「火の国・湯の国紀行」は、前回からうみたまごに行った話にうつったよね。

 でもって、前回のコメントでは、「うみほたるみたいなもの」とか、「食べ物だと思った」とか、いろいろなコメントが寄せられたよ。

 まずは、コメントをくれたみんな、おおきにね。

 

 そういえば、どうして、この水族館の名前が「うみたまご」なのかっていう説明をまだしてなかったよね。

 

 この「うみほたる」の名前の由来は、

 

 人間はもともと海から生まれたと言われていて、その未知の領域である「海」には、無数の生命が生息し、日々進化を繰り返しながら成している。 そんな海からの贈り物がたっぷり詰まった、全く新しいタイプの水族館であるから、「海から生まれた」という気持ちを込めて名付けた。

 

 ということなんだって。

 

 ちなみに、「海ほたる」は、「海上に浮かぶ光」という意味で、一般公募で決まったものらしいから、名前は似ているけど、その由来はまったく違うみたいだね。

 

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 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、これって、最初に言わなければいけないことじゃない。

 それなのに、説明するのを忘れてて、コメントで「うみたまご」にふれてたものが多数あったから、慌てて今になって説明したんだよねって?

 

 コラ、せんとくん。あんたは、またオープニングからそういう余計なことを言って…。

 だいたいあんたは…。

 

 えっ?だから何?…お父さん、ただでさえ、遅れてるんだから、そんなこと言ってるヒマがあったら、さっさと始めたらどうなのって?

 

 うるさい。あんたに言われなくても始めるよ。

 

 

 それでは、今日の話に入る前に、前回までのお話の紹介からするね。

 

 「火の国・湯の国紀行~緊急(?)生中継 」(2016年9月29日更新)

 「火の国・湯の国紀行~別府ロープウェイ・鶴見岳編 」(2016年10月1日更新)

 「火の国・湯の国紀行~別府ロープウェイ・鶴見岳編 その2 」(2016年10月2日更新)

 「火の国・湯の国紀行~別府ロープウェイ・鶴見岳編 その3 」(2016年10月4日更新)

 「火の国・湯の国紀行~海地獄編」(2016年10月7日更新)

 「火の国・湯の国紀行~鬼石坊主地獄・かまど地獄編 」(2016年10月8日更新)

 「火の国湯の国紀行~鬼山地獄・白池地獄編 」(2016年10月9日更新)

 「火の国・湯の国紀行~血の池地獄・龍巻地獄編 」(2016年10月10日更新)

 「火の国・湯の国紀行~別府タワー編 」(2016年10月11日更新)

 「火の国・湯の国紀行~ホテル白菊編」(2016年10月12日更新)

 「火の国・湯の国紀行~うみたまご編Ⅰ」(2016年10月14日更新)

 

まだ読んでいない人は、こちらから読んでみてね。

 

 続いてのお魚はこちら。

 

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 絶滅危惧種とされているお魚だよ。

 

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 大分県に限らず、絶滅が危惧されている生物は数多く、国際自然保護連合(IUCN)が作成したレッドリストによると、2010年版では、18,351種が絶滅のおそれがある種とされているんだって。

 生物の絶滅自体は、人類が誕生する前から、いくらでもおこっていることではある。

 だが、人間の経済活動がかつてないほど増大した現代では、人間活動が生物環境に与える影響は無視できないほど大きく、それによる種の絶滅も発生してきているのもまた事実である。

 それゆえ、このような絶滅を防ぐために、生息環境の保全や、場合によっては人間の直接介入(保護活動)などが必要なこともあると考えるようになってきたよ。

 

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 えっ?せんとくん、何だって?

 

 お父さん、人間が環境破壊をしたことによって、絶滅した生物もいるんだよね。

 それどころか、核戦争になれば、人類自体が絶滅するどころか、全生物が絶滅してしまうということすら生じかねないよね。

 開発するのも、必ずしも悪いとは言えないけど、自然環境にも配慮したやり方でやっていかないといけないよね。

 そうしないと、回り回って、最後には、その自然破壊をした人間にしっぺ返しがくることになるからね。

 地球温暖化や酸性雨、オゾン層の破壊もそうだよね。

 

 地球環境を変えることができる唯一の生物は人類だからこそその地球環境を守っていくことも人類に課せられた義務なんだろうねって?

 

 そうだよね。あんたもたまにはいいこと言うじゃない。

 地球環境を守っていくことこそ、絶滅危惧種を減らしていくことにもつながっていくわけだからね。

 

 えっ?せんとくん、何なの?

