藤選手に学ぶボクサーの過酷すぎる減量

結局彼女は精神的に追い詰められ

一度はモデルを辞めたそう。

（仮に１８１センチ４９キロでBMIを求めると約１４．９６の激ヤセ体型となります。
もしそれがトップモデルに求められる数値だとして、
他の身長に当てはめるとどうなるのか？
１７０センチなら４３．２キロ
１６５センチなら４０．７キロ
１６０センチなら38.3キロ
求め方は身長（ｍ）×身長（ｍ）×１４．９６
むちゃくちゃな数値ですよね）

でもやっぱりモデルをやりたいということで

今度はプラスサイズモデルとして活躍するようになります。

※プラスサイズモデルとは通常よりも大きい服専門のモデルさんのことで、こっちのほうが健康的だし現実的ということでどんどん仕事需要が増えているそう。

関連→太っていることを活かしアメリカンドリームを手に入れた日本人モデルが居る！

ところがまたも問題発生！

カロリンさんは

プラスサイズモデルとしては痩せすぎと判断されて仕事がほとんど無かったのだとか。

しょうがないのでコネを使って

結局もとのストレートサイズ（従来の細いモデルサイズ）の世界に戻ったのだとか。

彼女はこう言っています。

「モデルとして凄い経験ができたのはデビュー当初の過激なダイエットをしている時だったけど、
私は”プラスサイズ”と呼ばれることが本当に好きだった。私が記憶している限り、”プラスサイズ”と呼ばれたあのわずかな時期が人生でもっとも幸せな日々だった。」

なお現在は

前と違ってもっと痩せなきゃと感じることはなくなり、

ごく普通に食べたり飲んだりすることも出来るようになったそう。

ありのままの自分で、何の苦しみを味わうこともなくモデル生活を楽しんでいるそうです。
（トップモデルではなくなったけれど、普通のモデルとして楽しめるようになったということですね。）

華やかではあるけれど、

それなりの代償を払わなくてはならないストレートサイズモデルの世界

あなたは挑戦してみたいですか？

そのダイエット本当に必要？
便秘が原因で体重が落ちないのを太ったのが原因だと勘違いしてませんか？

ひどい便秘になるとこれだけの便が体内にたまります！