優しい人ほど。
自分の過去の経験を思い出しては。
十分に成し得なかったことを。
責めてしまいがちです。
『誰かを優しくしきれなかった』
経験があると。
「自分は冷たい人です」と言うし。
『頑張ったけど、最後にあきらめてしまった』
経験があると。
「自分は逃げた人です」
というレッテルを貼ってしまいがち。
でもね。そうじゃないはずです。
あなたは。ずっと。ずっと。ずっとひとりで。
膝を抱えて。涙こらえて。
ずっと。ずっと。立ち向かってきた人だったはずなのです。
そりゃね。誰だって。アンパンマンだって。
顔が濡れてチカラが出ないときだってあるはず。
ましてや。子供のときに。孤軍奮闘して。
新しい顔ももらえないままで。
ずっと闘ってきたんだったら。
動けなかったときもあるはず。
その期間だけを「自分はこんな人」と思い込んで。
その期間だけを「結果」と勘違いして。
自分を責めるのはもう。やめてくださいな。
だって。優しいあなたが。今。
最も優しくしてあげる必要があるのは。
あなた自身。なのだから。
頑張った経過を。思い出してください。
ひとりで歯をくいしばったあの夜を。
あきらめずに歩き続けたあの道を。
あなた自身が。積み上げてきた経過を。
どうか。どうか。忘れないでいてください。
そして。これからは。どうか。堂々と。
あなたと同じように自分を責めている人たちを。
あなたのチカラで。守ってあげてください。
途中経過を。認めてあげてください。
「君は逃げてなんかないよ。今までも精一杯立ち向かっていったじゃないか」
って。
伝えてあげてくださいね。
あなたなら。できるから。
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