若くて才能あふれた集団 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

若くて才能あふれた集団

月曜日から、2人の社員が入社してくれた。

リクルートエージェントからひとり。
BCG、ボストンコンサルティンググループからもうひとり。




リクルートから来てくれたのは、同社の人材紹介業務でうちの担当の営業だった女性。
例えば、この経理スタッフ をうちに紹介してくれた人。

うちのことを候補者に薦めてくれるうちに、うちのことを好きになってくれたらしい。
で、ある日突然、次のようなメールをくれた。 びっくりした。

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私自身が、フィリピンに対して強い思い入れをもっていることは
先日お話させていただきました通りでございます。

学生時代の部活動として、とある田舎の村に、住み込み及び植林を行っておりました。
親しくつきあうフィリピン人が増える度に、若く、才能のある方が
充分にその力を発揮できないこと、働き口がないことに、長らく心を痛めて参りました。
就労の機会を増やしたいとの一心で、お恥ずかしながら、
植林後の山の公園化(観光地化)や
地元のリソースを生かした特産品づくり(山口氏のマザーハウスさんのような取り組み)に
取り掛かり、志半ばで断念したという苦い過去もあります。
上記の挑戦も、現在の仕事も、
「人が、自由に自分の力を発揮できる環境づくりをお手伝いしたい」
という気持ちで取り組んで参りました。

ビジネスの形は違えど、自身がやりたかったことを、
実現させようとしている方がいる、その現実に、
気持ちが抑えきれず、ご連絡をさせていただいた次第です。
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まだ働いて数日の彼女だが、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」の精神は健在。
やるべきことをどんどん見つけ、どんどんこなし、どんどん信頼を勝ち取っている姿は頼もしい。
リクルートってすごい。




そしてもう一人、BCGから来てくれた彼。
彼は、このブログで初めてレアジョブを知り、そしてすぐに応募してくれた。

僕はモニターグループ出身で、あと一人はマッキンゼー出身 がいる。
面接前は、「この段階で戦略コンサルが3人は多すぎるかなぁ」 と躊躇していた。

だが、普通の戦略コンサルにない素直さと熱さ(コミットメント)、
そして何よりも、レアジョブのビジョンに賛同し、Cultural fitnessが高いことに惚れた。

彼は、学生時代世界30カ国を旅行し、
そしてフェアトレードがテーマで、団体の立上げや日米学生会議の運営に携わっていた。

面接の時、僕はこう聞いた。
「BCGを続けていれば、ファンドとか、大企業の経営企画とか、いわゆるエリートコースを歩めるはず。」
「だから、BCGをここで辞めるのは、機会損失だと思う。」
「でも、レアジョブみたいな、海外 × この段階のベンチャー、という機会もそうそうない。こちらも機会損失」
「BCGを続けない機会損失と、レアジョブに入らない機会損失。どっちを選ぶ?」

彼は迷わずレアジョブを選んでくれた。




2人とも、大きく年収が減るにもかかわらず、うちで働きたいと言ってきてくれた。
超有名企業からうちに来てくれるのは、まことにありがたく、また責任重大だと思う。

少しずつ、レアジョブが進化している。
フィリピンでこそ、優秀な人材を集める仕組み を築けていたが、
日本も、若くて才能あふれた集団になってきている。

その様子を見るのは、とてもうれしい。