 

 それよりもお父さん、前回の話を読んでることを前提で、「続いてのお魚はこちらなんて書いてるけど、ここから読んでいる人だっているんだよ。

 それなのに、どうして、前回の話を読んでること前提で書いてるわけって?

 

 ったく、あんたは、せっかくほめてあげたのにそういう余計なツッコミをするんじゃないの…。

 

 続いてはこちら。

 

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 こちらは、

 

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イトヒキアジだよ。

 そのイトヒキアジがどんなお魚なのかは、上の説明を読んでね…それと、せんとくん。解説を写真に撮ったものを載せただけで、説明の手抜きをしたなんていうツッコミはしたらダメだからね。

 

 それじゃあ、次に行くね。

 

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 さて、このお魚は何でしょうか?

 ヒントは、群れで回遊するお魚ね。

 

 

 

 では、正解を発表するね(って、早っ)。

 正解はイワシでした。

 

 イワシの全長は成魚で10cm–30cmほどで、体は細長く、断面は円筒形ないしやや側扁(縦長)、背が青く、腹が白い赤身の青魚あんだって。

 その鱗は剥がれやすいという特徴もあるよ。

 そんなイワシは、海水魚で、沿岸性の回遊魚で、遊泳能力が高く、群れで行動するのもその特徴ね。

 さらに言うと、プランクトン食で、微小な歯があるんだって。

 

 えっ?せんとくん、だから何?…お父さん、どこかからパクってきたうんちくはどーでもいいから写真撮ってよって?

 

 ったく、どーでもいいっていう言い方はないでしょ…。

 

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 えっ?なんだって?…お父さん、下手くそ。暗くてぼく、黒くなっちゃってるから、これじゃあ誰なのか分からないじゃないって?

 

 ったく、あんたは撮らせておいて、文句を言うんじゃないの。

 それに、お魚さんの環境を第一に考えて、暗くしてあるわけだし、さりとて、フラッシュを使うわけにはいかないからしょうがないでしょ。

 

 えっ?何だって?…お父さん、またそうやって言い訳するのって?

 

 ったく、あんたこそ、どうしてそういう言い方しかできないの?

 

 それじゃあ次にいくね。

 

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 こちらは、

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 ディスカスね。

 

 ディスカスは、アマゾン川などが原産の淡水魚で、成魚の全長 20 cm、尾ビレを含まない体長は 13 cm ほどなのだとか。

 体は扁平で非常に体高が高く、横から見るとほぼ円形で、円盤(ディスク)型の体を持つことがその名前の由来なんだって。

 ディスカスは、川の深い岩場や木の根の張り巡らされた水底などに住んでいて、水生昆虫やその他水中の動物性プランクトン、植物性プランクトンなどを食べるんだよ。

 

 その先には、うみたまホールがあって、大回遊水槽のお魚たちを下から見れるようになっていたよ。

 

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 あっ、コラ、せんとくん。どこ登ってるの?

 そんなところに登ったらアブナイでしょ。

 さっさと降りてきなさい。

 

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 そして、うみたまホールの水槽の反対側は、

 

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 薄暗い室内にこんなライトがあって、幻想的な空間になっていたよ。

 まあ、薄暗いうえに、フラッシュは厳禁だから、記念写真を撮るのには向いていないけどね。

 

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 えっ?せんとくん、だから何?…お父さん、何、そうやって、予防線をはってるの?

 ここで記念写真を撮ってた人は、いくらでもいたわけだし、ただ単に、お父さんが写真を撮るのが下手くそなだけでしょって?

 

 コラ、せんとくん。あんたはまた余計なことを言って…。

 ったく、ここで記念写真を撮ってた人がいたことは、バラしたらダメでしょ。

 

 うみたまごには、館内だけでなくて、屋外にも海の生き物がいたよ。

 

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 こちらはうみがめね。

 

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 ウミガメは、基本的に生涯を海中で過ごして陸上に上がらないけど、肺呼吸をする爬虫類なので、たまに海面に上がって息継ぎをするんだって。

