【応用スキル】トラブル対策の手順(5)【④対策実施】 | ものづくりエンジニアのたまり場ブログ・・・【mono-B-LOGue】

【応用スキル】トラブル対策の手順(5)【④対策実施】

今回のテーマはこれです。

【問題発生時の処置フロー】
①現状確認
②発生原因推定
③対策案策定
④対策実施
⑤対策実施結果フォロー
⑥再発防止対策策定

「④対策実施」

前回、「対策案策定」まで来てました。
ようやく目処が立って良かった・・・なんて安易に安心してませんか?
ここで気を抜くと、全てが水の泡。
むしろここからが大事です。

対策を決める際には、おそらく関係部門のキーマンが揃っているはずです。
なぜなら、初回から書いていますが、トラブル対応は総合力がものをいうので、事象が重大であればある程、それなりのメンバーでなければ務まりません。
そのため、必然的にモノに精通している人が集まることになるのです。

ところがいざ実践となると、各ステップで実際に担当するのはキーマンとは限りません。
時には事情が解らず指示されたからやるという人も出てきます。

そうすると、いつもより多くの監視ポイントを対策案で検討していたとしても、実際には監視されず対策が進んでいく可能性もあります。

監視ポイントは結果を評価するのに使うために監視するのですから、これを怠ると正確な判断ができなくなります。

だから、対策案策定→あとはよろしく、ではうまくいかないことが多いのです。

元々、トラブルが起きているわけですから、通常のやり方と同じやり方で上手くいかないこともあるし、判断基準が通常と異なることもあるのです。

予想もしない事態になることもある。

このような緊急事態に対応できるのは、対策案を作った人達です。

したがって、対策が実施されている時、できるだけ状況を事細かにフォローする必要があります。

対策が複数の部門をまたぐ場合などは、取りまとめる人が各部門の状況をこまめに確認し、関係部門へ逐一状況を報告するなど、進捗状況の共有をきっちりしましょう。


【まとめ】
着実な対策の実行と異常発生時の軌道修正のために、対策案策定メンバー間での進捗状況の共有を怠らない


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