デマです→ ヒュンダイ 573万台 3兆3709億 58.8万円
テーマ:☆行き過ぎたネット右翼を批判するこんにちは!杉野洋明です。
ネット上で看過出来ないネタがあったので、それについて、ちょっと意見を述べさせて頂きます。
最近(2012年2月)、以下のようなコピペを、ネット上(特に2ちゃんねる)で見かけることが多いです。
2010年の大手自動車メーカーの販売台数と売上と一台あたりの売上
トヨタ 841万台 18兆9509億 225.3万円
ホンダ 355万台 8兆5791億 241.7万円
日産 418万台 8兆7730億 209.9万円
VW 714万台 14兆6483億 205.2万円
GM 838万台 11兆1193億 132.7万円
フォード 531万台 10兆6470億 200.1万円
ヒュンダイ 573万台 3兆3709億 58.8万円 ←注目
2chでは、このコピペの後に、中古車販売センターかよ!みたいなツッコミの書き込みがあったりしますが、この数字、かなり適当です。
と言うか、デマレベルです。
実際にトヨタとホンダのIRライブラリで確認してみましたが・・・
①トヨタの売上金額には住宅事業(トヨタホームか?)も含まれています。
車両販売の売上高は14兆5075億円です。
②ホンダの売上金額には二輪(バイク)事業も含まれています。
四輪単独での売上額は6兆8023億円です。
③現代の573万台は起亜も合わせた台数です。
しかし、売上は恐らく、現代自動車単独の台数です。
(起亜も含めた売上額は8兆5680億円です)
トヨタとホンダは、トヨタホームやバイクの売上が一台当たりの金額に上乗せされるのに対し、基本的に自動車事業しかやっていない現代は、当然一台当たりの単価も低く出てしまいます。
それに加えて、起亜の売上が加算されていないので、更に単価が下がっているんですよね・・・
では、この売上金額で、一台当たりの単価を算出してみましょう。(本当は台数も修正が必要ですが、ここでは上述の数字をそのまま使います)
結果は・・・
トヨタ:172.5万円
ホンダ:191.6万円
現代:149.5万円
ネットで出回っているコピペの金額と、IR資料の数値で算出した金額と比べてみると、トヨタとホンダの単価が下がり、現代の単価が大幅UPしていることがわかります。
まあ、実際は、台数の数字もおかしいので、上述の単価も、かなり大雑把なものですが、少なくとも、コピペの数字よりは実際のものに近くなっているでしょうね。
(例えばトヨタの841万台という数字は1-12月の新車登録台数で、決算資料の売上高は4月-3月の会計年度基準なので、期間にズレ有り。あとホンダと現代は、他社への部品供給額が、一台当たり車両単価に上乗せされてる筈なので、実際はもう少し単価が低くなる・・・等々)
しかし、何と言うか、コピペでは、トヨタやホンダの車両一台当たりの単価が200万を超えてるのに、現代が58万円なんて、何処かに間違いがあるって、普通は気付く筈なんですが・・・
この数字を信じて現代を卑下するような書き込みが多いのは残念なことです。
南京事件の数値のおかしさ(30万の都市で30万が虐殺された)とか、慰安婦問題の矛盾点(当時の慰安婦の貯金額が現在価値で数千万円)とか、「なんで中国や韓国は、自分で調べたりせずに、アヤシイ情報を信じてるんだ?」等とおっしゃる方がいますが、本邦だって、こんな「ちょっと調べたら分かる」レベルのものでも、ろくに調べない人が多いってことです。
最近、どうもこの手のデマみたいなもの増えてるみたいで・・・・なんか、やな感じですね。
(現代の数値はこちらから引用しました)
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1106/22/news005.html
(IR等は以下を参照)
http://www.toyota.co.jp/jpn/investors/financial_results/2011/
http://www.honda.co.jp/investors/library/presentation/





