 もっとも、基本的には陸上に上がらないとは言っても例外があって、メスが産卵をするときには、砂浜に上陸するよ。

 でもって、潮が満ちてこないほどの高台に穴を掘ってピンポン玉ほどの大きさの卵を一度に100個ほど産み落とすんだよ。

 その産卵のときに、「涙を流す」といわれているのは、よく知られているよね。

 これ実は、溜まった塩分を涙として体外に排出してんだって。

 そして、産卵後にメスは後脚で砂をかけて卵を埋め、海へ戻るわけね。

 砂の中に残された卵は2か月ほどで孵化し、子ガメは海へ旅立つのだけど、小さい子ガメは砂浜から海に向かう最中も海鳥やカニ、フナムシなどに襲われるし、無事に海までたどり着いても、ほとんどが魚類や海鳥などに捕食されてしまい、成長できるのはわずかなんだって。

 

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 そのウミガメであるが、採餌も海中で行っていて、海草、海綿動物、クラゲ、魚類、甲殻類などを食べるのだけど、食性は種類によっても違うみたいだよ。

 

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 そのウミガメ、せんとくんを食べようとしてる?

 でも、これは毒物だから食べられないよ。

 で、その毒は、口から吐き出されることは言うまでもないよね。

 

 それではここでちょっと休憩…うみたまごから見る別府湾を紹介するね。

 

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 この日は、前日のような大雨にはならなかったものの、一日曇っていて、時々雨も降ったりしたよ。

 

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 えっ?せんとくん、だから何?…お父さん、この日もやっぱり天気が悪かったよね。

 これも全部お父さんの日頃の行いが悪いせいだよねって?

 

 ったく、だから日頃の行いのことは、あんたにだけは言われたくないってば…。

 

 それでは、再び水族館の紹介に戻るね。

 

 

こちらは、セイウチだよ。

 このセイウチのショーもあったのだけど…そのお話は後日改めてたっぷりとお届けするね。

 

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 こちらはアザラシだよ。

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 アザラシは、北極圏から熱帯、南極まで幅広い海域に生息していて、日本近海では北海道を中心にゴマフアザラシ、ワモンアザラシ、ゼニガタアザラシ、クラカケアザラシ、アゴヒゲアザラシの5種のアザラシがいるんだって。

 

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 そして、ここ「うみたまご」には、アゴヒゲアザラシ、ハイイロアザラシ、ゴマフアザラシの3種類がいるよ。

 ちなみに、写真に写っているのはハイイロアザラシね。

 みんな、分かったかな?…まあ、NOBURINは、すぐに分かったけどね。

 

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 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、何、ウソついてるの?

 お父さんは、写真を見ただけでは、アザラシの種類どころか、セイウチなのか、トドなのか、アザラシなのかも分からなくなって、「うみたまご」のホームページを見て、何なのか確認して書いてるくせにって?

 

 コラ、せんとくん。何、バラしてるの。

 ったく、それはバラしたらダメでしょ。

 

 その奥にいたのがこちら。

 

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 辻本茂雄さん…じゃなくて、ペリカンね(って、だかそういう吉本新喜劇のネタはいらないんだってば)。

 

 そして、階段をのぼって上に行くと、

 

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 ペンギンがいたよ。

 

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 ここうみたまごにいるペンギンは、マゼランペンギンというペンギンなんだって。

 

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 ペンギンというと、南極大陸にいるというイメージが強いけど、実際に南極大陸に生息しているのは、コウテイペンギンとアデリーペンギンの2種類のみであって(もっとも、ジェンツーペンギン・マカロニペンギン・ヒゲペンギンの3種は、南極大陸では比較的温暖な南極半島や南極周辺の島にいるけどね)、他の種類のペンギンは、アフリカ南部、南アメリカ大陸、オーストラリア、ニュージーランド等、南半球の広範囲に分布しているんだって。

 

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 こちらのマゼランペンギンも、生息地は南アメリカであり、太平洋岸は、チリの南緯42度地点からホーン岬まで、大西洋岸は南緯29度地点からフエゴ島までであり、さらにはフォークランド諸島でも生息が確認されているんだって。

 

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 そして、そのマゼランペンギンをバックにちゃっかり記念写真におさまるせんとくん。

 

 再び館内に戻って、

 

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 青いお魚さんもいたよ(ゴメン、名前は忘れた)。

 

 それから、

 

 

 イソギンチャクもいたよ。

 

 さらには、こんなものも

 

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 トドの全長を実物大のパネルで紹介。

 それによると、全長は250cmもあるんだって。

 

 ちなみに、せんとくんも計ってみたら…

 

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 あんた、ツノを入れても25cmくらいしかないじゃない。

 

ちなみに、

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 トドと比べてみると…トド、下の方しか写ってないじゃない…。

 

 今回はこれでオシマイ。

 次回からは、うみたまごのショーの模様をお届けするね。