※「白血病からの社会復帰」シリーズが初めての方は、コチラ の「シリーズ連載への想い」を先にお読みください
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前回(第19話) の続きです。
「発病前のキャリア~発病~闘病~そして社会復帰」と順に、キャリアコンサルタント目線も添えてお伝えしています。
(※シリーズ目次は、コチラへ )
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2001年9月、
何年振りかに、三人兄弟が顔を揃えたのは、血液内科の病室。私が、急性骨髄性白血病で緊急入院した時でした。
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非常に進んだ病状での白血病発覚。入院直後の間質性肺炎で、3日後の命も危うい状態に
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奇跡的に肺炎は回復したものの、その原因が抗がん剤のアレルギーかもしれないと、白血病治療に危険信号が。
一か八かで抗がん剤治療再開し、順調に進み始めたものの、主治医から この初期の段階で、骨髄移植を積極的に検討する必要性を説かれました。
ドナーになれるかどうか、、、
そのHLA(白血球の型)検査のために、ニュージーランド在住の妹と共に、弟も仕事を休んで来てくれたのです。
(※詳細は、(第4話) ~(第19話) をどうぞ)
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1~2週間経って、主治医が検査結果を持って、私のベッドサイドへ訪れました。
「妹さんと弟さんのHLAが、一致してました。あなたのHLAとは一致していませんでした。」
何とも言えない表情の主治医の顔を、今でも忘れられません。
薄笑いを浮かべたように見えたのは、今思えば、30歳前後の若い医師が、どんな顔をして伝えればいいのか戸惑っていたからなのかもしれません。
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兄弟姉妹で一致する確率は、四分の一。
(三人兄弟の二人が一致。確かに、確率的にはそんなもの。たまたま、それが私を含んでいなかっただけ。)
本当は、ショックを受ける所だったのでしょうが、当時、私は、妙に冷静で、確率と合致していることに納得していました。
学生時代は理系で、最初の就職は、メーカーの研究職 だった私らしいとも言えるかもれません。
そして、さらに
(もし、妹か弟とHLAが一致していたら、ドナーになってもらわないといけなかったかもしれない。迷惑をかけずに済んでよかった。)
こんな風に、捉えていた私がいました。
無意識的に、ショックを防ぐため、前向きなフレームで捉えていたのかもしれません。
そして、まだ、わかっていなかったんでしょうね。自分が置かれている危機的状況が。
非血縁者(血のつながりがない他人)と一致する確率は、はるかに低い数百~数万分の一なのに・・・。
・・・・・・・
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人生の幸せ度は、自分の捉え方次第
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こちらへ つづく・・・
※症状などは私の場合の経験談で、白血病の症状を説明しているものではありません。また白血病に関する内容も、元患者の私 の理解の範囲で、正確なものではありません。病に関しては、専門医にご相談くださいませ。
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◆就活/転職FAQシリーズ(目次)
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