これは2007年の旅記録です。
旅計画を立てる際は、必ず安全情報を確認してください。
2014年8月現在、シリアは全域で退避勧告が出されています



【旅記録】シリアという国~ラピュタのモデルになったお城~ の続きお花。



ダマスカスからバスでしばらく行ったところに、
クネイトラという町があります。

ここは、1967年、第三次中東戦争でイスラエル軍に破壊されて、
廃墟となってしまった町です。

イスラエル軍がしたひどい事を忘れないように、世界に知ってもらえるように、と、
破壊された町をそのまま保存している、珍しいところなんです。

先日記事にしたクラックデシュバリエは、2013年に、現在も続いているシリア内戦で爆撃されているので・・・違う戦争なんです。


ダマスカスで所定の手続きをすると、クネイトラ見学の許可証を発行してもらえます。

せっかくなので、行ってみました。



ゲートを入る。



だんだんと、破壊された町が・・・・・。




病院とか




学校とか教会とかも


みんな破壊されてしまっている・・・・・。



胸が痛む光景です。




ここを見学する時は必ずポリスがガイドとしてついてくれるみたいなんですが。
私についてくれたポリスが、
すげぇデブ
けっこう広いのに、30分の見学で終わってしまったのは
絶対にこの人がデブだったからだと思ってるんだ・・・。


もうちょっとゆっくり見学したかった気がするけど・・・
まぁしょうがないよね。
気温も42℃とかになってる中歩き回ってるんだもんね~。



同じ日にシリア人の団体さんも見学してて、
声を掛けられて、少しお話をしました。

『イスラエルがしたひどい事を、日本でみんなに伝えてね!』
って言われました。

(この後イスラエルに行く予定だったから、ちょっと申し訳ない気持ちにもなりました汗



今もシリアは内戦が続いて大変な状態で、
このクネイトラのようになってしまっている町が
どんどん増えてしまってるのかな、と思うと・・・。

悲しい。

どうにかならないものなのか・・・。



旅をしていると、楽しい事ばかりでなく、
社会的な事とか政治的な事とか、
日本で生活しているだけだと
知ることができない、感じることができないことに
出会う事も多いんですよね。





【旅記録】シリアという国~首都・ダマスカス~に続くお花。 







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8【旅記録】シリアという国~破壊された町・クネイトラ~