※「白血病からの社会復帰」シリーズが初めての方は、コチラ の「シリーズ連載への想い」を先にお読みください
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前回(第6話) の続きです。
白血病からの社会復帰をお伝えするに当たり、発病前の私のキャリア~発病~闘病~そして社会復帰と言う順にお伝えしています。
(※シリーズ目次は、コチラへ )
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2001年9月11日(火)。
血液内科のベッドが空くのを待ち、急性骨髄性白血病で緊急入院。
会社を休んで病院まで付き添ってくれた彼氏(現・夫)が、「タクシーで行こう。」と言っているのに、「電車で行く!」と、彼の言う事を聞かなかった私でした。
自宅から徒歩数分の駅から、電車に乗ったものの、立っていられず、その場に しゃがみ込み・・。
何とか乗換駅まで辿り着いた所で、さすがにもう電車は無理と、タクシーに乗り込んで、病院へ
病院へ着いたら、移動はもう車いすでした。
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入院した時の私は、
非常に進行した病状ででした。
もし、顔に出来た湿疹のアレルギー検査で採血しておらず(第3話) 、あのまま病がわからない状態が続いていたら、、、
1ヶ月後、いえ、もしかしたら、1週間後、私は生きていなかったかもしれません。
急性骨髄性白血病は、
非常に進行が早い「血液(血球)のがん」で、無治療の場合、半年~1年で死に至る病だそうです。
そして、不治の病では無なくなっているものの、5年後生存率は50%を切っているようです。
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入院して、検査をして、
急性骨髄性白血病の詳しいタイプの診断(M4)が下り、
翌日から、抗がん剤投与による化学療法が始まることになりました。
その日の夜、
アメリカで、あの「9・11同時多発テロ」が起こったのです。
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無菌室に空きがなく、
個室のベッドに、巨大な空気清浄機が設置されたような病室で、治療開始。
ベッドの頭の方半分が、プラスティックのフードで囲まれていて、頭側から常に、ほぼ無菌状態の空気が流れ出ているのです。
黄色い血小板(止血作用のある成分)が輸血され、赤血球が輸血され、、、。
そんな状態でも、
未だに信じられない私がいました。
その現実を受け入れられない 私がいました。
「もしかしたら、夢を見ているのかもしれない。眠って目が覚めたら、『な~んだ、驚いた!夢だったんだ。』なんて・・・。」
そんなことを考えている私がいました。
夢でないこと位、本当はわかっていたのに・・・
失業中だった私は、
入院代のこと、治療費のこと、当時一人暮らしだった留守中のアパートの家賃のこと、、、経済的な不安も感じながら、ベッドに横たわっていたのです。
こちらへ つづく・・・
※症状などは私の場合の経験談で、白血病の症状を説明しているものではありません。また白血病に関する内容も、元患者の私の理解の範囲で、正確なものではありません。病に関しては、専門医にご相談くださいませ。
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