養殖牡蠣と天然牡蠣の違い3 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

人は、天然、自然や、エコ、ロハス、オーガニック、ナチュラルなど聞こえの良い横文字言葉に弱く、言葉や視覚の感性で判断しがちだ。

言葉は人類が作りだした最高に便利な手法であり、日常生活、心のコミュニケーションにおいては重要なものだ。


しかし完全な物理である仕組みを示す言葉にも個々の心を持ち込み、判断を誤る主因になった。

一言で片づければ余計な勉強せずに頭も使わず楽だが、その省エネメリットと引き換えに生命と環境に関するデメリットを抱え込んでしまった。

その修復に膨大な経費と時間と労力を使い、頭を悩ませ、体の苦痛や心の苦痛まで背負い込めば省エネとは言えない。

超安普請で建てたマイホーム音譜のリニュアルを毎年永久に続けるようなものではないか。


自然と人工、天然と養殖の違いを言葉で片付けるのはこれと同じようなもので、見かけや言葉で差別するのと変わりない。

どちらにも、何の問題もなく食の本質に適うものもあれば適わないものもある。


天然物質か化学物質かなど人間が勝手に線引きしたもので、天然物質以外のものなど宇宙にも存在しない。

どこまで、どのように手を加えたか、それによって物質はどのようにも変化する。

添加剤も塩化ナトリウムも化学薬品も金の指輪も毒薬も元はすべて天然成分に変わりない。


天然の定義、仕組みさえ定かでないのはその学問がないからであり、それを理解せずして判断はおぼつかない。

健康食品CMがそうであるように、「一般的にはこう言われている」とか、専門家の前置きで話が始まるが、思考判断の起点をそこに置く方がおかしい。

一般常識や専門家の道理が正しいなら、こんな悲惨な時代も来ないし、健康食品も必要ないはずではないか。

前置きが「間違っている」と言う起点で思考を進めた方がよい。

その逆をやれば健康になれるかもしれないな・・


養殖、天然、その言葉だけで中身を判断してはならないし判断出来るものではない。

植物、肉類、魚介、その生態と細胞の本質を理解した上で、どのように育てたかで理に適っているかどうか判断出来る。


牡蠣やワカメやアオサやノリなどの貝と海藻の養殖は天然とおなじであり、むしろ食べやすく美味しい。

野菜、果物、穀物、魚類、肉、タマゴ、牛乳、チーズ、バターなどは天然とはほど遠い。

常識では健康の代名詞となっている野菜果物は食の本質から外れ、いくら成分を抽出濃縮しようが目的は果たせない。

肉製品が敬遠されるのは養殖の仕方が原因であり、天然ならこれほど敬遠される道理はない。

高脂肪を必要とした人類の歴史からも嫌われる理由は見当たらない。

肉も魚も脂肪を比較すれば養殖と天然の違いは誰にでもわかる。


この二つの養殖の大きな違いは人が「エサ」を与えるかどうかでありそれに尽きる。


続く・・



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