【応用スキル】トラブル対策の手順(6)【⑤対策実施結果フォロー】 | ものづくりエンジニアのたまり場ブログ・・・【mono-B-LOGue】

【応用スキル】トラブル対策の手順(6)【⑤対策実施結果フォロー】

今回のテーマはこれです。

【問題発生時の処置フロー】
①現状確認
②発生原因推定
③対策案策定
④対策実施
⑤対策実施結果フォロー
⑥再発防止対策策定

「⑤対策実施結果フォロー」

トラブルに対する対策を実施している間、的確なフォローが出来ていれば、評価するためのネタは揃っていると思います。
その場合は、対策案を策定した段階で決定した判断基準に照らし合わせて、合否判断をすることになります。
もし、一度の対策でうまく行かなければ、再び③や場合によっては②にまで遡る必要が出てきます。

このとき、二度のやり直しなんて出来ない、と期限や周囲の非難を気にして中途半端に終わらせようとする人が出てくることがあります。

忘れてはいけないこと。

それは最終目的が「品質/仕様」であることです。

一度の対策で不十分だったことで、周囲や上司から何か言われることはあると思います。

しかし、原因だと思っていたことが実は氷山の一角で、それをクリアしたら隠れていた別の要因が出てくるなんてことも時にはあります。
元々、対策自体が的を得てないことも、あってほしくないけれど、実際には起きることです。

その時は自分を含め、対策案を立案した全員が至らなかったと謙虚に反省して、次のステップへ進むことが大事です。

決してその瞬間の気まずさから逃げ出すために、「品質/仕様」から目を逸らさないようにしましょう。



話は戻りますが、対策実施中にフォローが行き届かず、欲しいデータが出てこなかった場合、どうするか。

理想は状況を再現してデータの取り直しを行うことです。

データの取り直しが出来ない場合は、別の手法で対策前後の関係を正確に評価できるやり方を見つけるしかないでしょう。

こういう事態を引き起こさないための、フォローです。
十分気をつけましょう。

【まとめ】
客観的な視点で対策後の評価を行い、悪い結果でも目を逸らさず、再度挑戦すること。


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