あぶり餅 一文字屋和助
▲一文字屋和助 あぶり餅

こんにちは。

先日、あぶり餅で有名な「一文字屋和助」に行きました。(転勤する以前。。。)

京都の今宮神社の門前にある老舗。

長保二年、西暦1,000年創業。

平安時代から千年以上も続くあぶり餅の老舗です。笑

一文字屋和助 あぶり餅
▲一文字屋和助 あぶり餅

■千年続く素朴な味のあぶり餅

私があぶり餅の味を一言で表すと「素朴」!

炭火で焼きたてのお餅を京都らしく白味噌ダレで頂きます。

見た目通りのシンプルな味のあぶり餅です。

見た目通り。味の予想を大きく上回ることはないでしょう! 笑

一文字屋和助 あぶり餅
▲一文字屋和助 あぶり餅

でも素朴だからこそ、千年もお店を続けることができたのだろう。

白味噌ダレは甘過ぎず、味噌の塩辛さも控えめ。

この丁度いい味付けに品を感じるのは私だけではないはず?笑

一文字屋和助 あぶり餅
▲一文字屋和助 暖簾 店内からの写真なので逆さです 汗

私は現在愛知県に住んでいますが、

1,2年に1度は京都旅行のついでに食べに来てもいいかなと思いました。

他県に住みながらも、もう一度来たいと思えるのは大事です。笑

ちなみに食べログでは高い評価を獲得しており、かなりの人気のお店です。

あぶり餅屋 一文字屋和助 評価点 3.65点 食べログHPはこちら>

あぶり餅 一文字屋和助

■あぶり餅のこだわり

かまどで蒸し上げたお餅を親指くらいの大きさにちぎり分けて、

きな粉をまぶしてから竹串に刺した後、おばちゃん達が炭火であぶってくれます。笑

芳ばしい香りと焦げ目がつくまであぶり。

最後に白味噌ダレをかけて出来上がり。

あぶり餅 一文字屋和助
▲あぶり餅 1人前 13本500円 
 
文字にすれば簡単な作り方だけど、

ちゃんとした材料を使用しつつ手作りなのも嬉しいです。

あぶり餅 一文字屋和助

「餅米は近江の羽生、きな粉は深入りの京きな粉、お味噌は本田味噌本店さんの特上の西京白味

噌を使っています。保存料は一切使わずに、素材の味だけを楽しんでいただけます。」

と一文字屋和助の女将さんは仰ります。引用元記事↓↓↓

http://next.rikunabi.com/journal/entry/20141128

保存料を使っていないので、その日中に食べないとお餅が固くなってしまいます。



■竹串も炭まで国産にこだわる。

竹串を作る竹も産地にこだわり、一文字屋和助のために確保されているそうな。

そして丸い竹筒の状態から竹串の細さに迄おばちゃん達が手作業で割ります。

さらに竹串の先は松葉のように二股に分ける細かい作業まで手作りです。

また炭は「備長炭は上土佐備長炭か日向備長炭」と国産です。

引用元記事→(http://next.rikunabi.com/journal/entry/20141128

食べ物の素材だけでなく、細部にまでこだわりが行きわたるお店はだいたい美味しいし、

お店に入れば美味しいかどうかすぐわかる気がします。


▲今宮神社から左「一文字屋和助」右「かざりや」

■あぶり餅を食べると1年間は無病息災

千年前からあぶり餅を食べると1年間は病気から守ってくれる縁起物とされてきました。

京都にはあぶり餅をお宮参りや結婚、誕生日、七五三、成人式等、

節目の際に縁起物の食べ物として買い求める旧家の方々がいるそうです。

その理由は一文字屋和助と隣接している今宮神社と深い縁があります。



■今宮神社と一文字屋和助

今宮神社が創建されたのは平安時代の994年。

当時の京都は平安京が都市として人々が集まり栄える一方で、

疫病が流行り、多くの人が亡くなりました。

当時は現代のように医学や科学が発達していない時代。

疫病や災害の原因は神様や怨霊の仕業と真剣に考えられてました。

そのため人々は災いを鎮めるために鎮魂の儀式や祭を行って神頼みするのが常識!笑

今宮神社も疫病を鎮めるために創建されたのが始まりです。



そんな中初代一文字屋和助が神社にあぶり餅をお供えした際、

あぶり餅を食べた人の疫病が治るという出来事が起こりました。

一文字屋和助のあぶり餅を食べると疫病が治ると京都中で評判になり、

一文字屋和助は今宮神社の前でお店を営むようになりました。

そして現在まで千年以上もあぶり餅を売っています。

かざりや
▲かざりや 

■かざりやとの関係

今宮神社に来たことがある方なら、同じあぶり餅を売るお店が向かい合っていることに不思議と

感じたか、同じお店と思ったかもしれません。

一文字和和助の向かい側にも「かざりや」というあぶり餅のお店がありますが、

かざりやも創業400年以上の超老舗です。笑

400年前に一文字屋和助から味を伝授されてお店を開いたそうな。

一文字屋和助 かざりや
▲左「かざりや」右「一文字屋和助」

同じあぶり餅を売る一文字屋和助とかざりやが向かい合う風景は、

何か懐かしく、心が落ち着きます。笑

400年以上も続く風景。。。

この先もずっと続いて欲しいな。

ちなみに「かざりや」であぶり餅を今回食べることができなかったので、

次回は「一文字屋和助」と「かざりや」であぶり餅を食べ比べしたいです。

京都に行く目的ができました。笑

「かざりや」も人気のあるお店(かざりやの食べログHPはこちら

ご参考にこのブログで紹介したスイーツ店↓↓↓(ご興味あれば 汗)

小多福~祇園のおはぎのお店~

パパジョンズ~京都のチーズケーキ専門店~

甘泉堂~栗蒸し羊羹と水羊羹の美味しい老舗~

茶洛(さらく)~京わらびもちのお店~

LA VOITURE(ラ・ヴァチュール)タルトタタンの美味しいお店