平成23年東北地方太平洋沖地震
テレビに映し出される映像は、目を疑うものばかりです。被害が少しでも小さくなることを切に願います・・・。
これほどの規模の地震が起きるとは。過去を紐解くと、西暦869年の貞観三陸地震 にまで行き当たります。この時も、津波は内陸数kmにまで到達したと推測されています。日本史上でも最大級の地震であることは疑いありません。
これほどの規模の地震だと、余震は長く続きますし、規模も大きくなります。十分お気をつけ下さい。
いささか不謹慎かもしれませんが、このブログは四国の方が多く見られていると思うので、四国に関する情報を。
・この地震によって南海地震などが引き起こされる可能性はありません(偶然同時に起きる可能性は否定できませんが)。
・津波は相当長い間続きます。例えば宇和島市は、第一波到達から12時間ほど経過した今朝の7時ごろに、最大波高を観測しています。絶対に海岸には近づかないことです
・四国もいずれは、今回の地震と同じ状況に遭遇します。東日本への支援と同時に、そのことをよく認識しておいてください。
10:42追記
アメリカ地質調査所によると、今回の地震のマグニチュードは9.0に修正されたとのことです。
http://www.newscientist.com/blogs/shortsharpscience/2011/03/powerful-japan-quake-sparks-ts.html
ただ、地質調査所HPには8.9のままですが。
いずれにせよ、今回の地震は2004年スマトラ島沖地震に迫る規模のものだった、ということになります。
20:30追記
今回の地震の変位量は40mに達した可能性があるとのことです。
http://www.newscientist.com/blogs/shortsharpscience/2011/03/giant-quake-was-small-for-its.html
おおざっぱに言えば、海底地殻が40m跳ね上がったことになります。変位量だけで言えば、2004年スマトラ島沖地震や、1960年チリ地震(史上最大の地震)をはるかに上回ります。